Team Fortress 2(チームフォートレス2)
Team Fortress 2 | |
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インフォメーション | |
発売日: |
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開発: | |
販売: | |
配信: | |
ゲームエンジン: | |
ジャンル: |
ファーストパーソン・ |
ゲームモード: |
マルチプレイヤー |
デザイナー: |
John Cook, Robin Walker |
レーティング: |
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プラットフォーム: |
Microsoft Windows, |
メディア: |
ダウンロード, DVD, |
必須要件: |
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Team Fortress 2(チームフォートレス2)とは、Valveソフトウェア社が開発したチーム戦主体のマルチプレイヤー・ファーストパーソン・シューティングゲームで、The Orange Box(オレンジボックス)に収録されたゲームのひとつとして発売されました。一番最初となる2007/10/10にウィンドウズ版、Xbox360版、プレイステーション3版(日本未発売)の発売につづき、2008/04/09にはこのゲームがオレンジボックスから独立し単品でも発売されるようになりました。そして、2010/06/10にはMac OS X版がリリースされ、2011/06/23にてPC版とOS X版のTeam Fortress 2は基本無料(Free to Play、フリー・トゥー・プレイ)モデルのゲームになり、ゲーム内ストアによるアイテム課金制も始まりました。また、数カ月後のクローズドβ期間を経てLinux版Team Fortress 2も2013/02/14に満を持してリリースされました。
このゲームは当初、1998年にQuake MODのTeam Fortressの続編として発表されましたが、この時は数点のコンセプトやデザインしか明らかにされませんでした。1999年にはオリジナルのTeam Fortress Classicのアートスタイルを完全に切り捨て、リアル風かつミリタリー風なスタイルへと移行したゲームプレイ映像が公開されました。しかし、実際にゲーム化するまでには一度デザインしたものを生まれ変わらせるために9年の年月を費やし、ゲームエンジンも別のものが使われるようになりました。Team Fortress 2の最終的なアートスタイルは、元祖Team FortressやTeam Fortress Classicを踏襲したものとなり、さらにDean Cornwell、J. C. Leyendecker、Norman Rockwelのアートが元になったカトゥーン風なビジュアルスタイルも取り入れられました。Team Fortress 2は有名なCG映画に準じたデザインでもあり、特にMr.インクレディブルなどを生み出したピクサー・アニメーション・スタジオの最新映画を意識している部分もあります。
開発に費やした6年の間はメディアに一切情報が出ることがなかったので、しまいには「ベーパーウェア(構想や開発段階から進展せず完成が不明確、あるいは開発中止になったソフト)」と呼ばれる羽目となり、ゲーム業界のニュースの間でもWired Newsが取り上げた年間ベーパーウェアリストにも取り扱われる始末となってしまいました。しかし、いざ蓋を開けてみればゲーム評論家たちから高い評価を得られ、数々の賞も受賞することとなったのでした。
目次
ゲームプレイ
前作と同様、Team Fortress 2も二つのチームがそれぞれミッションのために雌雄を決するゲームです。それぞれ二つのチームは「破壊」あるいは「建設」を行うための二つの企業に派遣された人材というバックストーリーも存在し、REDはReliable Excavation Demolition(確実な発掘と解体)、BLUはBuilders League United(建設者同盟連合)の頭文字を意味しています。プレイヤーはどちらかのチームで、それぞれ長所、短所、能力、役割が異なる9つあるクラスの中から1つ選択することとなります。ちなみに、クラスそれぞれの能力は前作のTeam Fortressから多少変化した部分もありますが、基本的な要素はほとんど同じです。