Magic spells(魔法の呪文)
「 | 呪文を集めろ!ブルタークのアホ軍団どもに呪いをかけてやるんだ!
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— レドモンド・マン
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Magic Spells(魔法の呪文)とはハロウィーンマップ固有の配置アイテムです。Helltowerにて初登場し、その後いくつかのハロウィーンマップに実装されました。
- 魔法の呪文が出現するマップ
魔法の呪文が出現するマップでのプレイ中、魔術雑誌、豪華な魔術書、Fireproof Secret Diaryのいずれかを装備しているプレイヤーは、マップに出現する呪文を拾い、唱えることが可能です。魔法の呪文の効果はプレイヤーを空へと打ち上げるものから透明状態にするもの、MONOCULUS(モノキュラーズ)を召喚するものまで、さまざまな種類が存在します。
いくつかの呪文は複数回の使用が可能です。レア呪文の使用回数は1回限りで、どれかひとつでも使えば実績:"Helltower: Hell's Spells"が解除されます。呪文は、エフェクトの色が唱えたプレイヤーのチームカラーになるほか、それぞれに固有のキルアイコンが存在します。
Helltowerの場合、通常呪文はカートを押している時やプレイヤーが死亡した時に出現するほか、ウィッチングアワーに突入するとマップじゅうにランダムで出現します。一方、レア呪文はウィッチングアワー中に時計台にかかる橋を渡りきった時、スケルトンキングを倒した時、または地獄にいる間に出現します。
Hellstoneの場合、多くの通常呪文がマップ上の固定された位置に出現しますが、レア呪文はどのラウンドでも4か所だけにしか出現しません。このうち3か所はマップ上のロックされたエリアに位置しており、カートを押すか時間経過によってしかアンロックされません。1つ目は2つ目のキャプチャーポイントを奪取すると開く Horsemanns ハウスの1階、2つ目は最終ポイントへ向かうトンネルのゲート側、3つ目はREDの最終スポーン地点のゲートを出た先の傾いた屋根の上です。4つ目のレア呪文は、スケルトンキングが倒れるとドロップします。
Carnival of Carnageでは、通常呪文がマップ上の固定された位置に出現し、1種類のレア呪文がゆっくりしたペースでチケット回収所に出現します。
戦略
呪文の外観
通常呪文
- テレポート(Shadow Leap):使用回数2回。黒っぽい煙状の球を発射し、着弾した地面に呪文を唱えたプレイヤーをテレポートさせます。また、使用するとヘルスが30回復します。発射物の軌道は重力に影響され、敵プレイヤーに当たった場合は少しだけダメージを与えます。なお、この呪文で敵チームのスポーンルームに侵入することはできません。この魔法を使うとき、キャラクターは「ipsum instantarium(イプサム・インスタンテリウム)」と呪文を唱えます。この呪文はHelltowerにのみ出現します。
- ファイアボール(Fireball):使用回数2回。広い範囲の敵を炎上させられる火の玉を発射します。その軌道は重力に影響されず、エアブラストで跳ね返せないことを除けばロケットランチャーの弾に近い飛び方をします。この魔法を使うとき、キャラクターは「caputus crepitus(カプタス・クレピトゥス)」と呪文を唱えます。
- ブラストジャンプ(Blast Jump):使用回2回。呪文を唱えたプレイヤーを、落下ダメージが発生するほどの高さまで打ち上げます。空中でも使用可能なほか、使用するとヘルスが25回復します。この魔法を使うとき、キャラクターは「アンプルス・トリプディオ(amplus tripudio)」と呪文を唱えます。また、近くにいる狭い範囲内の敵にダメージを与えます。
- ユーバーヒール(Overheal):使用回1回。呪文を唱えたプレイヤーとその周囲275ハンマーユニット以内にいる味方にユーバーチャージ効果を付加し、それぞれのヘルスを最大値の2倍まで瞬時にオーバーヒールします。呪文のユーバー効果は1秒間、回復効果は3秒間持続します。ヘビーだけはこの効果時間中に最大ヘルスの2倍である600に達することができないため、2倍までオーバーヒールしたい場合は続けてもう一度呪文を使用する必要があります。また、使用すると周囲の敵を押しのけられます。この魔法を使うとき、キャラクターは「バーポ・カバルト(barpo kabalto)」と呪文を唱えます。
