オーストラリウム
「 | 今や、人類の全てのイノベーションは1人の酒浸りのオーストラリア人が生み出すようになった。その源がこれよ。
— Administratorの先祖
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」 |
オーストラリウムの存在がストーリー上で初めて明らかになったのはTeam Fortress 2 公式コミック 『Loose Canon』です。この金属物質は様々な状態や形状に適合して変化することが可能ため、極めて用途が広く価値のあるものとされています。
歴史
オーストラリウムの名前はそれが発見された土地、オーストラリアに由来します。
オーストラリウムの発見によって、オーストラリアの科学技術は飛躍的に発展しました。その中には透明化装置やテレポーテーション装置、「口髭学の全て」などがあります
オーストラリウムは金を保管するときと同様に、固形の棒状で取引されます。オーストラリウムと金は、色や光の反射率など見た目がほとんど同じであるため、オーストラリウムの延べ棒にはオーストラリアを象徴する生き物、カンガルーとボクシングをしている人影のロゴが印字されています。カンガルーがボクシングする図案は、オーストラリアで次の正当な国王を決めるやり方だと言われています。
オーストラリア人はオーストラリウムを門外不出のものとしています。それは主にこの物質の価値と需要を高いままにするためですが、世界との技術競争で抜きん出た状態を維持することにも繋がっています。
ブルターク・マンとレドモンド・マン兄弟が彼らの父親が残した土地を「全て」手に入れようとして、相手よりも長く生き長らえるための「生命延長装置」をデル・カーネガーの祖父、ラディガン・カーネガーに製作させた際にも報酬としてオーストラリウムが支払われました。ラディガンはオーストラリウムの様々な用途を発見したと思われます。後にブルタークが生命延長装置の修理をデルに依頼したとき、デルは送られてきた設計図の中から祖父が残した詳細な資料を発見しました。
かつてアメリカ合衆国もオーストラリウムを所持していたことが明らかになっています。それらは宇宙飛行猿のプーピー・ジョーを宇宙に飛ばすために使われましたが、この試みは悲劇的な失敗に終わり、オーストラリウムは全て失われてしまいました。この事故の結果、発射計画に設備を提供していたサクストン・ヘイルがアメリカ上院議会での事故究明に証人喚問されました。分かっている限り、アメリカ合衆国のオーストラリウムは未だ失われたままです。
6部構成のコミックの第1章"Ring of Fired" では、実際にはサクストン・ヘイルがこのオーストラリウムを盗んでいたことがほのめかされており、20万ポンドのオーストラリウムが "Mann Co. Monkeynautics(宇宙航行猿学)" と書かれた部屋に存在しています。Mann Co. の実権を奪ったグレイ・マンはオーストラリウムの保管庫を開けますが、中身は空でした。残されたタバコの吸い殻から、彼はオーストラリウム消失をAdministratorの仕業だと推理しました。
スペシャル・デリバリー
スペシャル・デリバリー(旗取り)モードでは、オーストラリウム入りのブリーフケースとして登場します。
中立色のブリーフケースは拾われるとチームカラーに変化します。これは衣類でパンパンになっており、ネクタイが飛び出ています。外側にはラジオトランスミッターと、オーストラリウムの延べ棒が入った透明な容器が取り付けられています。ブリーフケースを持って移動すると、プレイヤーの後ろでランダムな衣類が金色に光りながら舞うエフェクトが付与されます。
武器のクオリティ
元々、オーストラリウムは2種類のレア武器(ゴールデンレンチおよびSaxxy)に使用されていました。これらの武器で倒されたプレイヤーは、体が金色の像になってしまいます。Two Cities アップデートにおいて様々な武器のオーストラリウム版が追加されましたが、これらには先の2つの武器と違って、ラグドールを黄金像に変える効果はありません。
未使用のコンテンツ
- ゲームファイル内に
models\props_mining\ingot001.mdl
という名前でオーストラリウムの延べ棒のモデルが存在します。
トリビア
- AustraliumはZachtronics Industries社のゲーム SpaceChem においてボーナスレベルに登場します。
- Australiumの電子配置は金と同じですが、原子核にカンガルーがいます。