クリティカルヒット
「 | クリティカルでねぇと殺せねぇのか!
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— スカウト
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クリティカルヒットまたは「クリッツ」(日本では縮めて「クリ」とも)とは、相手に攻撃をヒットさせたときに特殊な効果音と共に大ダメージを与えられる強力な攻撃のことです。相手の頭上に緑色で「CRITICAL HIT!!!」の文字が浮かび(画像参照)、「バシュン!」という効果音も同時に鳴ります。また近接武器の場合、クリティカルヒットが出るときには通常と違う独特のスイングが見られます(例えば、ボトルだと頭上から勢い良く振り下ろし、相手の頭をゴチンとぶん殴ります)。爆発系の発射物(ロケットランチャーや粘着爆弾など)の場合チームカラーで輝く光の粒に包まれ、弾丸だとチームカラーの弾道を描きます。自爆ダメージはクリティカル攻撃関係なしに一定量のダメージになりますが、クリティカルヒットを受けたときのサウンドだけは発生するようになってます。
クリティカルヒットは通常、基本ダメージの3倍のダメージを与え、通常攻撃のように距離によるダメージ調整やダメージ量のランダム変化もありません。ただし、爆発系の武器では爆心からの距離による爆発ダメージの変化だけ発生します。
クリティカルヒットでプレイヤーを倒した場合、通常の死に方とは異なり断末魔の雄叫びをあげて倒れ(ただし、爆発ダメージの場合は除きます)、キルアイコンにも赤い円状のグラデーションが重なります。
クリティカル効果を重ねがけさせてダメージをアップさせることはできません。例えば、ヘビーがKritzkriegによるユーバーチャージ攻撃でアリーナ・モードのファースト・ブラッドを得ても、クリティカルヒットのダメージに変わりはありません。同様にミニクリティカル効果を重ねがけさせることもできません。例えば、クリティコーラ効果中のスカウトにジャラテをぶちまけても与ダメージは+35%のままです。
詳細設定で「対象の頭上に与ダメージを表示」を有効、あるいはコンソールコマンドでhud_combattext 1に設定しているときは「CRITICAL HIT!!!」の文字のかわりにダメージ値が大きな文字で表示されます。
目次
ランダムクリティカルの確率
基本的に各武器には2%、近接武器には15%の確率でランダムクリティカルが出るようになってます。[1]各プレイヤーが過去20秒以内に与えた合計ダメージに比例して確率が徐々に増していき、その加算率は0ダメージの+0%から800ダメージ以上の+10%までの幅があります。[1]例えば、20秒以内に累計200ダメージを与えた場合、ランダムクリティカルの確率に2.5%プラスされます。(右表も参照)
ランダムクリティカル攻撃の繰り出し方にも武器によって違いがあり、ショットガンやリボルバー、ロケットランチャーなどの単発発射式の武器だとクリティカルの確率は一発一発の発射ごとの確率になります。これを踏まえショットガンの場合は、仮に1ダメージも与えていなかったとして一発発射するときに2%の確率でクリティカルの散弾が飛んでいきます。ミニガンや注射銃、火炎放射器のような連射式の武器は一秒ごとの確率になります。これらの武器でランダムクリティカルが出た場合は、2秒間クリティカルの攻撃が連射され続けます。
特殊なパターン
- 次のアイテムは武器として攻撃できず、いかなる状況でもクリティカル用の効果がありません: 喉ごしガツン! アトミックパンチ、クリティコーラ、Mad Milk、Rocket Jumper、Gunboats、バフ・バナー、Battalion's Backup、Concheror、Mantreads、Ali Baba's Wee Booties、Bootlegger、Sticky Jumper、Chargin' Targe、Sandvich、Dalokohs Bar、フィッシュケーキ、Buffalo Steak Sandvich、Wrangler、メディガン、Kritzkrieg、Quick-Fix、Razorback、Darwin's Danger Shield、ジャラテ、エレクトロ・サッパー、変装キット、透明ウォッチ、Cloak and Dagger、Dead Ringer、Enthusiast's Timepiece、PDA各種
- ジャラテやMad Milkは投げるときたまにクリティカルエフェクトが出ますが、効果に違いはありません。
- Rocket Jumperはランダムやクリティカルブーストでクリティカルロケットが発射されますが、もともとダメージが0なのでクリティカルの3倍ダメージになっても0もままです。
- スパイのデフォルト装備ナイフやYour Eternal Reward、Conniver's Kunaiでは、バックスタブかクリティカルブースト(ボーナスタイム、機密情報の奪取、Kritzkriegなど)がないとクリティカルヒットが出ません。
- バックスタブは相手の残りヘルスx6のダメージを与え即死させます。クリティカルブーストによるナイフ系の武器攻撃はアニメーションこそバックスタブと同じですが120ポイントのダメージしか与えられません。また、バックスタブを決めると2倍のスコアポイント(通常キル・1、バックスタブポイント・+1)がもらえます。クリティカルブースト中でも相手の背後から攻撃した場合、バックスタブとして一撃必殺することは可能です。
