スカウトの基本戦術
「 | もう走れなくなっちまうぞ! バーカ!
聴く (英語)
— スカウト
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」 |
スカウトはこのゲームで最も速くて機動力の高いクラスだ。打たれ弱いものの、そのスピードとダブルジャンプの能力によって素早く裏道を抜け、全く予測出来ない完璧な奇襲を仕掛ける事が出来る。スカウトはコントロールポイントを奪取したりペイロードカートを押したりするときは2人分として扱われるため、素早く目標達成するのにうってつけのクラスでもある。戦闘においても、攻撃力の高さと機動性によって1対1なら最強のクラスの1つだ。体力は極めて少ないため、生き残るためには敵の攻撃を完全に避ける必要がある。ダブルジャンプでノックバックや落下ダメージ、爆発などを回避しよう。与ダメージを大きく、被ダメージは少なくするために、戦場の周りを巡回して重要な敵や傷ついた敵を狙い撃ちするのが上手いスカウトだ。相手を鈍足化するナターシャや追尾機能があるセントリーガンはスカウトの天敵だ。
メイン武器(プライマリ武器)
マウスの動きだけで相手を捉えるのではなく、スカウト自身が動くことによって敵を画面の中心に捉え、敵が照準の中心に来た時に発砲するようにしよう。こうすることで効果的に不規則な動きをしやすくなり、敵の攻撃を避けやすくなると同時に敵の動きを読みやすくなるので、攻撃をよりスムーズに、より正確にすることができるぞ。自分にとって操作しやすく、スピードを活かせる間合いを見つけよう。近距離では素早いジャンプで敵の攻撃を躱し、距離が離れたら地面に留まったまま左右に動き続けることで回避しよう。
散弾銃 + リスキン
至近距離でなら、散弾銃で2発きっちり当てればほとんどのクラスを倒せるぞ。散弾銃は弾が拡散するしリロードも遅いので、弾切れのときや相手と距離を置いて戦うときはピストルに持ち替えよう。
Force-A-Nature + リスキン
Force-A-Natureは強烈なダメージを食らわせる事ができるが、頻繁にリロードが必要になるため、ヒット・エンド・ラン戦法に向いている。自分と相手の両方をノックバックさせるが、相手にはダメージ量に比例してより後方に吹き飛ばす事ができる。宙に浮かせた敵は簡単に倒せるし、自分へのノックバックを利用してフォースジャンプすれば、さらに予想もつかない地点への移動が可能になる。ノックバックで空中にいる間は無防備になってしまうので、戦闘中に頻繁にジャンプするなら、Force-A-Natureを撃つまで追加のジャンプはとっておこう。弾薬を有効活用するためには、リロード前に必ず2発撃つようにしよう。バレルに1発残った状態でリロードをしても、その分は捨てられてしまうからだ。
Shortstop
Shortstopは散弾銃とピストルの中間的な性能を持つ。他のメイン武器より与ダメージ量は低いが、弾の拡散が小さくリロード時間が短いため、間合いが遠いときにはこの武器の方が役に立つ。Shortstop装備中はヘルス回復量が増加するので、Mad Milkと一緒に使うのも良い。Shortstopの着用者は被ノックバックが40%増加してしまうので、ダメージ源からは安全な距離を保とう。この武器は弾薬をピストルと共有しているので、弾薬を切らさないためにも別のサブ武器を装備するのがいいだろう。
Soda Popper
Soda PopperはForce-A-Natureと似ているが、ノックバック効果は持たない。Force-A-Natureと同様にヒット・エンド・ラン戦法向きの武器だが、リロードが速いのでより長期戦向きの武器でもある。Soda Popperを構えていると"Hype"メーターを貯めることが出来る。メーターが溜まったら第2攻撃キーを押すことで10秒間 Hype モードになり、空中で5回ジャンプが出来るようになる。裏道を抜けたり、ダメージを回避するのに使えるぞ。 弾薬を有効活用するためには、リロード前に必ず2発撃つようにしよう。バレルに1発残った状態でリロードをしても、その分は捨てられてしまうからだ。
Baby Face's Blaster
