Engineer アップデート

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この記事ではアップデートで登場したアイテム、新要素などについて記載しています。アップデートの詳細については2010年7月8日 パッチをご覧ください。
Engineer Update Logo.png
あなたが手にするものはこの2つだと言えるでしょう:完全無欠の手、そして偉大な発明家の祖父。ある日、あなたは手を切り落として付け替える事を意味する死ぬほど素敵なロボットハンドの設計図と出会ったのです。
あ、待ってください3つでしたね。手、祖父、あとノコギリ。
TF2公式ブログより

Engineer アップデートエンジニアに焦点を当てた大型アップデートです。このアップデートは2010年7月5日に発表され、2010年7月8日 パッチで実施されました。

このアップデートは通常の手法とは異なるユニークな発表の方法がとられました。新たなコンテンツはゴールデンレンチが25個作成されるたびに発表されたのです。[1]。合計100個のレンチの完成に伴い、アップデートのリリース前に合計4つの要素の発表が行われました。

背景

ゴールデンレンチ

ゴールデンレンチ

ゴールデンレンチレンチの言わば色違いバージョンです。これはスパナと同じダメージと性能を持ちますが、これで敵をキルすると、その死体は黄金像になります。

ゴールデンレンチはオーストラリウムで出来ているようです。これはアイテム作成でのみ入手可能で、何かしらのアイテムを作った際に大変低い確率で作成されました。クラフトを行ったプレイヤーの中からランダムな100人限定に授与されました。

ゴールデンレンチ自体は2010年7月1日からアイテムサーバーにありましたが、実際のドロップが始まったのは三日後の同年7月4日からです。100個目となる最後のゴールデンレンチは、ドロップ開始から四日後の同年7月8日に発見され、以来入手は不可能となりました。ゴールデンレンチの発見者の一覧はこちらのページにまとまっています。

発表

Engineer アップデートの公式ページは2010年7月5日にTF2公式ブログの『Engineer Update: Day One』の投稿にて発表されました。アップデートの実施は同年7月8日に行われました。

コミュニティ製のマップである Coldfront もこのパッチで追加されましたが、Valveによる公式の発表はありませんでした。

追加要素一覧

武器

Frontier Justice Frontier Justice
Wrangler Wrangler
Southern Hospitality Southern Hospitality
Gunslinger Gunslinger
Golden Wrench ゴールデンレンチ

マップ

マップ名 画像 ゲームモード ファイル名
Coldfront Coldfront5.png コントロールポイント
Controlpoint.png
cp_coldfront
Hightower Hightower.png ペイロードレース
RED Bombcart.pngBLU Bombcart.png
plr_hightower
Thunder Mountain PL Thunder Mountain.png ペイロード
BLU Bombcart.png
pl_thundermountain
Upward Engineer Update Upward.png ペイロード
BLU Bombcart.png
pl_upward

発表前の関連要素

公式に発表されたのは2010年7月5日ですが、事前に多数の関連要素がvalveによって作られていました。

Repair Node (ボツ)

Repair Node

2010年3月2日、ValveはTF2公式ブログに『Dammit dammit dammit dammit!』という記事を投稿し、Repair Node というエンジニアの新装置のアイデアを説明しました。しかしこれはテストプレイを通してボツとなりました。

Repair Node は119th アップデートの動画で再び登場しました。

Repair Node の設計図は Engineer アップデートのサイトで "...R WORK" と書かれたテキストトともに登場し、別角度からの同じ設計図が隠された Radigan のページにもあり、"..LL NEVER W..." とか書かれていました。これらの全文はおそらく "WILL NEVER WORK" あるいは "IT'LL NEVER WORK" と思われます。

119th アップデート

2010年3月5日、119th アップデートの一部として, Valveは27秒のティザー動画を Engineer アップデートに向けて発表しました。ティザー動画は来るエンジニア用アンロック武器の様々なヒントになる要素が隠されていました。

Instant teleport (ボツ)

インタビューにおいて、Robin Walker はまだ名前の無いエンジニア用の装置について議論しているとし、Instant teleportについて言及しました。これはエンジニアが即座にテレポートの出口にテレポートできるようになるものです。

Mac アップデート

Frontier Justiceを構えるエンジニア

2010年6月11日、Valveは Mac アップデートを発表しました。それに伴い公開された動画内にて、エンジニアは当時まだ未公開のFrontier Justiceを手に持っていました。

Robin Walker からのスクリーンショット

2010年6月27日、Battle of Both Worlds イベントの主催への謝意を伝えるため、Valveはゲーム内スクリーンショットをApocalypse Gaming Communityへ送りました。スクリーンショットにはRobin Walkerからの次のメッセージが添えられていました:"We didn't give you a photo of us signing. After some conversation here, we decided that a more fun way to prove that you did get the shirts from us is to give you something about the upcoming Engineer Update that could only have come from us. Please find this something attached."

この画像は後に発表される Upward のものでした。また、この画像に写ったエンジニアは道具箱を肩に担いでおり、後の装置の運搬能力の伏線となっていました。

ゴールデンレンチ

2010年7月1日、Valveはパッチを発表し、エンジニア用の新しい近接武器であるゴールデンレンチの追加を発表しました。

コミック『Loose Canon』

2010年7月2日、新たなコミックである『Loose Canon』が発表されました。これによりEngineer アップデートの開始が推測されました。

トリビア

  • 2010年7月5日、アップデートが公式に発表される少し前、Team Fortress 2 の公式Steamグループに "link" というタイトルの投稿が登場し、公式 Engineer アップデートのページにランダムでリンクされていました。
  • Engineer アップデートの期間中、"Smelt Reclaimed Metal" と "Smelt Refined Metal" の設計図が無効になっていました。これは合成・融解を繰り返してゴールデン・レンチを手に入れようとするのを防ぐためです。
  • アップデートページのバナーはアップデートの進捗状況を表示していました。
    • ゲージは作成されたゴールデンレンチの本数を表し、電球はそれがキリのいい数字に達するたびに点灯していきました。そして実施日にはすべての電球が点灯しました。
  • Engineer アップデートの第一日目、Team Fortress 2 のストーリーに関連する何枚もの黄ばんだ写真が見られました。巨大なオーストラリウムの塊、何枚かの新聞紙、1850年代の傭兵たち、古いTFCのレンチを試すRadigan Conagher、TFCの傭兵たちの集合写真、1850年代のセントリーガンとペイロードのカート、オーストラリアのボクシング・カンガルーが描かれたダーツボード、エイブラハム・リンカーンが死ななかった場合の救う方法、Mann's Land の地図、バツが書かれた Repair Node の画像、シルクハットが描かれた何枚もの画像、TFCのエンジニアと初めてゴーグルを付ける幼いエンジニア、WAR! アップデートの時のものと同じ写真、などです。
  • Mann vs. Machine のスカウトボットのスケッチがアップデート開始前のページに見られました。この画像の元ネタはレオナルド・ダ・ヴィンチの『ウィトルウィウス的人体図』です。

アップデートギャラリー

隠しページ

参照

外部リンク

隠しリンク