- スナイパーライフル、Ambassador、Huntsmanはランダムでクリティカルが出ず、ヘッドショットを決めたときのみクリティカル扱いになり、スナイパーライフルはスコープを覗いて頭に命中させた時、Ambassadorは照準がもとの大きさに戻ってから頭に命中させた時にのみヘッドショットになります。Kritzkriegなどのクリティカルブースト中はどこに当ててもヘッドショットと同等のクリティカルヒットになります。
- Axtinguisherは火だるまの相手に命中させると必ずクリティカルヒットになり、そうでなければダメージが半分になります。たまにクリティカルヒットと同じアニメーションが出ますが、相手が火だるまになっていない限り命中させてもクリティカルのダメージを与えることはできません。通常のクリティカルダメージの半分になります。
- Sun-on-a-Stickは火だるまの相手に命中させると必ずクリティカルヒットになります。
- Backburnerは背後からの攻撃でクリティカルのダメージを与えられます。また、他の武器と同様にランダムクリティカルも出ます。
- Eyelander、Claidheamh Mòr、Horseless Headless Horsemann's Headtaker、Ullapool Caberはランダムクリティカルがありませんが、Kritzkriegのユーバー効果や、Chargin' Targeの遠距離突進攻撃などを併用する事によりクリティカルヒットを出すことができます。Chargin' Targeの突進は他の近接武器を構えている時でもクリティカルヒットを出せます。
- 火だるまの相手にフレアーガンを命中させると、必ずクリティカルヒットになります。
- Frontier Justiceはランダムクリティカルが出ません。エンジニアのセントリーガンで「リベンジクリティカル」ポイントを貯めることができ(キルで+2、キルアシストで+1)、セントリーガンが壊れたときにそのポイントの分だけクリティカル攻撃を撃つことができます。
- Gunslingerは3回連続でヒットさせたときにクリティカルヒットが繰り出され、ランダムでクリティカルは出ません。
- 罵倒による攻撃はクリティカルヒットがありません。バフ・バナー、クリティコーラ、ジャラテ等による効果ではミニクリティカルダメージを与えられます(一撃必殺に変わりはありませんが…)。[1]
- Southern Hospitality、Sydney Sleeperにはランダムクリティカルがありません。
- Bushwackaはバフ・バナーによるミニクリティカルブーストや、ジャラテ等で被ダメージがミニクリティカル化状態になっている敵への攻撃によってミニクリティカルではなく通常クリティカルのダメージを与えられます。
- 出血のダメージにクリティカルはありませんが、ジャラテ等で被ダメージがミニクリティカル化状態になっている敵や味方ソルジャーのバフ・バナーの効果を受けることでミニクリティカルダメージを与えられます。
- セントリーガンの射撃はクリティカルヒットが出ません。ただし、被ダメージがミニクリティカル化状態になっている敵への射撃や持ち主のエンジニアが味方ソルジャーのバフ・バナーーの効果を受けることで、セントリーガンでミニクリティカルダメージを与えられます。
クリティカルブースト
クリティカルブーストとは、プレイヤーの攻撃全てがクリティカルになる出し放題状態のことです。この間は構えている武器がチームカラーで輝き出し、バチバチとした電撃エフェクトに包まれます。ナイフやスナイパーライフル、Southern Hospitality、Eyelanderなどのようなランダムクリティカルヒットが出ない武器でもこれによってクリティカルヒットが出せるようになります。ただし例外としてCow Mangler 5000でこの状態を得ることはできません。
- 勝利時のボーナスタイムの間はすべての攻撃がクリティカルになり、抵抗できない敗北チームの生き残りを一方的に攻撃できます。スナイパーライフルやHuntsmanなどはヘッドショットせずとも同等のクリティカル扱いになります。
- Kritzkriegのユーバーチャージ中は最大8秒間すべての攻撃がクリティカルになります。この場合もスナイパーライフルやHuntsmanなどを体のどこに当ててもクリティカルになります。
- 旗取り(CTF)マップで相手の機密書類を奪取したチームメンバー全員には10秒間のクリティカルブーストが与えられます(サーバーホストがコンソールコマンドにて効果時間を変更したり、この効果自体を無効にすることもできます)。
- ハロウィーンイベント中のHarvestとMann Manorマップでは、相手を倒したとき飴がたくさん入ったカボチャがランダムで出現することがあります。これを拾ったプレイヤーには3~4秒間のクリティカルブーストが与えられます。
- Killing Gloves of Boxingは他の近接武器のようにランダムクリティカルが出る上、この武器で相手を倒すと5秒の間ヘビーがどの武器に切り替えてもクリティカルブースト効果を得られます。
- Phlogistinatorは「Mmmph」ゲージを満タンまで溜めると10秒間この武器だけクリティカルブースト状態になるパワーアップを発動できます。
ファースト・ブラッド
