Difference between revisions of "Voting/ja"

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Voting YYN.png
またもやアメリカの勝利だ!
— 民主主義が機能することを祝うソルジャー

投票2011年4月14日 パッチで実施された Hatless アップデートで追加された機能です。これはプレイヤーがサーバーで様々なことに対して投票を呼びかけ、多数決でそれを行うことができる機能です。例えばマップを変更したり、特定のプレイヤーを追放したり、チームを再編成したりといったことが可能です。投票はメインメニューのチェックボックスをクリックすることで始めることができます。そして投票の種類を選び、サーバー上の全てのプレイヤーに投票を呼び掛けます。

投票システムは当初 Team Fortress 2 Beta2011年3月9日 パッチ (Beta)で導入されました。後のシステムの調整を含む2回のアップデートで、4月14日の Team Fortress 2 での実装の前に先にベータに実装されました。この機能が追加される以前は、マップの変更やプレイヤーの追放およびバンは、コンソールコマンドあるいはサーバーMODを用いるしかありませんでした。

投票システムはサーバーコマンドの設定でsv_allow_votes0 にすることで無効化できます。特定の投票コマンドのみを無効化も、対応する特定のサーバーコマンドで設定可能です。

投票の種類

呼びかけが可能な投票には5種類あります:

  • Kick: 選択したプレイヤーを追放して一時的にバンすることで、サーバーに入れなくします。バンの時間は sv_vote_kick_ban_duration に依存します。
  • RestartGame: 現在のラウンドをリスタートします。投票が可決されると全プレイヤーにその通知が表示され、ラウンドのリスタートが開始されます。リスタート開始前に得点したスコアもリセットされます。
  • ChangeLevel: 現在のマップを特定のマップに変更します。
  • NextLevel: 次に予定されているマップを特定のマップに変更します。ChangeLevel と異なり、現在のマップは変更されません。
  • ScrambleTeams: チームをランダムに再編成します。これは即時行われるのではなく、ラウンドが終了するまで行われません。投票が可決されると、実施前に全プレイヤーにその通知が表示されます。

クライアントコマンド

F1
現在呼びかけられている投票あるいはマップに "Yes" の賛成票を投じます。クライアントコマンドは "vote option1" です。
F2
現在呼びかけられている投票あるいはマップに "No" の反対票を投じます。クライアントコマンドは "vote option2" です。
F3
ChangeLevel の投票でマップを選択します。クライアントコマンドは "vote option3" です。
F4
ChangeLevel の投票でマップを選択します。クライアントコマンドは "vote option4" です。
F5
ChangeLevel の投票でマップを選択、あるいは NextLevel の投票で現在のマップの延長に投票します。クライアントコマンドは "vote option5" です。
"callvote"
投票呼びかけのダイアログを開きます。デフォルトではキーは割り当てられていません。

サーバーコマンド

サーバー側の変数設定で投票エンジンを様々に設定が可能です。コマンドは以下の通りです。:

sv_allow_votes
投票システムそのものを完全に有効化/無効化します。初期設定では 1 (有効) です。
sv_vote_allow_spectators
観戦者に投票権を与えるか否かです。初期設定では 0 (無効) です。
sv_vote_failure_timer
呼び掛けた投票が否決された後、再度呼びかけられるようになるまでの時間(秒)を設定します。初期設定では 300 (5分) です。
sv_vote_issue_kick_allowed
Kick投票を呼びかけ可能にするか否かです。初期設定では 0 (無効) です。
sv_vote_kick_ban_duration
キックされたプレイヤーのバンの時間の長さ(分)を設定します。初期設定は 20 (20分) です。0 でバン機能を無効化し、キックのみにします。
sv_vote_issue_nextlevel_allowed
次のマップを投票で決定することができるようにするか否かです。初期設定では 1 (有効) です。ラウンド中に投票が呼びかけられた場合、ラウンド終了後にマップが変更されます。マップの時間制限の到達ではありません。これを無効化すると自動マップ終了投票も無効化します。
sv_vote_issue_nextlevel_allowextend
次のマップの投票に「現在のマップを延長」のオプションを追加します。初期設定では 1 (有効) です。
sv_vote_issue_nextlevel_choicesmode
プレイヤーに選択肢として最もプレイ時間の短いマップのリストを提示します。初期設定では 1 (有効) です。
sv_vote_issue_nextlevel_prevent_change
既に投票可決後に、再度他のプレイヤーが次のマップの投票を行えないようにします。初期設定では 1 (有効) です。
sv_vote_issue_changelevel_allowed
マップ変更投票を呼びかけ可能にするか否かです。初期設定では 0 (無効) です。
sv_vote_issue_restart_game_allowed
リスタート投票を呼びかけ可能にするか否かです。初期設定では 1 (有効) です。
sv_vote_issue_scramble_teams_allowed
チームの再編成の投票を呼びかけ可能にするか否かです。初期設定では 1 (有効) です。
sv_vote_ui_hide_disabled_issues
投票呼びかけ不可能なものもリストに表示させるか否かです。初期設定では 1 (有効) です。

