セリフ
セリフの発言はボイスコマンドと似ており、レスポンスをする条件に従ってキャラが様々なセリフを喋ります。それぞれ、プレイヤーが対応キーを押して罵倒行為を始めたとき、特定の条件を満たした行動をプレイヤーが取ったリアクション用のセリフを喋るとき、機密書類奪い取ったとき、死なずに相手をを連続キルしたとき、敵エンジニアの装置を破壊したとき、決闘に参加したとき、特定の武器で相手を倒したとき等いろいろ存在します。また、これらの条件と合致したときにしか喋らないレアなセリフのファイルも存在します。レスポンスをする条件は全クラス共通のものもあれば、特定のクラスだけのものもあります。
Administratorの場合、一定の法則において必ずアナウンスのセリフを喋っています。(例えば、敗北時には「You've failed![任務失敗!]」などといったアナウンスをします)
各クラスのセリフ
セリフのスクリプト
ファイルへのアクセス
TF2.gcfのゲームコンテントファイル内には反応セリフ(レスポンス)をコントロールするスクリプトファイルが入っており、GCFScapeというソフトでご覧になることが出来ます。該当するゲームファイルは Steam\steamapps フォルダに入っている"team fortress 2 content.gcf"というファイルで、そのソフトからファイルをオープンし、ゲームファイル(以下「gcf」)内の root\tf\scripts\talker というフォルダにレスポンス・ルールのファイルが存在しています。
ファイルのコンテンツ
メインのスクリプトファイルは response_rules.txt で、スクリプト用の言語によってレスポンスをする内容の説明が書かれており、基準に基づいて定義されています。それに加えて、クラスごとにスクリプトファイルがそれぞれ一つずつ用意されていて、固有能力に関するリアクションやボイスコマンドのルールが記述されています。そして、tf.txt のファイルには各クラスの罵倒行為に関するルールが記述されており、先程のファイルと同様、固有能力に関するリアクションのルールも少しだけ含まれています。(例: ヘビーがミニガン回転中に見せる豪快な反応のケースのルール等)
シーン
ゲーム中のシーンにおいて使われるスクリプトのアクションによって、台詞ごとにキャラ表情の変化が定義されています。そのため、シーンによってそれぞれ専用のvcdファイルが用意されています。gcf内の root\tf\scenes\player\<class> フォルダに入っています。
サウンド
それらのレスポンス・ルールに基づいてキャラは実際にセリフのサウンドを発声します。特定の発声イベントを実行するときには、例えば"Demoman.AutoCappedControlPoint03"といった音声ファイルをシーン(vcd)・ファイルがアクセスします。この発声イベントはgcf内の root\tf\scripts\game_sounds_vo.txt にて定義され、gcfファイル内に入ってる実際のwav音声ファイルにアクセスされます(先程の例の場合だと"demoman_autocappedcontrolpoint03.wav")。これらのwav音声ファイルはgcf内の root\tf\sound\vo と root\tf\sound\vo\taunts 中にはいってます。
基本的にvcdファイルの名前自体が、キャラがセリフをレスポンスをする条件を書いたスクリプトと、その時に喋るセリフの音声wavファイルの名前に対応しています。
関連項目
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