- コウモリボール(Ball O' Bats):使用回2回。急な角度のアーチを描いて飛び、命中すると狭い範囲の爆発を引き起こす光る球を発射します。これが命中した敵はコウモリたちに襲われ、宙に吹き飛ばされるのに加えて流血状態になります。この魔法を使うとき、キャラクターは「デイウス・インヴィクトゥス」と呪文を唱えます。この呪文はCarnival of Carnageには出現しません。
- カボチャ爆弾(Pumpkin MIRV):使用回1回。何かに命中すると、その場に輪になった小さなチームカラーのカボチャ爆弾を出現させます。このカボチャ爆弾は呪文を唱えたプレイヤーの味方が攻撃を当てた時のみ爆発し、敵チームに攻撃された場合はただ消滅するだけです。なお、カボチャ爆弾は爆発するとチームカラーに関係なく、すべてのプレイヤーにダメージを与えます。この魔法を使うとき、キャラクターは「パクトゥム・ディアブロス(pactum diabolus)」と呪文を唱えます。
- ステルス(Stealth):使用回1回。呪文を唱えたプレイヤーを8秒間透明状態にします。効果時間中行える攻撃に制限はありませんが、カートを押すことはできなくなります。また、使用するとヘルスが40回復します。スケルトン達はこの呪文の影響を受けず、プレイヤーが透明状態でも関係なく攻撃を仕掛けてきます。この魔法を使うとき、キャラクターは「バーポ・インヴィジウム(barpo invisium)」と呪文を唱えます。
レア呪文
- モノキュラーズ召喚:唱えるとガイコツを発射します。ガイコツが着弾した場所からは幽霊のように透けた、チームカラーのモノキュラーズ(通常のモノキュラーズよりサイズは小さくなります)が召喚され、敵を攻撃しはじめます。両方のチームが同じタイミングで召喚した場合、モノキュラーズたちは敵チームを攻撃するかわりにお互いを攻撃しはじめます。この魔法を使うとき、キャラクターは「インヴォカム・モノキュラス(invokum MONOCULUS)」と呪文を唱えます。
- スケルトン召喚:唱えるとガイコツを発射します。これが着弾して爆発するとチームカラーのスケルトンが数体出現し、敵を攻撃しはじめます。敵に破壊されなければ、出現から30秒間が経過するとスケルトンは自壊します。この魔法を使うとき、キャラクターは「モーティス・アニマタリス(mortis animataris)」と呪文を唱えます。この呪文はCarnival of Carnageには出現しません。
- ライトニングボール(Ball O' Lightning):触れた敵を中に取り込んで継続ダメージを与える、球状の電撃波を発射します。これは一定の時間が経過するか、大きな障害物に当たると消滅します。この魔法を使うとき、キャラクターは「インプトゥム・フルミヌス(imputum fulumenus)」と呪文を唱えます。
- メテオストーム(Meteor Storm):火の玉を発射します。これは着弾すると着弾地点に向かって上から複数の隕石を降らせ、キャプチャーポイントの1.5倍ほどの範囲内にいる敵へ大ダメージを与えます。この魔法を使うとき、キャラクターは「サイズメラ・トゥレモーロ(seismela tremoro)」と呪文を唱えます。
- ミニミニ化(Minify):呪文を唱えたプレイヤーの体が頭の大きな小人に変化します。これによって呪文を唱えたプレイヤーは攻撃を当てられにくくなるほか、移動、攻撃、リロード速度の大幅な強化、強力なノックバック効果、無限ジャンプ、三人称カメラ視点などの能力を得ます。また、使用するとヘルスが100回復します。ミニミニ化中のプレイヤーはマップ内にあるネズミ穴に入ることで、マップの逆側にテレポートすることができます。この魔法を使うとき、キャラクターは「ペイドム・セラーリス(paidum celeris)」と呪文を唱えます。
バンパーカーの呪文
Carnival of Carnageにおけるバンパーカーでのミニゲーム中では、使用可能な呪文の種類が異なります。
- ボミノミコン・ヘッド(Bombinomicon Head):呪文を唱えたプレイヤーの頭が爆弾に変わります。この爆弾は時間切れになるか、プレイヤーが敵に衝突することで爆発し、プレイヤー本人と周囲の敵にそれぞれ50%のダメージを与えます。
- ボクシングロケット(Boxing Rocket):巨大なボクシンググローブを、ロケットのように前方へ発射します。射程距離の長さはバンパーカー4つ分ほどです。この魔法を使うとき、キャラクターは「デイウス・インヴィクトゥス」と呪文を唱えます。
