Difference between revisions of "Meet the Medic/ja"
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[''斜面の向こう側で爆発、[[RED/ja|RED]]の[[Scout/ja|スカウト]]と車椅子に乗った[[RED/ja|RED]]の[[Demoman/ja|デモマン]]が急いで丘を駆け下りる。緊張感のある音楽が流れ始める''] | [''斜面の向こう側で爆発、[[RED/ja|RED]]の[[Scout/ja|スカウト]]と車椅子に乗った[[RED/ja|RED]]の[[Demoman/ja|デモマン]]が急いで丘を駆け下りる。緊張感のある音楽が流れ始める''] | ||
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[''複数のロケット弾から逃げる[[Scout/ja|スカウト]]と[[Demoman/ja|デモマン]]''] | [''複数のロケット弾から逃げる[[Scout/ja|スカウト]]と[[Demoman/ja|デモマン]]''] | ||
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[''爆発によってスカウトはじたばたしながら視聴者の方へ吹き飛ばされる''] | [''爆発によってスカウトはじたばたしながら視聴者の方へ吹き飛ばされる''] | ||
− | '''スカウト''': | + | '''スカウト''': 「あぁぁぁああああ!!」 |
[''スカウトが顔面を打ち付けた窓ガラスは割れ、中にいる鳩が驚く''] | [''スカウトが顔面を打ち付けた窓ガラスは割れ、中にいる鳩が驚く''] | ||
− | '''スカウト''': | + | '''スカウト''': 「メディック。」 |
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[''カメラはターンとチルトを継続し[[Medic/ja|メディック]]を映しだす。陽気に会話する[[RED/ja|RED]]の[[Heavy/ja|ヘビー]]は開胸されているが意識はある。メディックはヘビーの心臓を手にしており、頭上に設置された試作[[Medi Gun/ja|メディガン]]のビームはヘビーに当てられている''] | [''カメラはターンとチルトを継続し[[Medic/ja|メディック]]を映しだす。陽気に会話する[[RED/ja|RED]]の[[Heavy/ja|ヘビー]]は開胸されているが意識はある。メディックはヘビーの心臓を手にしており、頭上に設置された試作[[Medi Gun/ja|メディガン]]のビームはヘビーに当てられている''] | ||
− | '''メディック''': 「患者が目覚めたとき、彼の骨が無くなっていて...その後患者から医者への連絡は無かったそうですぞ! | + | '''メディック''': 「患者が目覚めたとき、彼の骨が無くなっていて...その後患者から医者への連絡は無かったそうですぞ! あ、は、は!」 [''大笑いする''] |
− | ['' | + | [''ヘビーが大声で笑う''] |
− | '''メディック''': | + | '''メディック''': 「ま、何だかんだで...私はこうして医師免許を剥奪されたわけですわ。へっ。」 [''途端に不安になるヘビー''] |
− | ['' | + | [''グチャっとした音。鳩の鳴き声。''] |
− | '''メディック''': 「アルキメデス、止めなさい!」[''鳩を追い払う''] | + | '''メディック''': 「アルキメデス、止めなさい!」[''鳩を追い払う''] 「中は汚いんだ。おえっ。」 |
[''ヘビーは少々驚いた様子でメディックを見るが、メディックは気づかない''] | [''ヘビーは少々驚いた様子でメディックを見るが、メディックは気づかない''] | ||
− | '''メディック''': | + | '''メディック''': 「鳥類め、は、は、は。」 [''メディック微笑''] |
[''トレー上の人工心臓装置を映しだす。小さなチャージメーターと“Über”の文字が確認できる''] | [''トレー上の人工心臓装置を映しだす。小さなチャージメーターと“Über”の文字が確認できる''] | ||
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[''メディックが“Über”装置を掴む''] | [''メディックが“Über”装置を掴む''] | ||
