透明化
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— みんなに忍び寄るスパイ
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透明または透明化とはスパイの能力で、透明ウォッチ、Cloak and Dagger、Dead Ringer、Enthusiast's Timepiece、Quäckenbirdtによって発動できます。透明化するとスパイは短時間(効果時間は発動に使用したアイテムによって異なる)見えなくなり、敵の防衛線を気付かれずに突破したり、攻撃を受けた時に素早く逃走することができます。透明化中のスパイは攻撃が不可能になります。
目次
基本性能
透明化中は攻撃が不可能になりますが、Disguise Kitは使用できます。透明化中の変装はチームカラーの煙のパーティクルエフェクトが発生しないため、スムーズな変装の変更が可能です。注意点として、完全に透明化していなければ変装時の煙は発生してしまいます。透明化中のスパイは敵チームからは完全に見えなくなります。一方、スパイの味方チームからは半透明のチームカラーに見ることができます。これにより、そのエリアが味方スパイによって調査済みであるかどうかや、彼がどこに向かうのかを把握することができます。
スパイにダメージを与えたりぶつかったりすると、そのスパイの所属チームのシルエットが浮かび上がり、全チームのプレイヤーがそれを見ることができます。デッドリンガーのダメージ軽減効果中でも、ダメージを受けたりぶつかったりした際にシルエットが浮かび上がるのは防げません。透明化のスパイは自動で発するセリフ(撃たれた際の悲鳴など)といった多くの音を立てないようにすることができますが、足音までは消せません。ただしボイスコマンドは任意で使用することはでき、特定のセリフはいずれにせよ発してしまいます。装飾品アイテムなどから発生する特殊なパーティクルエフェクトも見えなくなります。スパイが外見に作用を引き起こす武器の攻撃を受ける、例えばジャラテやMad Milkをかけられる、出血させられる、火だるまにされるなどすると、通常通りそのエフェクトが適用されるため、透明化していてもバレてしまいます。同様に、水中に潜ると透明化中でも水滴がまとわり付き、高所から落下すると出血エフェクトと共に足をくじくサウンドが再生されます。
透明化解除時には、変装の有無に関わらず特徴的なサウンドが周囲に聞こえ、完全に解除する前に一時的にチームカラーのシルエットが浮かび上がります。 そのため、敵にサウンドを聞かれたり見られたりしないように、透明化を解除する場所とタイミングに注意しましょう。また、透明化を解除しようとすると、完全に解除されるまでは武器の使用、変装の変更、再透明化が不可能になります。
透明化デバイスの透明化時間のメーターは武器モデルに表示されているため、HUDを有効にしていないと表示されません。
透明化中は例え敵の背後に立ったとしてもナイフを振り上げません。
スパイはバックスタブを行おうとした後0.5秒間は透明化することができません。しかし、Sapperおよびメイン武器の使用後はすぐさま透明化することが可能です。
デッドリンガーによる透明化は即座に発動されますが、その他の透明化デバイスではおおよそ1秒必要です。透明化の解除には全ての透明化デバイスでおおよそ2秒必要です。
透明化の戦術
透明化の性質と戦術はスパイが戦場に持ち込んだ透明化デバイスによって変化します。加えて、敵チームが自身の身を守る手段もその透明化デバイスによって変化します。そのため、敵の対策に対抗するため、スパイは全ての透明化デバイスの性質を把握する必要があります。
透明ウォッチ
スパイのデフォルト武器の透明ウォッチ、および同じ性能のプロモーション武器であるEnthusiast's TimepieceとQuäckenbirdtによる透明化は最大9秒間透明化でき、その間敵の防衛線やセントリーガンをすり抜けたり、完全に透明化している間に敵の攻撃から逃げたりすることができます。弾薬箱や落ちている武器といった弾薬を拾うと透明化時間のメーターをチャージすることができます。そのため、マップの地理や弾薬の置いてある場所を把握することは長時間透明化するためには大変重要です。ディスペンサーはスパイが透明化中でも、またどちらのチームであっても透明化時間のメーターを回復することができます。しかしながら敵のディスペンサーを使用するには正しく変装している必要があることと、ディスペンサーにメタルを取りに来たエンジニアや、回復しに来た敵チームメンバーとぶつかって発見されるおそれがあることに注意してください。