ファースト・ブラッドによるクリティカルブースト効果はアリーナモードにて一番最初に誰かを倒したプレイヤーに与えられます。これも、K.G.B.やKritzkrieg等のクリティカルブーストのように5秒間クリティカル攻撃が撃ち放題になり武器がバチバチエフェクトとともに輝きます。
- 武器を切り替えると電撃エフェクトが見えなくなりますが、クリティカルブーストの時間が終わるまでは効果がなくなる事はありません。
- Dead Ringerを使ったスパイのニセ死体を出させた場合でもファースト・ブラッドボーナスを得られます。
ミニクリティカル
ミニクリティカルとは、基本ダメージの35%を上乗せしてダメージを与えられる(厳密に言えば、基本ダメージの135%与えられることが保証される)攻撃のことです。クリティカルヒットのようにダメージの減衰がありませんが、密着距離だとより大きなダメージを与えられるという違いもあります。与えられるダメージは通常クリティカルに軍配が上がりますが、ミニクリティカルによるキルアイコンにもクリティカルヒットと同様に赤い円のグラデーションが重なります。
現在登場している『ミニクリティカルダメージを与える14の方法』です。
- ジャラテまみれになっている敵を攻撃
- Chargin' Targeの中距離突進による近接武器攻撃
- 味方ソルジャー、あるいは自身のバフ・バナー効果を得ている状態で敵を攻撃する
- 爆風で吹き飛んだ空中の敵にDirect Hitを当てる
- スカウトのクリティコーラ効果が出ている状態で敵を攻撃する
- クリティコーラ効果が出ている状態の敵スカウトを攻撃する
- パイロの圧縮ブラストで粘着爆弾以外の発射物を跳ね返してヒットさせる
- ヘビーのBuffalo Steak Sandvich効果が出ている状態で敵を攻撃する
- Buffalo Steak Sandvich効果が出ている状態の敵ヘビーを攻撃する
- ファンオブウォーでマーキングされた敵を攻撃する
- Soda Popperのhype効果中
- Reserve Shooterを構えて3秒以内に空中にいる敵を攻撃
- Detonatorを燃えている敵に当てる
- Cow Mangler 5000のチャージショット
廃止されたミニクリティカル攻撃:
- 以前、Ambassadorのヘッドショットはミニクリティカル扱いでした。現在は通常のクリティカル扱いです。
- パイロのエアーブラストで跳ね返した粘着爆弾はミニクリティカルダメージを与えられました。現在はミニクリティカルダメージとして与えられません。
- Direct Hitはどんな方法であろうとも、とにかく空中にいる相手に(ジャンプ中でも)当てればミニクリティカル扱いでした。現在は爆風によって空中に打ち上げられた相手にしかミニクリティカルダメージを与えられません。
- フレアーガンはもともと、中距離以内の燃えてる敵にヒットさせるとミニクリティカルダメージを与えられました。現在は、火だるまの敵ならば距離関係なしにクリティカルヒットのダメージを与えられます。
- Sun-on-a-Stickを燃えてる敵にヒットさせるとミニクリティカルダメージを与えられました。現在はクリティカルヒットのダメージを与えられます。
ミニクリティカルブースト
ミニクリティカルブーストとは、与えるダメージが全てミニクリティカルになる状態のことを言います。今のところ、クリティコーラ、バフ・バナー、Buffalo Steak Sandvich、Soda Popperによって発動することができます。このミニクリティカルブーストの効果中は構えている武器が淡い黄色(REDチームの場合)か、淡いエメラルドグリーン色(BLUチームの場合)に輝き、足元に同じ色の光輪エフェクトが出現します。
すべての攻撃(セントリーガンや延焼ダメージ含む)のミニクリティカルダメージはミニクリティカルブーストを受けている間しか与えることができません。つまり、発射物を撃ったあと命中する前にブーストが切れてしまうとミニクリティカル効果を失ってしまうことになります。逆に言えば、パイロが何人かに火をつけた後すぐにブースト効果を得て、火をつけた相手にまとめてミニクリティカルの延焼ダメージを与えることも可能なのです。セントリーガンのミニクリティカルダメージは作成したエンジニアがミニクリティカルブーストを受けている時のみ発動します。
関連実績
Foundry
Cap Trap コントロールポイントを奪おうとしている敵をクリティカルヒットで倒す。 |
スカウト
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ソルジャー
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パイロ
ホットショット クリティカルヒットのロケットを跳ね返してソルジャーを倒す。 |
デモマン
スコットランド式めった打ち Eyelander のクリティカル攻撃で敵を 5 人倒す。 |
ヘビー
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エンジニア
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メディック
トリアージ チームメイトが致命的な爆発に巻き込まれる直前(1 秒以内)にユーバーチャージを行う |
トリビア
- ゲームコード内では、クリティカルヒットはケミカルダメージとしてプログラムされていました。