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[''ヘビーの心臓が破裂する''] | [''ヘビーの心臓が破裂する''] | ||
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[''メディックはすぐさま驚きから立ち直り、“Über”装置からヘビーの心臓の破片を何気なく取り除く''] | [''メディックはすぐさま驚きから立ち直り、“Über”装置からヘビーの心臓の破片を何気なく取り除く''] | ||
− | '''メディック''': | + | '''メディック''': 「進歩の音だ、友よ。」 |
[''メディックが冷蔵庫を開ける。中には幾つかの心臓、[[Sandvich/ja|サンドヴィッチ]]、数本のビールが入っている。飛び抜けて大きな心臓には“Mega Baboon”(巨大ヒヒ)と書かれたラベルが貼られている''] | [''メディックが冷蔵庫を開ける。中には幾つかの心臓、[[Sandvich/ja|サンドヴィッチ]]、数本のビールが入っている。飛び抜けて大きな心臓には“Mega Baboon”(巨大ヒヒ)と書かれたラベルが貼られている''] | ||
− | '''メディック''': | + | '''メディック''': 「あぁ、完璧だ。」 [''メディックはヒヒの心臓を掴む。冷蔵庫の奥にはバッテリーで維持された[[BLU/ja|BLU]][[Spy/ja|スパイ]]の生首が置かれている''] |
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[''ヘビーの側に立つメディック。左右の手にはヒヒの心臓とÜber装置が握られている''] | [''ヘビーの側に立つメディック。左右の手にはヒヒの心臓とÜber装置が握られている''] | ||
− | '''メディック''': | + | '''メディック''': 「何でしたかな? あぁ、そうだ。」 [''装置に心臓を差し込む''] |
[''メディビームの前でサイボーグ化した心臓を持つメディック''] | [''メディビームの前でサイボーグ化した心臓を持つメディック''] | ||
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'''メディック''': 「いいぞ、いいぞ。」 [''心臓が鼓動し始める。心臓が徐々に光り始めるとともにメディックは狂ったように笑い出す''] | '''メディック''': 「いいぞ、いいぞ。」 [''心臓が鼓動し始める。心臓が徐々に光り始めるとともにメディックは狂ったように笑い出す''] | ||
− | ['' | + | [''不安げな笑い。''] |
[''Überメーターが最大まで上がる''] | [''Überメーターが最大まで上がる''] | ||
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'''メディック''': 「ピッタリだ。」 | '''メディック''': 「ピッタリだ。」 | ||
− | [''心臓を見るヘビー''] '''ヘビー''': | + | [''心臓を見るヘビー''] '''ヘビー''': 「俺はこの状況で起きてていいのか?」 |
− | '''メディック''' | + | '''メディック''' 「あはっ。答えは、ノー。」 [''メディックは眼鏡をなおす''] 「でも、意識のある限り、肋骨を押えてちょいと広げてくださるかな?」 |
− | [''ヘビーは胸郭を広げるために手を動かし、メディックは心臓を中に押し込む''] | + | [''ヘビーは胸郭を広げるために手を動かし、メディックは心臓を中に押し込む''] 「私だけでは...どうも...」 |
− | [''ひび割れる音とともに苦痛に歪むヘビーの顔が映し出される''] | + | [''ひび割れる音とともに苦痛に歪むヘビーの顔が映し出される''] 「あぁあ!!」 |
[''メディックに折れた肋骨を見せるヘビー。二人ともそれを見る''] | [''メディックに折れた肋骨を見せるヘビー。二人ともそれを見る''] | ||
− | '''メディック''': 「おや、赤ん坊じゃあるまいし。」 [''メディックはヘビーから肋骨を受け取る''] '''メディック''': | + | '''メディック''': 「おや、赤ん坊じゃあるまいし。」 [''メディックはヘビーから肋骨を受け取る''] '''メディック''': 「・・・肋骨は再生しますぞ!」 |
[''メディックは肋骨を投げ捨て、メディガンの上にとまるアルキメデスに近づく''] | [''メディックは肋骨を投げ捨て、メディガンの上にとまるアルキメデスに近づく''] | ||