透明化解除時には「シュー」という静かな音がすぐ近くのプレイヤー全員に聞こえます。そのため熟練のスパイは人気のないところで、なるべくなら適切な変装をした状態で解除を行い、解除時の音を聞いた敵チームが周囲の捜索を行うのを防ぎます。
透明化中のスパイは変装相手のクラスの種類に関わらず、通常の移動速度になります。
透明化に対する直接的な対抗手段はパイロです。透明化中に炎に包まれたスパイは火達磨になるだけでなく、所属チームのカラーのシルエットが浮かび上がります。そのため透明化中のスパイは敵パイロとの接触を避けるべきです。もしぶつかってしまったら、パイロはすぐさまスパイチェックを始めるでしょうから、無傷で逃げ切ることは難しくなるでしょう。
Enthusiast's Timepiece:透明ウォッチと同質の性能を持つ
Quäckenbirdt:透明ウォッチと同質の性能を持つ
クロークアンドダガー
クロークアンドダガーは透明ウォッチの置き換えになるものです。これによる透明化はスパイが走り続けると最大6.2秒間続きますが、弾薬を拾うことでは再チャージができません。再チャージはスパイが立ち止まるか解除すると回復されていきます。
再チャージの性質上、クロークアンドダガーを装備したスパイは立ち止まることが多くなります。それゆえマップ内の様々なオブジェクト、例えば荷箱や曲がり角などは戦術的な場所となり、ここでしゃがんで隠れ、敵の動きをチャットやVCなどで味方に伝えるということも可能です。さらに、これらのエリアは近くを通ろうとする足の遅い敵を背後から刺したり、装置にサッピングする際の地点としても有効です。迅速な暗殺に成功した後、この有利な場所に戻ることで、次にやってくる油断している犠牲者を待ち伏せることができます。これは通行料の多いエリアを遮断することができ、敵のそのルートの使用を慎重にさせることができます。その代わりに敵はスパイをあぶり出すためにパイロを送りこむでしょうから、そうなったら別の場所へ迅速へ移動しましょう。
透明化のメーターが0になっても、時計を下ろして透明化が解除されることはありません。代わりに敵にぶつかったり攻撃を受けた時のような、チームカラーのシルエットが浮かび上がります。
しゃがみ歩きをすればメーターが尽きるまでの時間を遅らせることができます。これは移動速度は遅くなる代わりに、より長距離を透明化したまま移動できることになります。しゃがみ歩き時の透明化は最大10秒続くため、移動速度が3割に落ち込んでしまうことと引き換えにそうすべきか判断しましょう。まとめると、しゃがみ歩きは全体の透明化しての移動距離を3.33倍にできるため、移動経路に立ち止まって再チャージする場所がない場合に有効です。
デッドリンガー
デッドリンガーの透明化は特殊です。この時計は構えて蓋を開くだけでは透明化できません。代わりに、敵の攻撃や環境ダメージなどによりスパイがダメージを受けると、偽の死体を生み出し、キルログにも偽のログを流した上で、6.5秒間透明化することができます。最初の6.5秒間の透明化中は受けるダメージが全て10%になり(バックスタブやヘッドショットによる死を回避できる可能性がある)、敵の攻撃を受けたりぶつかったりしてもシルエットが浮かび上がりません。
偽装に使われる死体は変装相手に依存します。そのため、味方になりすまして死体を作り出せば、敵の縄張りを警戒されることなく侵入できるでしょう。しかしながら注意点として、生み出されたラグドールの死体はどこか変わっているため熟練のプレイヤーには気づかれやすく、デッドリンガー持ちのスパイが居ることをチームに知らせるでしょう。その上、攻撃力の小さい武器(例えばピストルの一撃など)でも死んだふりをするため、疑われることがあります。そのため撃ち合いになったならば、ある程度ダメージを受けるまでは取り出さないでおくことで、死んだふりをよりそれっぽく信じこませるようにすべきです。ただしこのテクニックは熟練のスナイパー相手や粘着爆弾の罠、クリティカルの攻撃にはやめておきましょう。
デッドリンガーを装備したスパイは、通常の透明ウォッチと比べると回復量は少ないものの、弾薬を拾ったりディスペンサーを使うことで透明化ゲージを回復できます。最初の6.5秒間の透明化後はデッドリンガーは通常の透明化デバイスと同じように動作し、敵にぶつかればシルエットが浮かび上がり、敵からのダメージも軽減しません。デッドリンガーを使用してマップを駆け抜けるのは、究極的には通常の透明ウォッチを使用する場合と同じくらい危険ですが、デッドリンガーは透明化が6.5秒しか続かないこと、透明化し続けるにはより頻繁に弾薬を必要とすることに注意してください。しかしレベル3のディスペンサーであれば、デッドリンガーのゲージは数秒以内に回復し、すぐさま再透明化が可能なため、エンジニアの巣のすぐ近くに留まることができます。
