この記事ではアップデートで登場したアイテム、新要素などについて記載しています。アップデートの詳細については
2009年10月29日 パッチをご覧ください。
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この先には幽霊がいる!それに爆発するカボチャもいやがる!ここを生きて帰れた奴には実績と賞品のキャンディーが与えられるだろう!貴様らは神の思し召しによってこいつらにビビらされるだろうが…さもなくば吾輩がションベンちびらせてやる! — ソルジャー
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Haunted Hallowe'en Special (公式には Terrifying Team Fortress Haunted Hallowe'en Special)とは後に例年のイベントとなる初のハロウィーンアップデートです。このアップデートは2009年10月29日の公式ブログの投稿で明らかになり、同日に実施されました。このアップデートでは同時にいくつかの問題の修正と、HarvestとHarvest Eventの2つの新マップの追加が行われました。追加されたこれらのマップは、通常のものとイベント時用のものが含まれた初のマップとなりました。このアップデートではまた、2つのマップへの追加物も発表されました。Harvest Eventでのみ登場するZepheniah Mannの亡霊と、ハロウィーン用マップのみに配置されるPumpkin Bombです。また、ちょっとイヤな感じのハロウィーンマスクとGhastly Gibusの2つの新たな帽子も追加されました。これらは新たに追加されたScarechieementsという実績パックを解除していくことで手に入れることができます。また、Halloween pumpkinも追加されました。これはハロウィーン用マップでプレイヤーの誰かがキルされたときにランダムで落とされるアイテムです。
アップデートの実施後、新たなコンテンツの追加に加えて、3つの隠しページが発見されました。Zepheniah Mannの遺産相続に関する遺書、Mann家の集合写真、Ghastly Gibusのページです。遺書のページはZepheniah Mannの生い立ちと、アメリカのフロンティアに有している土地の相続についてが書かれていました。この遺書ではRedmond MannとBlutarch Mannの間の対立も暗示されており、一世紀以上にわたるREDとBLUの間の対立の原因となっています。遺書ではMann & Sons Munitions Concernの経営権を、Mann Co.の最高経営責任者であるSaxton Haleの祖先にあたるBarnabus Haleに引き継がせることも記されていました。
3つ目の隠しページであるGhastly Gibusのページでは、紳士の従軍記章のように、このページを訪れSteamIDを入力した人10,319人に、先着順で限定品のものが与えられました。しかし紳士の従軍記章とは異なり、帽子を手に入れるチャンス自体はすべてのプレイヤーに与えられました。後の公式ブログへの投稿で、「Ghastly Gibus を装備しているプレイヤーを制圧する」という内容の、 Ghastly Gibus Grab の実績(Scarechievement)を達成した人に対してもこの帽子は与えられました。
追加要素一覧
帽子
マップ
実績
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アタックオーランタン プレイヤーを 5 人、カボチャ爆弾を近くで炸裂させて倒す
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仮装コンテスト 自分と同じクラスに変装したスパイを倒す。
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立ちすくみ キングオブザヒルのハーベストに取り付いたゴーストにおびえているプレイヤーを1人倒す
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その他
アップデート ギャラリー
隠しページ
隠されていたZepheniah Mannの遺産相続に関する遺書の画像
遺書の翻訳
【一枚目】
俺の名はZephaniah Mann。我が魂は死後も、俺をこのような目に合わせた世界に対して全てを焼き尽くして復讐を遂げるまで、俺のこの乾きが癒されるまで、悪霊となって留まることをここに誓う。特にあの大馬鹿な息子どもには相応の報いを受けさせなければ気が済まん。
ああ、俺に息子たちの無能さを認める勇気があれば!あるいは息子たちの無能さを指摘してくれる勇敢な部下がいれば!こんなことにはならなかった。肉親の情で冷酷にはなれなかったのだ。そうだ、俺に「我が社の規模拡大のタメ」だとぬかして俺の財産の殆どを使って、未開拓の広大な土地を買わせるよう言いくるめたのはアイツらだ。
奴らは、何度も何度も俺に囁いた「この見渡す限りの荒れ果てた地がやがて、全ての勇気ある男たちを後押しする兵器工場となるのです」と。俺は肉親の甘さもあって、やがて1つの夢を思い描くようになっていった。ここに世界で最も堂々たる、採掘場を作り上げ、やがてはここで作られた兵器たちが、世界中の戦う男たちの相棒となる様を…
だが、ついに我々がそこへたどり着いたときそこにあったのは「何の役にも立たないただの荒野」だった。俺の馬鹿息子どもは「ただの砂地」を「大陸サイズ」で俺に買わせたのだ。
俺はこの「砂地獄」で何の安らぎも得られないこの吹きさらしの地で死んでいかねばならないのか?俺はそれが恐ろしい。
(英国の)ケンブリッジシャー州からこの未開地に来てからというもの、あらゆる病魔が俺に牙をむいた。発疹チフス、腸チフス、黒水熱、斑点熱、しまいには合併症で生理痛さえこじらす始末だ。船の中では肺結核、肋膜炎、膜性喉頭炎を患い、大陸の西へと向かう旅の間も症状はどんどん重くなっていった。この遺書を残すのにも手が痙攣しちまうもんで、代書人を呼ばねばならなかったよ。この何もない開拓地では遺書を書き残す紙も手に入らないんだが、幸い膿痂疹にかかってからというものボロボロ皮膚が剥がれ落ちるもんだから、この遺書は俺の腕の皮膚に書き残すことにする。まったく笑っちまうぜ。
【二枚目】
臭い、無教養のマヌケなアメリカ人ども、お前たちにはただ呪いだけを残すこととする。
武器だ、無骨な武器こそが俺の呪いを呼び起こす。俺が「安らかには眠らない」この墓場の近くにいる奴を、たとえどんなヤロウの魂でも引きずり込んでやる。俺の死体の上でせいぜい派手な撃ち合いをするがいいさ。お前さんが見たことも無いような格好でお前さんを狩り立ててやるからな。
俺の最も親愛なる使用人、Elizabethには馬鹿息子どもが浪費した俺の財産の残りを全て譲渡しようと思う。俺の口座、公私における所有債権、俺のタバコ農場…
素晴らしい土地を見つけて俺が果たせなかった夢を叶えて欲しい!そこに立派な採掘場を立てて俺に敬意を表わしてくれ!
俺の忠実な側近であり、よい案内人でもあった無骨なオーストラリア人のBarnabas Haleよ。お前には我がMann & Sons Munitions Concernを託そうと思う。お前は俺が病の痛みに苦しめられている中、痛み止めを作るために必要なポピーの花を探してきてくれたな。お前のおかげで痛みを感じずに眠ることができた。
怠け者で、大馬鹿者の息子たち、BlutarchとRedmondよ、お前たちには最大級の呪いを残してやろう…協力関係という呪いだ。
俺がこの開拓地で購入した広大な土地はお前たち双方に均等に配分してやることにした。
お前たちは価値の無い争いに人生を費やしてきた。そこで俺はくだらないネタを残してやることにする。どの土地をどちらが相続するかはお前たちが決めるんだ。
[砂で解読不能]
神よ。私の下へ天使をお遣わしにはならないでください。私はまだ死にたくないのです!!
ちくしょう!貴様ら皆地獄に堕ちろ!!!
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トリビア
- TF2 公式ブログを通じて配布されたGhastly Gibusが配られた人数は、アップデート日時である2009年10月31日(10/31/9)が由来です。
外部リンク
関連項目