Baby Face's Blasterは弾倉に4発しか込められず、初期状態では移動速度が10%低下してしまう。しかし、どの武器でもいいのでダメージを与えることで Boost ゲージが貯まり、満タンになると移動速度が通常よりも大きく向上する。ダブルジャンプすると蓄積した Boost が25%減少してしまうため、ジャンプすべきかどうか慎重に判断しよう。ただ、Boost ゲージが空になっても99ダメージ与えれば満タンになるので、そこまでジャンプを恐れる必要はない。サブ武器には長距離からでも Boost を溜められるものを選択しよう。
Back Scatter
Back Scatterは至近距離で敵の背後から攻撃することでミニクリティカルになるが、弾倉サイズが減少しており、精度も低下している。通常の散弾銃と比較して、Back Scatterは待ちぶせを得意とする反面、中距離では分が悪い。最大限有効活用するためには、敵前線の後ろに回り込もう。精度が低いので、出来る限りターゲットに近づく必要が有るぞ。
サブ武器(セカンダリ武器)
ピストル + リスキン
ピストルはバックアップとして、主に瀕死の敵にトドメを刺したり遠距離で戦ったりするときに使われる。どのメイン武器よりもリロードが速いので、敵に嫌がらせをしたり撤退時のカバーに使ったりも出来るぞ。
喉ごしガツン! アトミックパンチ
喉ごしガツン! アトミックパンチは使用するとどんな攻撃も無効化する、汎用性の高いアイテムだ。主に敵の攻撃を回避して前線を抜けるのに使われる。例えばセントリーガンの前を通り抜けたり、デモマンに粘着トラップを起爆させたり、あるいは難所の防衛にも使われる。戦闘時以外でも、燃焼や出血状態を止めたり、Atomizerによる自爆ダメージを回避したり出来る。効果発動中はほぼ無敵だが、過度な使用は禁物だ。発動中でもノックバックは受けるので、効果が切れるまで捕まってしまうことがある。
クリティコーラ
クリティコーラはリスクと引き換えに様々な用途で見返りを得られる。使用すると与ダメージがミニクリティカルになり移動速度も25%向上するが、あらゆる被ダメージが10%増加してしまう。そのため、このアイテムは待ちぶせの前に使うか、対戦相手が反撃してこれない状況で使おう。ミニクリティカルのダメージは距離減衰しないので、クリティコーラとShortstopを組み合わせて遠くから嫌がらせするのも良い。クリティコーラの速度上昇は他のアイテムの加速効果とは重ならないため、必要のないときには飲まないようにしよう。
Mad Milk + リスキン
Mad Milkはグレネードのように投擲する武器で、犠牲者には一時的に弱体化効果がかかる。スカウト側のチームメイトなら誰でも、これを浴びた対戦相手にダメージを与えれば回復することが出来る。単独戦闘でも大規模な銃撃戦でも、自分とチームメイトを生き残りやすくさせるのに使えるぞ。また、Mad Milkで味方を消火したり敵スパイの透明化を暴いたりすることも可能だ。
Winger
ピストルと同様に、Wingerは敵への嫌がらせや撤退時のカバーに役立つ。ピストルよりも攻撃力が高いので短い交戦には向いているが、マガジンサイズが小さいので長期戦になると与ダメージは低くなる。ジャンプ力が25%向上するので意外な場所に侵入するのが容易になる。Atomizerとも相性が良いぞ。
Pretty Boy's Pocket Pistol
Pretty Boy's Pocket Pistolを装備すると僅かに最大ヘルスが増加し、落下ダメージを受けなくなる。しかし、発射速度はピストルより遅い上に炎ダメージが増加してしまうので、戦闘能力は低下してしまう。つまり、君がスカウトの機動力を活かして孤立した敵を狙い、メイン武器で倒すようなプレイスタイルならPretty Boy's Pocket Pistolは有効だ。
Flying Guillotine
Flying Guillotineは6秒毎に1発投げられ、当たった敵を出血させて継続ダメージを与える、中距離からの嫌がらせを得意とする武器だ。敵がスタンしているときにヒットさせるとクリティカルになるぞ。交戦中に狙いをつけるのは難しいので、Sandmanのボールと組み合わればFlying Guillotineで非凡なダメージを与えられる。1発命中するだけでもピストル数発分、スタン中なら散弾銃数発分と同等の火力を期待できる。