− | '''メディック''' (鳥に囁くように): | + | '''メディック''' (鳥に囁くように): 「嘘ですよ。」 |
[''血に塗れたアルキメデスは首を傾げ、飛び去る''] | [''血に塗れたアルキメデスは首を傾げ、飛び去る''] | ||
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[''メディガンは魔法のようにヘビーを完全に治療(彼が着ている服までも直る)''] | [''メディガンは魔法のようにヘビーを完全に治療(彼が着ている服までも直る)''] | ||
− | '''ヘビー''' (感心して): | + | '''ヘビー''' (感心して): 「[深呼吸。]これからどうするんだ?」 |
− | [''メディックがヘビーを起こす''] '''メディック''': | + | [''メディックがヘビーを起こす''] '''メディック''': 「これからですか? フフフフ (含み笑い)。」「楽しい医学の時間です。」 |
[''行進曲が流れ始め、メディックはグローブ、コート、プロトタイプのメディガン(最終的な[[Quick-Fix/ja|クイックフィックス]])を装着''] | [''行進曲が流れ始め、メディックはグローブ、コート、プロトタイプのメディガン(最終的な[[Quick-Fix/ja|クイックフィックス]])を装着''] | ||
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[''メディックは更にREDのスカウトに回復ビームを発射し治療する''] | [''メディックは更にREDのスカウトに回復ビームを発射し治療する''] | ||
− | [''スカウトが跳ね起きる''] | + | [''スカウトが跳ね起きる''] [キラーン!] |
− | '''スカウト''': " | + | '''スカウト''': "「イェーイ!」" [''跳ね起きたスカウトは空中でバットを掴み走りだす''] '''スカウト''': 「イヤッホォオォ---!」 |
[''ヘビーがトラックの陰に隠れるとともにスカウトが駆け抜ける''] | [''ヘビーがトラックの陰に隠れるとともにスカウトが駆け抜ける''] | ||
− | [''スカウトは[[BLU/ja|BLU]][[Soldier/ja|ソルジャー]]の場所まで走り、バットで強打する''] '''スカウト''': | + | [''スカウトは[[BLU/ja|BLU]][[Soldier/ja|ソルジャー]]の場所まで走り、バットで強打する''] '''スカウト''': 「オーイェーー!」 |
[''丘の尾根から現れる[[BLU/ja|BLU]][[Soldiers/ja|ソルジャー]]の大群''] '''ヘビー''': 「ドクター!」 | [''丘の尾根から現れる[[BLU/ja|BLU]][[Soldiers/ja|ソルジャー]]の大群''] '''ヘビー''': 「ドクター!」 | ||
− | [''ヘビーのカット''] '''ヘビー''': | + | [''ヘビーのカット''] '''ヘビー''': 「確実に大丈夫なんだよな!?」 |
[[''音楽は落ち着く'']] | [[''音楽は落ち着く'']] | ||
− | [''メディックのカット''] '''メディック''': | + | [''メディックのカット''] '''メディック''': 「は、は、全くわかりませんな!」 |
[''メディックがスイッチを入れると“Voltmeter”メーター(電圧計)が最大になり、“Übercharge Ready”と書かれたパネルが点灯。メディックのバックパックがパワーを溜めて唸り始めるとともに音楽は再び激しくなる ''] | [''メディックがスイッチを入れると“Voltmeter”メーター(電圧計)が最大になり、“Übercharge Ready”と書かれたパネルが点灯。メディックのバックパックがパワーを溜めて唸り始めるとともに音楽は再び激しくなる ''] | ||
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[''メディックはクイックフィックスをヘビーに向けて発射、ヘビーは遮蔽物から飛び出る''] | [''メディックはクイックフィックスをヘビーに向けて発射、ヘビーは遮蔽物から飛び出る''] | ||
− | '''ヘビー''': | + | '''ヘビー''': 「ヤー!ハハ!」 [''ヘビーに埋め込まれたヒヒの心臓が急速に鼓動し始め、ヘビーはユーバーチャージによって光り輝く''] |
[''メディックとユーバーチャージ中のヘビーはロケット攻撃の中を前進、ヘビーは笑い始める''] | [''メディックとユーバーチャージ中のヘビーはロケット攻撃の中を前進、ヘビーは笑い始める''] | ||