- B.A.S.E. ジャンプ(B.A.S.E. Jump):ジャンプするのはブラストジャンプと同じですが、こちらはB.A.S.E. Jumperのパラシュートを使用し、床に着地するまでの間ゆっくりと下降することができます。ジャンプボタンを押すことでパラシュートを収納し呪文の効果を切り上げることができますが、この場合もう一度押しても再使用はできません。敵の近くでこの呪文を唱えると、短い距離だけですが敵も同じようにジャンプします。この魔法を使うとき、キャラクターは「アンプルス・トリプディオ(amplus tripudio)」と呪文を唱えます。
- ユーバーヒール(Overheal):通常バージョンの呪文とは効果が異なります。唱えると即座にプレイヤー本人のダメージを50%回復し、かなりの長時間継続する無敵状態を付加します。この効果は自分以外の味方プレイヤーには付加されません。この魔法を使うとき、キャラクターは「バーポ・カバルト(barpo kabalto)」と呪文を唱えます。
関連実績
Bereavements
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アップデート履歴
- ハロウィーンマップとして:Helltowerがゲーム内に追加された。
- 魔術書を装備し、敵に向かって呪文を唱えてやろう。
- 呪文はカートを押している時や敵を倒した時、Witching Hourの間に手に入る。
- 時計台はWitching hourの間、封じられていた強力な魔法を解き放つぞ。
- ペイロードレースに勝利してメガヒールをもらい、報酬をめぐる最終バトルを有利に戦おう。
- スパイが透明化中に呪文を唱えようとすると呪文がなくなってしまうバグを修正した。
- 透明化の呪文が、8秒間続くはずにもかかわらず2秒間しか続かないバグを修正した。
- プレイヤーが地獄を離れても呪文を持ったままでいられるバグを修正した。
- 跳ね返しができないよう、呪文に変更を加えた。
- ライトニングボールの呪文の速度とダメージ量を増加させた。
- いくつかのアイテムの有効期限と呪文の有効時間が間違っていたのを修正した。
- ヘルタワーで、テレポートの呪文を使うと敵チームのスポーンに入れてしまう問題を修正した。
- Player condition #66 (透明化の呪文で使用)の性能の変更:
- 武器発射速度の低速化
- スパイは透明化中も攻撃可能、ただしその際短時間半透明化してしまう
- ハロウィーン呪文をサーバーのコンソール変数
tf_spells_enabled
とtf_player_spell_drop_on_death_rate
で有効化およびコントロール出来るようになった。 - マップ製作者は、ハロウィーン呪文を
HolidayEntity
によって有効化できるようになった。フラグはHalloweenSetUsingSpells
で設定する。
- Fireball の呪文の発動数を2回に削減した。(実質すでにそうなっていた。Fireballの呪文はゲーム登場時からずっと、使用回数は2回までだった)
- コンソール変数
tf_spells_enabled
を更新した。- Teleport の呪文を Helltower 以外で呪文が有効になっているときの一般呪文のリストから削除した。
- レア呪文のうち Skeletons と Monoculus 以外を一般呪文のリストに追加した。
- テレポートの呪文がHelltowerに登場しないのを修正した。
- Helltower の通常の呪文書を拾った時にレア呪文が出現するのを修正した。
- プレイヤーが隕石の呪文を唱えてから観戦モードに入るとチームメイトを巻き込んでしまう脆弱性を修正した。
2015年10月28日 パッチ (スクリームフォートレス 2015)
- コウモリの呪文のダメージを60から40に引き下げた。
- 「小さくなる」呪文を更新した。
- プレイヤーがワールドの外へ出てしまうことがあるのを修正した。
- ヘビーの武器が近接武器に切り替わらない問題を修正した。
バグ
- Buffalo Steak Sandvichやハーフ座頭市のような武器の効果で武器が切り替え不能になっている状態だと、魔法の呪文は使うことができない。
- コウモリボールは敵チームのゴーストに当たってしまう。この時ノックバックと流血時の視覚効果は発生するが、それ以上の効果はなにも発生しない。
- スパイが呪文による透明状態から元に戻るとき、その時装備している透明ウォッチの解除音とおなじサウンドが鳴ってしまう。
- ライトニングボールに観戦者が引っかかってしまう。引っかかった観戦者は、プレイヤーとして巻き込まれた時のように移動する。
- 同じチームが同時に複数のモノキュラーズを召喚していて、攻撃できる対象がその場にいないか、召喚した場所が十分に近い場合は、モノキュラーズたちがお互いを攻撃し始めてしまう。
