Difference between revisions of "Source Filmmaker/ja"

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'''Source Filmmaker'''(ソースフィルムメーカー、略して'''SFM''')は、[[Source Engine/ja|ソースエンジン]]内部で機能するビデオキャプチャーおよび編集アプリケーションで、ソースエンジンを動作させて作っているビデオの大部分を作成するのに用いられています。これは、ユーザーが多くの参加者の幻覚を作成できるだけでなく、モーションブラー、ティンダル効果、ダイナミックライティング、被写界深度などの映画撮影の技術やエフェクトを幅広くサポートしています。(モーションブラーは、視点が高速移動しているときにゲーム自体に追加されるものだけでなく、物体ごとにつけられます。物体ごとのモーションブラーは''[[Team Fortress 2 Beta/ja|チームフォートレス2ベータ]]''のリプレイシステムにもあります。)
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'''Source Filmmaker''' (ソースフィルムメーカー、省略して'''SFM''')は、[[Source Engine/ja|ソースエンジン]]で動く動画作成ツールです。ソースエンジン中で動作するビデオキャプチャおよび編集アプリケーションで、ソースエンジンゲームの動画の大部分を作成するのに用いられています。これは、ユーザー自身で何度も同じシーンを録画することができ、多くの参加者の幻覚を作成できるだけでなく、モーションブラー、ティンダル効果、ダイナミックライティング、被写界深度などの、さまざまな映画的効果や技術を幅広くサポートしています。モーションブラーはゲーム自体にもありますが、視点が高速で移動しているときにのみ適用され、フィルムメーカーのようにオブジェクトごとではありません。オブジェクトごとのモーションブラーは ''[[Team Fortress 2 Beta/ja|Team Fortress 2 ベータ]]''のリプレイシステムにもあります。
  
このツールをValveは公式には開放していないものの、''チームフォートレス2ベータ''のリリースによってリークしてしまいました。''チームフォートレス2ベータ''のプログラムファイルの内部から発見された後、コミュニティは(おおかた)安定して動作するバージョンを作成することに成功しました。これ以来、多くのファンによる動画はこのツールで作成されています。
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このツールは、''Team Fortress 2 ベータ''リリース時にリークされたものです。''Team Fortress 2 ベータ''のプログラムファイルの内部から発見された後、コミュニティが(ほぼ)安定して動作するバージョンを作成することに成功しました。それ以来、このツールで多くのファンビデオが作成されています。Valve は[[Meet the Pyro/ja|Meet the Pyro]] リリース後の2012年6月27日に、クローズドベータ版を正式リリースしました。7月11日にはソースフィルムメーカーのベータ版が公開されました。ソースフィルムメーカーツールは、シーンの中の自分自身を何度も録画できるだけでなく、ポーズトゥポーズアニメーションやポスター、イメージシーケンスの作成も可能です。また、タイムラインの下にはオーディオエディターがあり、音楽や Team Fortress 2 ゲーム内キャラクターのセリフなどのオーディオファイルをプロジェクトに追加することができ、これらはソースフィルムメーカーツールにデフォルトで組み込まれています。モデル、サウンド、マップなどのいろいろなカスタムコンテンツは、ソースフィルムメーカーのコミュニティワークショップで探すことができます。
  
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== 機能 ==
 
== 機能 ==
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SFMは次のような機能を備えています。
 
SFMは次のような機能を備えています。
  
 
* 場面を記録する。
 
* 場面を記録する。
:* 無圧縮のAVIファイル
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** 無圧縮の{{code|AVI}}ファイル
:* TGAファイル
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** {{code|TGA}}ファイル
::* ユーザーの定めた場面のフレーム
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*** ユーザーの定めた場面のフレーム
::* スクリーンショットのような単一フレーム
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*** スクリーンショットのような単一フレーム
:* 音のWAVファイル
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** {{code|WAV}}サウンドファイル
:* (これらは全て同時に行うことができる。)
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** (これらは全て同時に行うことができる。)
 
* 行動を記録し、巻き戻してまた別の行動を記録する。
 
* 行動を記録し、巻き戻してまた別の行動を記録する。
* [[Steam/ja|Steam]]に直接動画を発表する。(このオプションはゲーム中に実行できますが、選択されてもなにも起こりません。)
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* [[Steam/ja|Steam]] に直接動画を公開する。
:* このオプションはおそらくValveによって使用されていますが、現在のところ非公式バージョンのために機能しません。
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* [[w:ja:YouTube|YouTube]] に動画を公開する。
 