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[''[[Frontier Justice/ja|フロンティア・ジャスティス]]を構えた[[RED/ja|RED]][[Engineer/ja|エンジニア]]と[[Sniper Rifle/ja|スナイパーライフル]]を構えた[[RED/ja|RED]][[Sniper/ja|スナイパー]]は、光り輝くヘビーとロケットの雨をものともしないパワーに驚愕する''] | [''[[Frontier Justice/ja|フロンティア・ジャスティス]]を構えた[[RED/ja|RED]][[Engineer/ja|エンジニア]]と[[Sniper Rifle/ja|スナイパーライフル]]を構えた[[RED/ja|RED]][[Sniper/ja|スナイパー]]は、光り輝くヘビーとロケットの雨をものともしないパワーに驚愕する''] | ||
− | [''更に前進するヘビー''] '''ヘビー''': 「''' | + | [''更に前進するヘビー''] '''ヘビー''': 「'''アーハハハ!オレ様は防弾だぜぇ!'''」 |
[''ヘビーは前進を続け[[BLU/ja|BLU]]の[[Soldier/ja|ソルジャー]]を薙ぎ倒す''] | [''ヘビーは前進を続け[[BLU/ja|BLU]]の[[Soldier/ja|ソルジャー]]を薙ぎ倒す''] | ||
Line 215: | Line 215: | ||
['''ポーン!'という音とともに“Now Serving”のカウンタが 2 に変わる''] | ['''ポーン!'という音とともに“Now Serving”のカウンタが 2 に変わる''] | ||
− | [''スカウトが手術室から退室。胸が光っている''] | + | [''スカウトが手術室から退室。胸が光っている''] [ポーン!] |
− | '''スカウト''' (偉そうに): | + | '''スカウト''' (偉そうに): 「うわ、やっべぇ。お前らはこれがどんなに痛いかわかんねぇだろうな。」 |
[''くぐもった鳩の鳴き声、動くスカウトの胸''] | [''くぐもった鳩の鳴き声、動くスカウトの胸''] |
Revision as of 04:34, 13 October 2012
Meet the Medic | |
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ビデオの基本情報 | |
リリース日: | June 23, 2011 |
再生時間: | 4:09 |
事前情報
2011年3月、ユーザーの“Political Gamer”がワシントンはベルビューにあるValve本社を訪れ、Meet the Medicの制作を確認しました[1]。彼はそこで飛び立つ鳩とポーズを取るメディックが描かれたポスターの写真を撮りました[2]。
2011年5月5日のReplay アップデートと共に公開されたコミック、Meet the Directorのあるページではアドミニストレーターの背後にあるコントロールパネルにMeet the Medicからの多数のスクリーンショットが映しだされていました。
2011年6月8日にTeam Fortress 2のパッチがリリースされ、Valve製マップの様々な場所に鳩が追加されました。鳩は接触すると爆発を引き起こしますが、プレイヤーにダメージは与えません。2011年6月17日にアニメーションを備えた新たな鳩のモデルを加える追加パッチがリリースされました。そして同日、TF2公式ブログのページレイアウトが更新され、タイトルバナーに3羽の鳩がとまり糞を垂れていました。鳩はそれぞれ荒廃した病院、空の待合室、診察室の隠し画像にリンクされていました。
最初の隠し画像、荒廃した病院の一部は完全にモデル化されており、公式サイト上のメディックページの背景で見ることができます。
2011年6月20日、TF2公式ブログにてMeet the Medicが確認され、6月23日にÜber アップデートとともにリリースされることが発表されました[3]。TF2公式ブログのバナー上にとまっていた鳩は削除されました。
"Meet the Medic" ビデオの概要
概要 |
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下記の“メディック”はこのビデオの主役であるREDのメディックを指します。