近接武器
バット + リスキン
近距離に入った時は既に相当量のダメージを与えているだろうから、バットを使うのは弾切れのときか、近くにエンジニアがいない装置を破壊するときだけにしておこう。攻撃速度は速いが、与ダメージは散弾銃よりも低い。
Sandman
Sandmanを装備すると最大ヘルスが減少してしまうが、サブ攻撃キーで野球ボールを打って敵をスタンさせられるようになる。スタン時間はボールの飛んだ距離に比例し、最短で1秒、最長で7秒になる。敵をスタンさせれば近づいて倒すことも、安全に逃げることも出来るだろう。大人数の戦闘ではヘビーやクリッツブースト中の敵など、危険な敵をスタンさせて味方を援護しよう。
Holy Mackerel + リスキン
Holy Mackerelの性能はバットと全く同じだが、これで殴る度にキルログにアナウンスが流れる。ヒット時に敵スパイの偽死を誘発させた場合、キルではなく単なるヒットの表示しかされない。これを利用すれば敵がDead Ringerを使っていることを見破ることが出来るぞ。
Candy Cane
Candy Caneを装備しているだけで、どんな形で敵を倒そうとも相手がヘルスパックを落とすようになり、前線で戦う味方を回復させられる。このボーナスを得るのには、Candy Caneを構える必要はない。ただし爆発ダメージ耐性が低下してしまうので、ロケットやグレネードが直撃するとそれだけで死にかねない。Dead Ringerの偽死ではヘルスパックが出現しないので、簡単に透明化を見破ることが出来る。
Boston Basher + リスキン
Boston Basherが敵に当たると、出血状態にして追加ダメージを与えられる。しかし、攻撃を外すと自分がダメージと出血をくらってしまうので、間違いなく当てられるときだけ攻撃しよう。自分にダメージを与えることでメディックのユーバーチャージを早く溜める手助けをしたり、出血によって透明化した敵スパイを追跡したりも出来る。また、自己ダメージによって少しノックバックを受けることを利用して、ヘルスと引き換えにより高いところへ登ることも出来るぞ。
Sun-on-a-Stick
燃えている敵に対しては、Sun-on-a-Stickは散弾銃と同等のDPS(毎秒あたりのダメージ量)を誇る。しかしパイロも近距離を得意とするクラスなので、たいていは手助けしなくても敵を倒してしまうだろう。そのため、このコンボは効果的ではあるが利用できる場面は少ないだろう。
Fan O'War
Fan O'Warはほとんどダメージを与えられないが、相手に死のマークを付ければ、あらゆるダメージをミニクリティカルにさせられる。タイマンでは敵にマーキングしてから別の武器に切り替えて片付けよう。死のマークは一度に1人にしか付けられず、スカウトの体力の低さも相まって集団を相手にするときには効果が薄い。
Atomizer
Atomizerは装備するだけでトリプルジャンプが可能になるので、至近距離ではメイン武器を使うようにすれば短所は問題にならない。トリプルジャンプによって、10ヘルス消費するだけで機動性を高めることが出来るので、重要なターゲットの後ろに回り込んだりロケットを避けたりするのに役立つだろう。AtomizerとForce-A-Natureのフォースジャンプを組み合わせればクアドラプルジャンプも可能だ。 喉ごしガツン! アトミックパンチの効果発動中はトリプルジャンプをしてもダメージを受けないぞ。
Wrap Assassin
Sandmanと同様に、Wrap Assassinは当たった敵を出血状態にさせる投射物を打ち出すことが出来る。有効な使い方としてはトドメに使うのではなく、散弾銃の間合いに入る前に敵を弱らせるのが良いだろう。近距離ではメイン武器を使うようにすれば、この武器の与ダメージの低さは気にならない。
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