MVMの投票

sv_vote_issue_kick_allowed_mvm
キック投票を呼びかけ可能にするか否かです。初期設定では 1 (有効) です。
sv_vote_issue_changelevel_allowed_mvm
マップ変更投票を呼びかけ可能にするか否かです。初期設定では 0 (無効) です。
sv_vote_issue_kick_min_connect_time_mvm
キックされたプレイヤーが再び同じチームに戻って来れるまでの時間を設定します。
初期設定では 1 (有効) です。
sv_vote_failure_timer_mvm
呼び掛けた投票が否決された後、再度呼びかけられるようになるまでの時間(秒)を設定します。初期設定では 120 (2分) です。
sv_vote_issue_mvm_challenge_allowed
MvM の難易度の変更を投票で呼びかけられるようにします。
初期設定では 1 (有効) です。

サウンド

投票システムでは経過と結果を分かりやすく伝えるために様々なサウンドが再生されます。これらは全て The Art of War の曲からサンプリングされています。

ギャラリー

アップデート履歴

2011年4月14日 パッチ (Hatless アップデート)
  • 投票システムが実装された。
    • 投票システム管理のための Server convars が実装された。

2011年5月25日 パッチ

  • 投票システムが原因のサーバーのクラッシュ問題を修正した。

2011年6月8日 パッチ

  • 投票システムが更新された。
    • 既に投票可決後に、再度他のプレイヤーが次のマップの投票を行えないようにする機能が追加された(sv_vote_issue_nextlevel_prevent_change)。
    • チームの再編成の投票が経過ラウンド数をリセットするのを修正した。
      • mp_scrambleteams のパラメータを 2 に設定できるようにした。これにより可決で経過ラウンド数をリセットするように設定が可能。
    • トレーニング中あるいは itemtest を使用中、サーバーが自動で投票を作成するのを修正した。

2011年6月27日 パッチ

  • Fサーバー変更後、クライアントに正しくない投票オプションが表示されるのを修正した。

2011年6月28日 パッチ

  • "Call Vote" の項目が オプション→キーボード設定に追加された。これにより、投票呼びかけ開始を任意のキーに割り当てられるようになった。

2012年3月1日 パッチ

  • トレーニングマップでサーバー投票が可能だったのを修正した。

2012年4月18日 パッチ

  • 再投票のエクスプロイトを防ぐため、投票を呼び掛けた人の SteamID を追跡可能になった。
  • キック投票が可決される前にサーバーから抜けることでバンされるのを回避可能な問題を修正した。

2012年6月27日 パッチ

  • 専用サーバーによって作られた投票が、否決後の再投票までの待機時間を引き起こさなくなった。

2012年10月9日 パッチ

  • Mann vs. Machine でチームに割り当てられる前のプレイヤーをキックできるようになった。
  • sv_vote_issue_kick_spectators_mvm (初期設定では 0)が追加された。これは有効時にキックされたプレイヤーが再び同じチームに戻って来れるまでに指定の時間を必要とするようにします。

2013年5月13日 パッチ

  • [非公開] 投票画面でプレイヤーを選択時にアバター画像も表示されるようになった。

2014年2月11日 パッチ

  • キック投票の対象プレイヤーがサーバーからバンされない問題を修正した。