* カメラの配置と動きの制御。
 
* カメラの配置と動きの制御。
 
* 物体ごとにモーションブラーと被写界深度を設定する。
 
* 物体ごとにモーションブラーと被写界深度を設定する。
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* ボーンの配置やキャラクターの表情の変更。
 
* ボーンの配置やキャラクターの表情の変更。
  
== 他のゲームのレコーディング ==
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== 一般公開 ==
''チームフォートレス2''以外のソースエンジンゲームのファイルをインポートしてソースフィルムメーカーを使用することはできますが、プログラムの複雑な性質により多くの問題を起こす場合があります。
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ソースフィルムメーカーの一般公開は、2012年6月27日、 [[Pyromania/ja|Pyromania]] アップデートDay3の一部として正式に発表されました<ref>[http://www.teamfortress.com/pyromania/ Pyromania リリースページ]</ref>。同日に、アンケート調査に回答した一部のユーザーがアクセスできるクローズドベータが開始されました。最初のリリースでは、数年前に流出したソースフィルムメーカーのバージョンと比較してUIが更新されており、また [[Meet the Heavy/ja|Meet the Heavy]] のアセットも編集できるようになっていました。7月11日にはオープンベータが開始され、[[Meet the Engineer/ja|Meet the Engineer]] のアセットが追加されました。
  
== 公開リリース ==
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== 公式 Valve 制作物 ==
ソースフィルムメーカーは、一般利用されるように設計されていない社内制作ツールであるため、このアプリケーションの一般公開の可能性は不明です。Valveは、一般利用のためのアプリーケションをリリースすることに興味を示しておらず、またリークバージョンの一般利用を公には承認していません。
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Valve は、ゲームの予告編やショートムービー制作にソースフィルムメーカーを使用しており、最も主要なのは ''[[Meet the Team/ja|Meet the Team]]'' ムービーや、''Left for Dead'' および ''Left for Dead 2'' のオープニングムービーです。これは主にフィルムがゲームの能力外の要素、たとえば新しい顔の表情やシネマティックアニメーションなどを含む場合に使用されます。Valveは''Team Fortress 2'' ムービー以外にも、''Left 4 Dead''、''Left for Dead 2''、''Day of Defeat: Source''、''Half-Life 2'' などのゲームが Macintosh(Mac)でリリースされる際の告知にもソースフィルムメーカーを使用しています。
  
== 公式Valve制作物 ==
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Valveは、ゲームの予告編やショートムービーの制作にソースフィルムメーカーを使用しており、最も著しいのは''[[Meet the Team/ja|Meet the Team]]''のビデオや、''Left for Dead''および''Left for Dead 2''のものです。これは主にフィルムがゲームの能力外の要素、たとえば新しい顔の表情やシネマティックアニメーションなどを含む場合に使用されます。''チームフォートレス2''のビデオ以外にValveは、''Left 4 Dead''や''Left for Dead 2''、''Day of Defeat: Source''、''Half-Life 2''などのゲームがマッキントッシュでもリリースされるのを告知するのにソースフィルムメーカーを使用しています。
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== ギャラリー ==
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sfm old.png|Original Team Fortress 2 ベータのフィルムメーカーインターフェース
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Sfm new menu.png|[[Meet the Pyro/ja|Meet the Pyro]] 後のフィルムメーカーインターフェース
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== 参照 ==
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== 外部リンク ==
 
== 外部リンク ==
* [http://sourcefilmmaker.wikia.com/wiki/Source_Filmmaker_Wiki Source Filmmaker Wiki] - 非公式のソースフィルムメーカーのWiki。
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* [http://sourcefilmmaker.com/ Source Filmmaker] - ソースフィルムメーカーの公式サイト。
* [http://sourcefilmmakermachinima.blogspot.com/ Source Filmmaker Machinima] - 開発とチュートリアルをアーカイブした専用サイト。
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* [http://developer.valvesoftware.com/wiki/Source_Filmmaker] - ソースフィルムメーカーの Valve 開発者コミュニティ
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* *[http://sourcefilmmakermachinima.blogspot.com/ Source Filmmaker Machinima] - 開発とチュートリアルをアーカイブした専用サイト。
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* [http://sourcefilmmaker.com/post.php?id=8375 Source Filmmaker is LIVE!] - 公式ブログの、Source Filmmaker オープンベータ版が開始したという記事。
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<small>備考 アスタリスク(*)の付いたリンクは'''古い'''ものであり、変更または削除される可能性があります。</small>
  
