ディスペンサー
「 | ここにディスペンサーを建ててくれ!
聴く (英語)
— スカウト
|
」 |
ディスペンサー(正式名称はDispense-O-Matic 9000 Provisions Dispenser)はエンジニアが作成ツールを使って建てることが出来る装置の一つです。これはガソリンスタンドの給油機のような形をしたチームカラーの装置で、その中には様々な供給物が入っており、ブラウン管モニターにゲージが表示されています。
稼働中のディスペンサーはヘルスと弾薬を近くにいる味方に無限に供給します。また、時間経過に伴ってメタルを生成し、近くの味方エンジニアに供給することもできます。ディスペンサーは一度に複数の味方を回復できるため、大勢のチームメイトが炎上させられたり、他に重点的にヒールすべきクラスがいたりするときのメディックの負担が軽くなるでしょう。ディスペンサーを使えば弾薬箱を探して拾うよりも効率的に武器の弾薬を補充できるため、チームメイトはヘルスキットや弾薬箱に頼らなくてもよくなり、結果的にエンジニアが装置の建設やアップグレードのために使えるメタルが多くなります。ただし、ディスペンサー自体は防御手段を持たないため、有効活用するためには建設場所に注意しましょう。チーム全体でしっかりとディスペンサーを守っていれば、そのエリアの守りの要となるでしょう。
目次
[hide]機能
ディスペンサーを正しく使えば、非常に効果的にチームをサポートすることができます。火を付けられたチームメイトは、ディスペンサーの側に立っているだけで消火できますし、ヘルスや弾薬の供給源としての役割もあります。また、エンジニアに対してはメタルをも供給します。さらに、ディスペンサーがあることによってチームメイトがバラバラにならず、一定のエリアにまとまって進軍するようになるという効果をも見込めます。ただし、これはロケットやグレネードなどの爆発ダメージの被害を受けやすくなるという弱点もはらんでいます。プレイヤーがロードアウトを変更したとしても、補給ロッカーのようにディスペンサーで武器を変更することはできません。
ディスペンサーを設置するには100メタルが必要になります。レベル2にアップグレードするには200、レベル3にするのにさらに200メタルかかり、合計で500メタルが必要になります。アップグレードするごとにディスペンサー自体のヘルスが増加し、供給するヘルス、弾薬、メタルの量も増加します。建設中は完了時に150になるようにすこしずつヘルスが増加します。 建設された直後のディスペンサーは25メタルを持っており、その後は5秒毎に40メタルを供給します。 最大400メタルまで保有することができ、正面のゲージで確かめることができます。ディスペンサーを建てる向きはは建設前に手動で変更できます。設計図が表示されているときにサブ攻撃キー(デフォルト:MOUSE2)を押すたびに、反時計回りに90°回転します。破壊されたディスペンサーの破片はレベルにかかわらず50メタルになります(破片が5個残り、それぞれが10メタル、または弾薬50%補充)。破片はチームにかかわらず、全てのプレイヤーが拾ってメタルや弾薬を補充することが可能です。
Mann vs. Machine モードでは、ディスペンサーをアップグレードすることで耐久値や効果範囲を増加させることができます。Upgrade Buildings 水筒を使用すれば一瞬でレベル3にアップグレードできます。
実演動画
レベル
レベル | ヘルス | コスト (メタル) |
回復率 | 透明化中のスパイの透明化デバイスへの影響 | |||||
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ヘルス | 弾薬 | メタル | 透明マント | ||||||
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150 | 100 | 10/秒 | 20%/秒 | 40/5 秒 | 5%/秒 | 透明ウォッチ、Enthusiast's Timepiece、Quäckenbirdt
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180 | 300 | 15/秒 | 30%/秒 | 50/5 秒 | 10%/秒 | 透明ウォッチ、Enthusiast's Timepiece、Quäckenbirdt
Dead Ringer
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216 | 500 | 20/秒 | 40%/秒 | 60/5 秒 | 15%/秒 | 透明ウォッチ、Enthusiast's Timepiece、Quäckenbirdt
Dead Ringer
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関連実績
パイロ
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デモマン
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ヘビー
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エンジニア
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戦術
- ディスペンサーの近くに立つパイロはファイアーウォールの働きをすることができます。ディスペンサーは火炎放射器で火を噴き続けて弾薬を消費するよりも速く弾薬を供給できます。スパイ 対策として大変効果的ですが、これだけを続けているとチームのアタッカーが不足してかえってチームの迷惑になるので注意が必要です。上手いパイロなら、装置に向かって飛んでくるエアーブラストで投射物を吹き飛ばすこともしてくれるでしょう。
- ヘビー も同様な方法でディスペンサーを活用できます。広範囲に弾の雨を浴びせることができ、スパイチェックやコントロールポイントの守備として活躍できます。ただし、ミニガンのダメージは距離減衰してしまうことを覚えておかなければなりません。
