ストーリーライン
「 | 私が誰であるか、あなたには関係ありません。
— 裏で糸を引くエリザベス
|
」 |
Team Fortress 2 にはストーリーモードやシングルプレイヤーのキャンペーンモードは存在しませんが、ゲームのストーリーラインや背景は幾つかのコミックやMeet the Teamビデオ、そしてメジャーアップデートなどによって徐々に明らかとなっています。
2009年10月のHalloween アップデート(それと2010年10月のHalloween アップデート)、 2009年12月のWAR! アップデート、2010年7月のEngineer アップデートはそれぞれ様々な方法でTeam Fortressの公式設定を供給しました。Team Fortress 2コミックページの考察と同様にこれらのページの隠しリンクはタイムラインの様々な日付を提供します。
目次
1850年代
マン・ファミリー
Team Fortress 2'のバックストーリーは1850年、イギリス人資産家のゼフェニア・マンから始まります。マンはマン・カンパニー(Mann Co.)の前身として知られるマン&サンズ・ミューニションズ・コンサーンズ(Mann & Sons Munitions Concerns)のオーナーであり創立者でした。彼は軍需産業拡大のため二人の息子、ブルタークとレドモンドと共にアメリカへと進出しましたが、アメリカに到着した時グラベルピット(Gravel Pit)とダストボウル(Dustbowl)の土地が使いものにならないことを知りました。その上いくつもの病気にかかり死んでしまいました。そしてゼフェニアの遺言状によってTeam Fortress 2の物語は動き始め、彼の息子達は分け与えられた土地を巡る争いに生涯を捧げることとなります。
始まり
ブルタークは土地を奪うために、ビリー・ザ・キッド(初代スカウト), ストーンウォール・ジャクソン(初代ソルジャー), エイブラハム・リンカーン(初代パイロ), アルフレッド・ノーベル(初代デモマン), ジョン・ヘンリー(初代ヘビー), ニコラ・テスラ(初代エンジニア), ジークムント・フロイト(初代メディック), デヴィー・クロケット(初代スナイパー), フー・マンチュー(初代スパイ)からなる傭兵チームを構成しました。
REDチームとBLUチームはそれぞれがマン兄弟の為に相手チームの壊滅と土地の奪取を試み、そして長期の膠着状態へと入りました。
1890年代
危険人物
40年後、ブルタークとレドモンドは今なお勝利なき戦争を継続していました。老衰によって死期が近づくブルタークはエンジニアのラディガン・コナー(Radigan Conagher)を呼び寄せ、“俺を怪物にしろ”と機械による延命を要求。ラディガンはそれを受け入れました。しかしその後エリザベスの子孫(恐らく娘)がラディガンに接触し、レドモンドにも延命装置を与えるよう依頼。ラディガンはこれも受け入れました。
彼女は報酬として100ポンドのオーストラリウム(オーストラリアでのみ見つかる強力な力を持った元素。この力によって無知で野蛮な国家がテレポーテーション及びクローキング技術を開発する程の科学的進歩を遂げた)を支払い、ラディガンはそれにより素晴らしい知能を手に入れました。その後、彼はブルタークとレドモンド(そして3人目の未知の人物)のための延命装置を開発しました。
1968年代
現代戦争
1968年の夏、Reliable Excavation & Demolition(RED)とBuilders League United(BLU)はレドモンドとブルタークによる終わりのない戦争を継続するため9人の傭兵 - スカウト、ソルジャー、パイロ、デモマン、ヘビー・ウェポンズ・ガイ、エンジニア、メディック、スナイパー、スパイ - を募集しました。エリザベスの子孫、ヘレン(Helen)は9人の傭兵の監視役を努めます。バルナバ・ヘイルの子孫、サクストン・ヘイルは武器・帽子ビジネスで有名なマン・カンパニーのオーナーを務めます。同社はアドミニストレーター(Administrator)が陰で糸を引く企業、TF インダストリーズ(TF Industries)の子会社として機能しています。
最近の情勢
REDのデモマンとBLUのソルジャーが爆発物コンベンションで出会った時、最初のメジャーイベントが起こりました。彼らが友人となってしまった事に激怒したアドミニストレーターはサクストン・ヘイルの支援の下、お互いを殺させようと彼らを騙し、血生臭い戦争の口火を切りました。
ブルターク・マンが自身の延命装置の故障に気づいた時、次なるメジャーイベントが発生します。ブルタークは延命装置を修理させるためBLUのエンジニア(ラディガン・コナーの孫)と接触します。