 
[[Category:Valve/ja]]
 
[[Category:Valve/ja]]
 
[[Category:Videos/ja]]
 
[[Category:Videos/ja]]

Latest revision as of 00:06, 4 July 2023

ソースフィルムメーカー

Source Filmmaker (ソースフィルムメーカー、省略してSFM)は、ソースエンジンで動く動画作成ツールです。ソースエンジン中で動作するビデオキャプチャおよび編集アプリケーションで、ソースエンジンゲームの動画の大部分を作成するのに用いられています。これは、ユーザー自身で何度も同じシーンを録画することができ、多くの参加者の幻覚を作成できるだけでなく、モーションブラー、ティンダル効果、ダイナミックライティング、被写界深度などの、さまざまな映画的効果や技術を幅広くサポートしています。モーションブラーはゲーム自体にもありますが、視点が高速で移動しているときにのみ適用され、フィルムメーカーのようにオブジェクトごとではありません。オブジェクトごとのモーションブラーは Team Fortress 2 ベータのリプレイシステムにもあります。

このツールは、Team Fortress 2 ベータリリース時にリークされたものです。Team Fortress 2 ベータのプログラムファイルの内部から発見された後、コミュニティが(ほぼ)安定して動作するバージョンを作成することに成功しました。それ以来、このツールで多くのファンビデオが作成されています。Valve はMeet the Pyro リリース後の2012年6月27日に、クローズドベータ版を正式リリースしました。7月11日にはソースフィルムメーカーのベータ版が公開されました。ソースフィルムメーカーツールは、シーンの中の自分自身を何度も録画できるだけでなく、ポーズトゥポーズアニメーションやポスター、イメージシーケンスの作成も可能です。また、タイムラインの下にはオーディオエディターがあり、音楽や Team Fortress 2 ゲーム内キャラクターのセリフなどのオーディオファイルをプロジェクトに追加することができ、これらはソースフィルムメーカーツールにデフォルトで組み込まれています。モデル、サウンド、マップなどのいろいろなカスタムコンテンツは、ソースフィルムメーカーのコミュニティワークショップで探すことができます。


機能

ポスターの一例。

SFMは次のような機能を備えています。

  • 場面を記録する。
    • 無圧縮のAVIファイル
    • TGAファイル
      • ユーザーの定めた場面のフレーム
      • スクリーンショットのような単一フレーム
    • WAVサウンドファイル
    • (これらは全て同時に行うことができる。)
  • 行動を記録し、巻き戻してまた別の行動を記録する。
  • Steam に直接動画を公開する。
  • YouTube に動画を公開する。
  • カメラの配置と動きの制御。
  • 物体ごとにモーションブラーと被写界深度を設定する。
  • 振り付けシーンをインポートする。
  • ボーンの配置やキャラクターの表情の変更。

一般公開

ソースフィルムメーカーの一般公開は、2012年6月27日、 Pyromania アップデートDay3の一部として正式に発表されました[1]。同日に、アンケート調査に回答した一部のユーザーがアクセスできるクローズドベータが開始されました。最初のリリースでは、数年前に流出したソースフィルムメーカーのバージョンと比較してUIが更新されており、また Meet the Heavy のアセットも編集できるようになっていました。7月11日にはオープンベータが開始され、Meet the Engineer のアセットが追加されました。

公式 Valve 制作物

Valve は、ゲームの予告編やショートムービー制作にソースフィルムメーカーを使用しており、最も主要なのは Meet the Team ムービーや、Left for Dead および Left for Dead 2 のオープニングムービーです。これは主にフィルムがゲームの能力外の要素、たとえば新しい顔の表情やシネマティックアニメーションなどを含む場合に使用されます。ValveはTeam Fortress 2 ムービー以外にも、Left 4 DeadLeft for Dead 2Day of Defeat: SourceHalf-Life 2 などのゲームが Macintosh(Mac)でリリースされる際の告知にもソースフィルムメーカーを使用しています。

ギャラリー

参照

外部リンク

  • Source Filmmaker - ソースフィルムメーカーの公式サイト。
  • [1] - ソースフィルムメーカーの Valve 開発者コミュニティ
  • *Source Filmmaker Machinima - 開発とチュートリアルをアーカイブした専用サイト。
  • Source Filmmaker is LIVE! - 公式ブログの、Source Filmmaker オープンベータ版が開始したという記事。

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