[真っ暗の画面から一見平和な岩の斜面へ] [斜面の向こう側で爆発、REDのスカウトと車椅子に乗ったREDのデモマンが急いで丘を駆け下りる。緊張感のある音楽が流れ始める] スカウト: 「どけどけ、一つ目ヤロー。どけよ!」 スカウト: 「いいぞ、いける、もうすぐ - あぁあああ!」 [ロケット弾よって横に弾き飛ばされるスカウト。デモマンは逃げ続ける] [スカウトは地面に叩きつけられるが、それでもなお逃げようと試みる] スカウト: 「ぐぅう、あぁああ。」 [飛来音とともにスカウト目がけて飛んでくる3つのロケット弾] [ロケット弾の方を振り向くスカウト] スカウト: 「うおぉ、一体どいつが?」 [爆発によってスカウトはじたばたしながら視聴者の方へ吹き飛ばされる] スカウト: 「あぁぁぁああああ!!」 [スカウトが顔面を打ち付けた窓ガラスは割れ、中にいる鳩が驚く] スカウト: 「メディック。」 ["Meet the メディック"のタイトル画面] [カメラは室内へ、スカウトは窓からずり落ちカメラは徐々にチルトダウンして右方向にターン] ヘビー: 「あぁっはっは、やめてくれ!」 [ヘビーが大声で笑うのと同時にメディックは更に説明] メディック: 「いや、いや - もっと凄いんですから。」 [カメラはターンとチルトを継続しメディックを映しだす。陽気に会話するREDのヘビーは開胸されているが意識はある。メディックはヘビーの心臓を手にしており、頭上に設置された試作メディガンのビームはヘビーに当てられている] メディック: 「患者が目覚めたとき、彼の骨が無くなっていて...その後患者から医者への連絡は無かったそうですぞ! あ、は、は!」 [大笑いする] [ヘビーが大声で笑う] メディック: 「ま、何だかんだで...私はこうして医師免許を剥奪されたわけですわ。へっ。」 [途端に不安になるヘビー] [グチャっとした音。鳩の鳴き声。] メディック: 「アルキメデス、止めなさい!」[鳩を追い払う] 「中は汚いんだ。おえっ。」 [ヘビーは少々驚いた様子でメディックを見るが、メディックは気づかない] メディック: 「鳥類め、は、は、は。」 [メディック微笑] [トレー上の人工心臓装置を映しだす。小さなチャージメーターと“Über”の文字が確認できる] [メディックが“Über”装置を掴む] メディック: 「さて、ほとんどの心臓はこのボルテージに持ちこたえることはできない。[メディックはヘビーの心臓に装置を挿し込み、それにメディガンのビームを当てる] だがあなたの心臓はほぼ確実に...」 [ヘビーの心臓が破裂する] [三匹の鳩が映しだされ、アルキメデスはヘビーの心臓の破片で弾き飛ばされる] [メディックとその背後にいるヘビーが映し出される] ヘビー: 「今の音は何だ?」 [メディックはすぐさま驚きから立ち直り、“Über”装置からヘビーの心臓の破片を何気なく取り除く] メディック: 「進歩の音だ、友よ。」 [メディックが冷蔵庫を開ける。中には幾つかの心臓、サンドヴィッチ、数本のビールが入っている。飛び抜けて大きな心臓には“Mega Baboon”(巨大ヒヒ)と書かれたラベルが貼られている] メディック: 「あぁ、完璧だ。」 [メディックはヒヒの心臓を掴む。冷蔵庫の奥にはバッテリーで維持されたBLUスパイの生首が置かれている] スパイの生首: 「殺せよ。」 メディック: 「後でだ。」 [ヘビーの側に立つメディック。左右の手にはヒヒの心臓とÜber装置が握られている] メディック: 「何でしたかな? あぁ、そうだ。」 [装置に心臓を差し込む] [メディビームの前でサイボーグ化した心臓を持つメディック] メディック: 「いいぞ、いいぞ。」 [心臓が鼓動し始める。心臓が徐々に光り始めるとともにメディックは狂ったように笑い出す] [不安げな笑い。] [Überメーターが最大まで上がる] [メディックは心臓が爆発することを予想して笑うのをやめて顔を背ける] [数秒間の鳩のカット。血塗れのアルキメデスは元の位置に戻っており、横にいる他の2羽は先程アルキメデスが吹き飛ばされた位置から離れる] [心臓は安定し光が消え、テクスチャーがÜberテクスチャーに変わる] メディック: 「あら、いい感じ。」 [メディックはヘビーの開胸部心臓を落とす] メディック: 「ピッタリだ。」 [心臓を見るヘビー] ヘビー: 「俺はこの状況で起きてていいのか?」 メディック 「あはっ。答えは、ノー。」 [メディックは眼鏡をなおす] 「でも、意識のある限り、肋骨を押えてちょいと広げてくださるかな?」 [ヘビーは胸郭を広げるために手を動かし、メディックは心臓を中に押し込む] 「私だけでは...どうも...」 [ひび割れる音とともに苦痛に歪むヘビーの顔が映し出される] 「あぁあ!!」 [メディックに折れた肋骨を見せるヘビー。二人ともそれを見る] メディック: 「おや、赤ん坊じゃあるまいし。」 [メディックはヘビーから肋骨を受け取る] メディック: 「・・・肋骨は再生しますぞ!」 [メディックは肋骨を投げ捨て、メディガンの上にとまるアルキメデスに近づく] メディック (鳥に囁くように): 「嘘ですよ。」 [血に塗れたアルキメデスは首を傾げ、飛び去る] [メディックはメディガンをヘビーの開胸部に移動しパワーを上げる] [メディガンは魔法のようにヘビーを完全に治療(彼が着ている服までも直る)] ヘビー (感心して): 「[深呼吸。]これからどうするんだ?」 [メディックがヘビーを起こす] メディック: 「これからですか? フフフフ (含み笑い)。」「楽しい医学の時間です。」 [行進曲が流れ始め、メディックはグローブ、コート、プロトタイプのメディガン(最終的なクイックフィックス)を装着] [壮厳な音楽とともにドアが開き、鳩とメディックが登場] [サーシャを構え、メディックの横を駆け抜けるヘビー] [メディックのオフィスの戦場が映し出される。遮蔽物に隠れるエンジニアとスナイパー、地面に倒れる負傷したスカウト、包帯を巻いたREDのデモマンは車椅子で必死に駆け寄る] デモマン: 「メディ--ック!」 [デモマンは車椅子ごとロケットに吹き飛ばされ、メディックの目の前で顔面から落下する] [メディックは眼鏡を押し上げ、クイックフィックスのスイッチを入れる] [音楽が激しくなり、デモマンに向けて発射された回復ビームは彼を完全に治療する。デモマンはメディックを見て頷き、粘着爆弾ランチャーを拾い上げ戦場に戻る] [メディックは更にREDのスカウトに回復ビームを発射し治療する] [スカウトが跳ね起きる] [キラーン!] スカウト: "「イェーイ!」" [跳ね起きたスカウトは空中でバットを掴み走りだす] スカウト: 「イヤッホォオォ---!」 [ヘビーがトラックの陰に隠れるとともにスカウトが駆け抜ける] [スカウトはBLUソルジャーの場所まで走り、バットで強打する] スカウト: 「オーイェーー!」 [丘の尾根から現れるBLUソルジャーの大群] ヘビー: 「ドクター!」 [ヘビーのカット] ヘビー: 「確実に大丈夫なんだよな!?」 [メディックのカット] メディック: 「は、は、全くわかりませんな!」 [メディックがスイッチを入れると“Voltmeter”メーター(電圧計)が最大になり、“Übercharge Ready”と書かれたパネルが点灯。メディックのバックパックがパワーを溜めて唸り始めるとともに音楽は再び激しくなる ] [メディックはクイックフィックスをヘビーに向けて発射、ヘビーは遮蔽物から飛び出る] ヘビー: 「ヤー!ハハ!」 [ヘビーに埋め込まれたヒヒの心臓が急速に鼓動し始め、ヘビーはユーバーチャージによって光り輝く] [メディックとユーバーチャージ中のヘビーはロケット攻撃の中を前進、ヘビーは笑い始める] [フロンティア・ジャスティスを構えたREDエンジニアとスナイパーライフルを構えたREDスナイパーは、光り輝くヘビーとロケットの雨をものともしないパワーに驚愕する] [更に前進するヘビー] ヘビー: 「アーハハハ!オレ様は防弾だぜぇ!」 [死体の山の頂点に立つヘビーとメディック。多数の鳩が頭上を飛ぶ] [音楽に合わせてエンディングタイトルカードが表示] [待合室のカット。REDの面々がそれぞれ時間を潰している(ギターを弾くエンジニアなど)。] メディック (画面外): 「いいですな。実に素晴らしい。」 スカウト (画面外): 「ヘイ、ありがとよ、ドク。」 ['ポーン!'という音とともに“Now Serving”のカウンタが 2 に変わる] [スカウトが手術室から退室。胸が光っている] [ポーン!] スカウト (偉そうに): 「うわ、やっべぇ。お前らはこれがどんなに痛いかわかんねぇだろうな。」 [くぐもった鳩の鳴き声、動くスカウトの胸] メディック: 「アルキメデス?」 |
ギャラリー
備考
- 隠し画像の病院はValve本社近隣、ワシントン州シアトルはビーコン・ヒルにあるパシフィック・メディカル・センターに似ています。
- 車椅子でBLUのソルジャーから逃げるデモマンは頭に巻かれた包帯の上にも眼帯をしています。そしてその眼帯はメディックによって回復された時に包帯と一緒に剥ぎ取られますが、その後も眼帯をしたままとなっています。
- 同様に最初の戦闘シーンでBLUのソルジャーから逃げる車椅子のデモマンは粘着爆弾ランチャーを抱えていますが、次に現れる戦闘シーンではグレネードランチャーを抱えています。しかし爆発で吹き飛ばされた後、デモマンの前に転がるのは粘着爆弾ランチャーです。
- 処置を受けているヘビーの後ろには彼のレントゲン写真が置かれており、それは体内に爆弾がある事を示しています。摘出された爆弾はメディックの後ろのバケツに入れられていますが、これは"Meet the Medic"のタイトル画面に登場する爆弾と同じものです。