- スナイパー は弾薬の補給をしに行かなくても定位置で撃ち続けることができます。敵スパイがディスペンサーにサップすれば、すぐにスパイに気づけるでしょう。
- サドンデスに突入したとき、すぐにディスペンサーを設置することはヘルス・弾薬・メタルの補給のために大変重要なことです。
- ディスペンサーは全ての味方と変装した敵スパイに弾薬を供給します。 スパイとしてはヘルスや時計のゲージ回復のために敵ディスペンサーを残しておくのも手の一つです。
- ディスペンサーの効果は重複するので、複数を近くに並べることでその分補給や回復を早くすることができます。ただし、同時に破壊されるリスクもあるので、 3つ以上を一箇所に並べることは得策ではないでしょう。
- ディスペンサーは物理的に敵の進行をブロックすることができます。近くにセントリーガンがある時の対スカウトやスパイでは周りを回って戦うのも良いです。
- ディスペンサーは壁を越えて弾薬やメタルを補給することがあります。ただし、ヘルスの回復はされません。
- エンジニアはディスペンサーの上に乗って普段届かないところに行くことができます。また、セントリーガンの方がディスペンサーよりもやや高いことを覚えておくと良いでしょう(レベルに関わらず)。
- ディスペンサーは建てるのに最も長い時間が必要です。ディスペンサーを建て始めてから他の装置を作ると良いでしょう。
- ディスペンサーはコンバットミニセントリーと並んで最も作成コストが低いです。そのため、いざという時に建てて壁代わりにすることもあります。
- ユーバーチャージを受けるとセントリーガンだけを狙いがちですが、セントリーガンの再建を遅らせるためにもディスペンサーも残らず壊すように注意しましょう。
アップデート履歴
- プレイヤーがサーバーを抜けたときにディスペンサーが消滅する代わりに爆発するようにした。
- エンジニアがサッパーを仕掛けられた装置を破壊できるようにした。
- メディックまたはディスペンサーにヒールされているプレイヤーがクライアントクラッシュを起こすバグを修正した。
- ディスペンサーの回復速度を修正した。
2008年4月29日 パッチ (Gold Rush Update)
- マップ作成者が装置を置けるようになった(不死身かどうかの設定も有り)。
- ディスペンサーに回復されるとオーバーヒールが正しく減少しないバグを修正した。
- ディスペンサーがレベル3までアップグレードできるようになった。
- アップグレードしたときに既に近くにいた味方の回復速度が上がらないバグを修正した。
- スパイがディスペンサーを設置できるバグを修正した。
- ディスペンサーが原因でごく稀に起きるサーバークラッシュを修正した。
- 複数のプレイヤーを回復しているときにオーバーヒールが正しくされないバグを修正した。
- 装置をnobuild属性のゾーンに建てられたのを修正した。
- [非公開] ディスペンサーではプレイヤーのオーバーヒール状態を維持できなくなった。
- [非公開] ディスペンサーのアップグレードアニメーション中はレンチの効果を受け付けなくなった。
- ディスペンサーのLODがなかったのを修正した。
- レベル2ディスペンサーに取っ手が無かったのを修正した。
2014年6月11日 パッチ その1
- [非公開] Gunslinger装備時のディスペンサーの設置コストが70になった。
2014年6月11日パッチ その2
- Gunslinger装備時のディスペンサーの設置コストが誤っていたのを修正した。
- ディスペンサーに起因してデディケイテッドサーバーがクラッシュするのを修正した。
バグ
- 稀にディスペンサーのスクリーンが透明になり、透けて見えるようになってしまう。
- ディスペンサーを移設して再展開したあとに、稀にヘルスや弾薬、メタルを供給しなくなってしまう。
トリビア
- ディスペンサーは薄い壁を越えて弾薬を供給できます。ただし、回復はできません。
- レベル3ディスペンサーは メディガンの回復速度とほぼ同じです(24 HP/秒)。
- セントリーガンの射撃とロケットはディスペンサーでブロックされます。また、セントリーガンは味方のディスペンサーの向こうにいる敵を発見できますが、倒すことはできません。このため、スパイはディスペンサーの陰に隠れてエンジニアを倒すこともできます。
- ディスペンサーの近くにいればずっと水中にいても溺れ死ぬことはありません。
- WAR! アップデートの直後、スパイはコンソールコマンド'build 0'でディスペンサーを作ることができました(アップグレードはできなかった)。
- セントリーガンのマニュアルによれば、ディスペンサーの正式名称は"Dispense-O-Matic 9000 Provisions Dispenser"です。
- ディスペンサーの下段のトレイには注射銃(ボツになったスカウトのプライマリ武器)の弾薬ベルトが入っています。
- レベル1のBLUディスペンサーが「奇妙なディスペンサー」としてTelltale社のゲーム『Sam & Max 304: Beyond the Alley of the Dolls』にカメオ出演しています。近づくとディスペンサーの回復音を聞くことができます。サムはディスペンサーをレンチで8回叩くと(本作の効果音も鳴りました)、下部の引き出しが開いて「バナンシェーキ」が現れます。サムがそれを取り出そうとしますが、掴む前に引き出しが閉まってしまいます。(実際はイライラしていたマックスがプラグを抜いたため)。これは『Sam & Max 305: The City that Dares Not Sleep』でも同じエリアで見ることができます。
「 | 見ろよマックス、ヘルス、弾薬、カップケーキ、手がかり、悟りの境地、なんでもあるぞ! いや待てよ、空だった。
聴く (英語)
— 奇妙なディスペンサーを前にしたサム
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」 |