- スパイでプレイ中、魔術書系アイテムを持っていないプレイヤーに変装すると、変装が解除されるか魔術書系アイテムを持っているほかのプレイヤーに変装するまで、呪文を拾うことができなくなる。
- Eyelanderの目のエフェクトが、ステルスの呪文の効果を発動しても隠れない。
- ミニミニ化の呪文を使用中は、Eyelander系の武器で敵をキルしてもヘッドカウントが増えない。
- プレイヤーモデル用の呪文を唱えるアニメーションが再生されず、プレイヤーが代わりに近接武器を構えた時のポーズをとってしまう。
- これがスパイで発生した場合。Sharp Dresserの待機アニメーションが使用される。
cl_flippedviewmodels 1
を有効にしてもビューモデルの位置が変更されるだけで、すべての呪文の発射はプレイヤーの視界の右から行われる。
備考
- ミニミニ化の呪文が解除されたとき、プレイヤーの元に戻ったキャラクターモデルがソリッドなエンティティ(たいていは天井)の中に入ってしまう場合は、プレイヤーは即座に自死します。
- これは、プレイヤーがマップのどこかにハマって動けなくなったり、マップ外に出たりすることを防ぐためです。
トリビア
- テレポートの呪文の効果は、FPSのゲームシリーズUnreal Tournamentに登場する Translocator 、あるいは マインクラフトに登場するエンダーパールに似ています。
- Pumpkin MIRV(カボチャ爆弾)のMIRVとはMultiple Independently targetable Reentry Vehicleの頭文字を取った頭字語で、これはひとつの弾道ミサイルに複数の弾頭(一般的に核弾頭)を装備し、それぞれが違う目標に攻撃ができる弾道ミサイルの弾頭搭載方式のことを指します。
- ボミノミコン・ヘッドの呪文を使うと聞けるセリフは、Ghost Fortにおけるメラスマスとのボス戦セリフを再利用しています。そのため、バンパーカーのミニゲームではメラスマスが登場しないにも関わらず、ボミノミコンがプレイヤーに「run at the wizard.(あの魔術師に突撃しようぜ)」と語りかけてしまうことがあります。
- Carnival of Carnage では、ライトニングボールによるキル、ファイアボールを直接宛てたことによるキル、ミニミニ化の呪文の効果中のキルのみが、ストレンジ ホーンテッド装飾アイテムのカウントに数えられます。
- 魔法の呪文のセリフはそれっぽい似非ラテン語と英語を混ぜて作られており、その意味は対応する呪文の効果の一部を表すものになっています。
- ファイアボール:「capatus crepitus」の "crepitus" は「大きな音」や「爆発」という意味を含むラテン語です。
- テレポート:「ipsum instantarium」の "instantarium" は英語の"instant"、"Ipsum" は出版やデザインの世界でサンプルの穴埋めに使われるLorem Ipsumというダミーテキストの名前からきています。
- ブラストジャンプ:「amplus tripudio」はラテン語で「大きく跳ねる」という意味です。
- バットボール:「deus invictus」はラテン語で「見えない神」という意味で、おそらく本来は回復の呪文のための音声だったと思われます。
- ユーバーヒール:「barpo kabalto」これには特に意味がありません。もしかすると、バットボールの呪文と混同されたのかもしれません。
- カボチャ爆弾:「pactum diabolus」はラテン語で「悪魔と取引する」という意味です。
- ステルス:「barpo invisium」の "invisium" は英語の "invisible" からきています。
- モノキュラーズ召喚:「invokum monoculus」はラテン語で「モノキュラーズを呼び出す」という意味です。
- スケルトン召喚:「mortis animataris」の "mortis" は「死者」という意味のラテン語で、 "animataris" は英語の "animate(生命を吹き込む)"からきています。なのでこれは「死者をよみがえらせる」というような意味になります。
- ライトニングボール:「imputum fulmenus」の"fulmenus"は「稲妻」や「雷鳴」という意味のラテン語です。
- メテオストーム:「seismela tremoro」は英語の"seismic(地震の)"とラテン語の"tremors(振動)"からきています。
- ミニミニ化:「paidum celeris」の"celeris"は「速い」という意味のラテン語です。