- ヘビーのミニガンは専用のストレッチャーに載せられ手術室の奥に置かれているのが確認できます。
- メディックのオーバードーズが摘出された爆弾が置かれた台の二段目に置かれています。
- "CARDIOSCAN 2000"という心電図がヘビーの背後に置かれており、彼の心臓が破裂した時モニターのラインが水平になりました。メディックが新しい心臓を取り出した時に心電図は正常に戻りました。
- メディックが飼っている鳩の一匹はギリシャの数学者“アルキメデス”の名が付けられています。彼は物理学者、技術者、発明家、天文学者として知られています。
- 魔術師マーリンが飼っているフクロウの名前もアルキメデスでした。
- 1:03で冷蔵の中身が確認できます。3つの心臓、サンドイッチ、3本のRed Shedビール、BLUスパイの頭部(生存中)、頭部に繋がれたバッテリーとタバコのための灰皿。
- 1:04に登場する心臓のラベルにはそれぞれ“Loch Ness Hamster”(ネス湖のハムスター)、“Mega Baboon”(巨大ヒヒ)と書かれています。最も小さな心臓のラベルは確認できません。
- 窓越しのミス・ポーリングと思しき謎の女性は0:56と1:22に確認できます。
- メディックは人間の肋骨は再生しないと言っていますが、実際は再生します。
- 2:28の敗走ポーズで右側の黒い煙の中に素早く逃げるパイロが確認できます。
- BLUのソルジャーから逃げるデモマンがアップになった時、背後の岩場に隠れていたエンジニアとスナイパーがいなくなっています。
- 3:24ではロケットが不死身のヘビーに弾かれていますが、実際のゲームでは弾かれず、単に爆発するだけです。
- 実際のゲームではクイックフィックスのユーバーチャージは不死身になれませんが、Meet the Medicではヘビーが不死身になっています。Über アップデートの4日目では、ビデオで見られたクイックフィックスのユーバーチャージにおける不死身の機能が使えないことを説明しています。
- クイックフィックスはメディガンのサウンドを使用しています。
- ソルジャーの死体の山を登り切ったメディックはメディガンのビーム解除しますが、ヘビーはユーバーチャージ状態を維持しています。
- 3:43の待合室のシーンで、チケットカウンターにはNo.11のチケットが出ています。これは各クラスがüber装置の移植を待っていること、そして常に噂されている10番目のクラスをネタにしています。
- 待合室のシーンの最後、パイロが裏表紙にThe Insult That Made a "Jarate Master" Out of Sniperの広告が掲載された雑誌を読んでいることが確認できます。
- 3:47でスパイは時計を見る仕草をしますが、透明にはなりません。
- Über アップデートが実施される直前まで、スカウトの死亡時に鳩が飛び出すことがありましたが、これはビデオの大オチ(移植術後、スカウトの体内にアルキメデスが入っている)を示唆するものでした。
ボツ映像
2011年7月11日、TF2チームによって幾つかのMeet the Medicボツ映像が公式ウェブサイトに投稿されました。[1]
Don't You Die On Me! | My Darkest Moment |
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Kill Me | Making Gods |
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トリビア
- 2011年7月11日、Team Fortressウェブサイトに投稿された記事によって、Meet the Medicは初期のMeet the Teamビデオのようなインタビュー形式となる予定であったことが明らかとなりました。それはメディガン及びユーバーチャージがどの様にして生まれたかを説明する内容でした。
関連商品
関連項目
参照
- ↑ "Back from Valve" on Steam Users' Forums, Political Gamer, posted March 22, 2011. Accessed June 18, 2011.
- ↑ "Videogame.it Valve HQ Article posted April 1, 2011. Accessed June 20, 2011.
- ↑ "The Uber Update, Day One", TF2 Team, TF2 Official Blog, posted June 20, 2011. Accessed June 21, 2011.
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