その後、サクストン・ヘイルはインターネット(1960年代には存在しなかった)を発見し、プレイヤーが武器やアイテムを購入するためのオンラインMann Co. ストアをオープンしました。
幾つかの謎
パイロの正体
ゲームの発売以来、パイロの正体は多くの議論の対象となりました。パイロはいずれMeet the Teamビデオで紹介される2つのクラスのうちの1つで、彼または彼女の人物像や経歴は殆ど知られていません。
マップ上で見られるパイロのロッカーに花柄のハンドバッグが置かれていることから、パイロは女性であるとの説が有名です。またその説を裏付ける証拠としてパイロの女性的な敗北ポーズやDirector's Visionの罵倒、Madame Dixieおよび他クラスからの女性に対する言葉を含む制圧用のセリフが挙げられています。
しかしながら多くの考察はエイブラハム・リンカーンがまだ生きており、1850年代の初代チームからパイロの役割を務め続けているとの考えを中心に展開されています。Engineer アップデートから3つの証拠が挙げられています。
- エイブラハム・リンカーンは1950年代の初代パイロでした。
- ラディガン・コナーの作業台に置かれた概略図には、あごひげをたくわえシルクハットを被った人物がトラップドア通じて落下し、砂漠へとテレポートされる奇妙な機械が描かれています。また近くには“LIN...”の文字やリンカーンが描かれた1セント銅貨も確認できます。これらはリンカーンがジョン“タワー・オブ・ハット”ブース(John "Tower of Hats" Booth)による暗殺から逃れた方法を描いている可能性を示唆します。
- ラディガン・コナーは未知の人物のために三台目の延命装置を製造しました。幾つかの証拠として装置の製造日が4月14日(リンカーンが暗殺された日)であることが挙げられていますが、レドモンドとブルタークの装置を製造した年、少なくとも1894年までコナーは三台目の延命装置を製造することができなかったと思われます。リンカーンが生存している可能性を示す説明は以上です。
更にアドミニストレーターの秘書として傭兵を監視するミス・ポーリング(Ms. Pauling)がパイロであるとの説も提示されています。その根拠としてポーリングは文学趣味に加えて傭兵のみが知り得る専門知識を持っており、リボルバーの扱い方も知ってことなどが挙げられています。
未知の遺言受取人
ゼフェニア・マンは遺言状の中で未知の人物に重要なタスクを託しました。具体的にはこう書かれています。
最後に、(判読不明)には私の全ての(判読不明) |
(判読不明) |
(判読不明) |
を残すとともに、最大限の秘密保持を誓わせるものとする。 |
この人物の正体はまだ明かされていませんが、恐らくマン・ファミリーの肖像写真から見切れている人物だと思われます。
三台目の延命装置
延命装置は1894年7月17日にブルターク用、1894年8月3日にレドモンド用が製造されましたが、ラディガン・コナーは未明年4月14日に三台目の延命装置を製造しています。製造日は同日に死亡した初代パイロことエイブラハム・リンカーン(上記参照)が所有者であることを示唆しています。
またラディガンに最初の延命装置製造を依頼したエリザベスの子孫が現在アドミニストレーターを務めるエリザベス自身であり、その時に自分用の延命装置製造も依頼していたのではないかと理論付けられています。
他には未知の遺言受取人が三台目の延命装置を受け取ったとの説が出ています。
詳細な年表
凡例 |
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重要な出来事 |
日付 | 出来事 | ソース |
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18世紀 | ||
1788年 - 12月18日 | オーストラリア航海中のオールド・ニック(Old Nick)は南極を征服するために船の向きを変えた。 | リンク |
19世紀 | ||
1808年 | デモマンのスクランピーが製造された。 | リンク |
1814年 - 6月 | Gentle Manne's MonthlyにてGentle Manne of Leisureとその友人を主役にした時事漫画“An Editorial Cartoon of Some Insighte,”が公開。 | リンク |
1850年 | ゼフェニア・マンが残した遺言が実行された。 | リンク |
1850年 | オーストラリアが世界の最先進国となる。 | リンク, リンク |
1857年 | エイブラハム・リンカーンがロケットジャンプに代わる“階段”を発明。 | リンク |
1862年 - 8月5日 | オーストラリアの科学者は “結局のところ金は無い”と “緊張した面持ちで世界を納得させた。” 金探鉱者はカナダに目を向けます。 | リンク, リンク |