デッドリンガーの主な短所は透明化解除時に再生される特徴的な大きなサウンドです。そのため透明化を解除するときはどこかに隠れるか、敵から距離を取ることが必要になります。デッドリンガーの音を聞かれてしまったら、敵は付近一帯のスパイの捜索を始めるでしょう。弾薬を補給しなければ再チャージに時間がかかるため、生き残りたい場合は敵から離れて解除することを優先しましょう。
デッドリンガーは攻撃を受けてもシルエットが浮かび上がりませんが、炎には包まれます。しかしダメージ軽減効果により、水などの消火手段を探して死を免れることができます。注意深いパイロは着火後もスパイを追いかけ、逃走を困難にするでしょう。パイロが水辺の外をうろついている場合は、パイロが離れるまで透明化が続く限り、水中に隠れることを考えましょう。水中からパイロを撃つのも有効です。なぜならパイロの火炎放射器は水中では使えないためです。他にはパイロを味方のセントリーガンの射程範囲や味方がいるところまで誘導してやるのも有効でしょう。スパイが死んだふりをする前にジャラテやマッドミルクをかけられていた場合は、透明化してもそのエフェクトが残ったままになります。
最初のデッドリンガーの透明化時間は味方を飛来する投射物から守ったり、敵をブロックするのに有効です。更に90%のダメージ軽減効果により、進軍してくる敵のユーバーチャージ二人組を妨害したり、攻撃を受けることで重要な味方に矛先が向くのを防ぐことも可能です。
通常の透明化デバイスとしてスパイ活動を行うのみならず、デッドリンガーは敵に疑心暗鬼を引き起こすツールとしても使用できます。バレバレの死んだふりをすることで敵をスパイチェックに時間を割かせ、メディックにバックスタブを防ごうとユーバーチャージを早めに使わせることができるかもしれません。これによりスパイの指揮下で目標に進軍する機会を与えたり、敵のユーバーチャージが終わるまで待機することができます。
関連実績
パイロ
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デモマン
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ヘビー
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エンジニア
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スナイパー
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スパイ
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アップデート履歴
- 透明化中のスパイがリボルバーをリロードできなくなった。
- プレイヤーが自動的に透明化が解除されるときの透明化メーターが尽きる時に暴れだすのを修正した。
- スパイを一人称視点で観戦中に、透明ウォッチのゲージが正しく描画されない問題を修正した。
- F透明化中・変装済み・変装中のスパイが実績を解除すると全員にそれが伝わる問題を修正した。
- 不明瞭な描画設定を削除し、透明化したスパイを真っ黒に描画しなくした。
2008年4月29日 パッチ (Gold Rush アップデート)
- 透明化中および変装中のスパイにテレポーターのエフェクトがつかないようになった。
- 弾薬や武器を拾うか補給ロッカーに触れることで透明化ゲージを回復することがかのうになった。
- 変装中または透明化中のスパイに正しいオーバーヒールのエフェクトが描画されない問題を修正した。
- 透明化したスパイがディスペンサーのそばに立ち回復を受けているとビームのパーティクルエフェクトが描画される問題を修正した。
- 透明化したスパイは機密情報を拾えなくなった。
- 透明化解除時に武器変更を行うことで自動的に再透明化ができてしまう問題を修正した。
- 透明化中のスパイがバックスタブ可能な位置に立ってもナイフを振り上げなくなった。
- 完全に透明化したスパイがプレイヤーから見えてしまう問題を修正した
- スパイが罵倒と透明化を同時に開始できてしまう問題を修正した。
- Texas Half-Pants と Something Special For Someone Special にスパイの透明化のエフェクトが正しく適用されない問題を修正した。
トリビア
- 透明化は1850年より以前のいつかにオーストラリア人によって開発されました。[1]
- 2013年10月29日 パッチにより、どんなクラスでも透明化の呪文を使えば8秒間透明になることができます。しかしスパイの通常の透明化とはことなり、攻撃はできますが、カートを押したりポイントを奪取することはできません。