要所
"要所" とは、狭い空間や通路、または他に代替ルートが無いために大勢のプレイヤーが通らざるを得ない道などを指す、戦術用語だ。概して、広い空間の前の地点が要所となる。例えば、開けた空間に出るための狭い通路や廊下が典型的な要所と言えよう。このようなエリアでは待ち伏せや奇襲、爆発物のスパム攻撃による制圧などが起こりやすいため、戦略を立てる上で重要な要素である。
Team Fortress 2においては多くのマップで、クラスとチームのバランスを取るために、狭いエリアと広いエリアが設置されており、その間が要所となりがちだ。一般的な要所としては、ペイロードマップにおける線路のカーブやUターン地点、コントロールポイントマップのCPの間などが挙げられるだろう。また、Dustbowlのような攻撃・防御マップにも、多くの細い通路が存在する。
クラス毎の利点
パイロは要所の外で待ち伏せし、敵が出てきたところを火炎放射器で攻撃すると、大きくダメージを与えられる。
ヘビーは角や障害物の死角から、ミニガンをスピンさせながら出口前に飛び出すことで、敵を驚かせることが可能だ。
スパイは敵がこのエリアを通り過ぎるのを待ってから、追いかけていってバックスタブすれば確実に排除できる。狭い通路を通るときは、向こうから来た敵と鉢合わせにならないように気をつけよう。
スナイパーは狭いエリアでは力を発揮しづらいが、敵が狭いエリアに並んでいるような場合は別だ。Machinaはそんな状況にうってつけの武器で、よく狙って撃てば複数人を同時に倒せる可能性もある。また、ジャラテも複数の敵の防御力を下げることが出来る。
ソルジャーはロケットでスパム攻撃すれば、よく狙わなくとも爆風に巻き込んでダメージを与えられるだろう。きちんと狙えば、ジャグリングするのも簡単だ。また、狭いエリアではバフ・バナーやBattalion's Backup、Concherorといった武器がより効果的になる。Cow Mangler 5000とBeggar's Bazookaも使いやすい。前者はチャージショットでミニクリッツと燃焼効果があり、後者は3発の連射で多大なダメージを与えられる。
メディックにとって良いことはあまり無いが、注射銃が当てやすくなり、ダメージが大きくなるだろう。また、Kritzkriegを使っているときは、要所での待ち伏せが特に効果的だ。
スカウトにとって利点は多くない。しかし、Shortstopでスパムしたり、Mad Milkで味方の回復に貢献したり出来る。
デモマンにとっては良いことずくめだ。グレネードランチャーを直撃させやすくなるし、またスパム攻撃によって粘着爆弾の存在に気づかれにくくなる。デモマンの得意な爆発攻撃も、狭いエリアでこそ活きる。
エンジニアのセントリーガンはエリア掌握のために欠かせないが、一般的に要所は一本道であるため、出番はあまり多くない。ディスペンサーは敵にスパムするための弾薬とヘルスを補給し、テレポーターで味方を素早く要所へと移動させよう。
要所の例
2Fort 正面入口
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Gold Rush ステージA、トンネル
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Gold Rush ステージB、第2チェックポイント前
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Gold Rush ステージC