1865年 | エイブラハム・リンカーンが二回目の就任演説を行い、“私は事実を覆い隠さず率直に言う。私はアリーナモードを愛している。” と述べた。 | リンク |
1865年 - 4月20日 | 陸軍省がエイブラハム・リンカーンを暗殺したジョン“タワー・オブ・ハット”ブースの手配書を発行。 | リンク |
1869年 | シャイニーズ・ブリオン(Shiny's Bullion)が設立。 | リンク |
1880年 | エミリー(Emily)がオーストラリウムの収集を開始。 | リンク |
1890年 | ブルターク・マンがラディガン・コナーに延命装置の作成を命令。 | リンク |
1890年 | エミリーがレドモンド・マンの延命装置も作成するようコナーに依頼。 | リンク |
1890年 | ビッグス(Biggs)が鋼棒の製造を開始。 | リンク |
1894年 - 4月14日 | ラディガン・コナーが未知の人物のための延命装置を完成させる。 | リンク |
1894年 - 7月17日 | ラディガン・コナーがブルターク・マンのための延命装置を完成させる。 | リンク |
1894年 - 8月3日 | ディガン・コナーがレドモンド・マンのための延命装置を完成させる。 | リンク |
1895年 - 1月15日 | オーストラリアにて“丘が発見!”、“不可解な新しい地理学上の塊はオーストラリアの科学者を混乱させます。" | リンク |
1895年 - 3月6日 | “仲間よ、戦争だ!” 2ヵ月後、オーストラリアの王は“奴らが死んだ後、このいわゆる丘を研究する時間ができるだろう”と述べると共に丘に宣戦布告。 | リンク |
1895年 - 4月5日 | “王が丘を打ち倒す!” それはこう報告されている。 “臆病者の小山は戦うこと無く降伏した。” | リンク |
20世紀 | ||
1900年 - 1月23日 | “マン・カンパニーが'Ro-Bot'を発明” 世紀の変わり目にマン・カンパニーが “オーストラリアの巨大武器産業” である事が明らかにされる。記事ではマン・カンパニーの職員が “これらの機械人形は単に暴力のためだけに使用されるだろう” と述べ、 “Ro - Bot” に対する人々の不安を和らげようと試みた。その他、世論調査によってオーストラリアで最も人気がある少女の名前は “ロビン” であることがで明らかとなった。 | リンク |
1900年 | オーストラリアはこの時点で宇宙を植民地化しようとしていたが、失敗したと思われる。 | リンク |
1901年 | ニューウェル・アンド・サンズ(Newell and Sons)から、爆発性の“リアルタイム”ゲームプレイが楽しめる“ターン不要”のボードゲーム、Teams and Fortresses 2がデビュー。 | リンク |
1921年 | フランクリン・D・ルーズベルト(Franklin D. Roosevelt)がロケットジャンプで両脚を失う。その結果、彼は現在あるような階段を完成させる。 | リンク |
1923年 | Red Shed beers are distilled in Tougaloo. | リンク |
1937年 | レッドストーン(Redstone)が設立。 | リンク |
1941年 - 9月 | ヘビーの父親が反革命によって殺害され、ヘビーとその家族は北シベリア矯正労働収容所に送られる。 | リンク |
1941年 - 12月 | 北シベリア矯正労働収容所が全焼し全ての警備員が拷問を受けて死亡。ヘビーとその家族を含む全ての囚人が脱走する。 | リンク |
1949年 | ポーランドでナチを殺しまくっていたソルジャーは戦争が4年以上も前に終わっていた事を知る。 | リンク |
1961年 | Saxton Hale’s Thrilling Talesがニューススタンドに初登場。 | リンク |
1962年 | Saxton Hale's Jungle Brawlがアメリカ合衆国でデビュー。 | リンク |
1963 | 高齢者には4つのアイテムだけが生産されています。帽子、肉、棺、そしてSaxton Hale's Mildly Thrilling Talesです。 | リンク |
1964年 - 3月 | 最初で最後の巻となるSaxton Hale's Mail Stormが発行。 | リンク |
1965年 | エンジニアがTFインダストリーズ(TF Industries)との契約の下、セントリーガンなどの機械兵器を開発。 | リンク |
1968年 | Boy's Adventure with Saxton Haleが青少年に悪影響を与えると、上院小委員会から非難を受ける。 | リンク |
1968年 - 6月 | Team Fortress 2の主設定。 | リンク |