テレポーター

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テレポーターをセットアップしているエンジニア
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ヘビー

テレポーター(正式名称はTelemax Teleporters)はエンジニア作成ツールを使って建てることのできる建築物の1つです。テレポーター入口テレポーター出口の2つで構成されていて、2つそろって初めて機能します。どちらもチームカラーでペイントされており、開通すると円形のパッドが光りながら回転し始めます。

プレイヤーが完全にチャージされたテレポーター入口の上に乗ると、光と粒子に包まれながら出口へと瞬間移動します。 次のチームメイトが乗れるようになるまでには、リチャージを待たなければなりません。テレポーターを使えばはどれだけ離れた場所でも一瞬で移動できるため、どちらのチームにとっても前線を維持するための非常に重要な要素になります。最大までアップグレードすれば、リスポーンしたチームメイトは歩いたり特殊なジャンプ手段を使ったりするよりも断然早く前線に復帰できるようになります。攻勢に出るにせよ防衛に就くにせよ、後続部隊が迅速に続かなければチームはあっという間に崩壊してしまうでしょう。適切な位置にテレポーター出口が設置されていれば、継続的にプレッシャーをかけ続けたり敵陣の警戒が薄い場所から奇襲したりすることも可能になります。

テレポーターを使うと中からパンが飛び出します。これは何の使い道もなく、数秒後に消滅します。

機能

テレポーターは1つ作成するのに125のメタルを必要とし、レベル2にアップグレードするのに200メタル、レベル3にアップグレードするのにさらに200メタルを必要とします。テレポーターはアップグレードすることで入口のチャージ時間が約半分になります。入口または出口の一方をアップグレードするともう一方も自動的にアップグレードされますが、片方が破壊されると残りの一方はレベル1に戻ってしまいます。アップグレードしても本体の見た目に変化はありませんが、周りを取り巻く粒子の回転速度と色の濃さが濃くなります。また、テレポーターの発する音のピッチが上がり、ボリュームも大きくなります。

スパイがSapperをテレポーターの片側(入口または出口)に設置すると、もう片側が存在していた場合は自動的にそちらにもサッパーが設置されます。逆にエンジニアがサッパーを外すときに片側を外せばもう片側も外れるようになっています。また、テレポーターの片方をレンチ類で叩けば両方を修理することができます。しかし、エンジニアがサッパーを外そうとレンチで叩いているときにスパイがもう片側から延々とサッパーを仕掛け続けていた場合は、エンジニアの修理は間に合わなくなり、時間こそかかりますが最後は必ず破壊されます。結果的に、これを止めるにはだれかにスパイを追い払ってもらうしかありません。

テレポーターは作り始めてから作り終わりのヘルスが150になるように少しずつヘルスを増やしながら建造されていきます。 完成時に出口が既にあれば入口は100%チャージされた状態になりますが、アップグレードされない限り、チャージ完了には毎回10秒かかっていしまいます。破壊されたテレポーターは合計で60メタルになる破片を残します。

テレポーター (上から見た図)
非稼働時のテレポーター (上から見た図)

テレポーターを使用したプレイヤーの足回りには18秒間だけ光の粒子のエフェクトが付きます。このエフェクトは、プレイヤー自身も足元を向くと見ることができます。ただし、変装または透明化しているスパイには付きません。通常、プレイヤーは敵チームのテレポーターを使用することはできませんが、スパイだけは変装していてもしていなくても敵のテレポーターを使用することができます。テレポーター出口の上に立っているときに敵プレイヤーがテレポートしてきたとき(敵チームのテレポーター出口の上に立っていた場合や、味方チームのテレポーターを敵スパイに使用された場合)はテレフラグが発生し、出口の上に立っていたプレイヤーは死亡します。

デフォルトでは、テレポーターの出口の向きはエンジニアが向いている方向になるように建造されます。テレポーターの出口の向きは作成時にサブ攻撃キーを押すことで変更することが可能で、設計図に描かれた矢印の方向がチームメイトの向く方向になります。テレポーターの入口も同様に向きを変えることができますが、特に効果はありません。テレポーター出口が既に完成しているとき、入口には三角の矢印が現れます。これは出口のおおよその方向を示しています。エンジニアは味方が自分のテレポーターを使用するごとに0.5ポイントのスコアを獲得します(2回で始めて1ポイントとなる)。ただし、自分で自分のテレポーターを使用してもスコアは増えません。

テレポーターの設計図が表示されているとき、テレポーター入口のものには下向きの矢印が、出口のものには上向きの矢印が描かれています。これによって建設中のテレポーターがどちらであるかを見分けることができます。

機密情報を持っているプレイヤーはテレポーターを使えません。

Mann vs. Machineモードでは、アップグレードすることでテレポーターのヘルスを増やしたり、出口から入口にも移動できる双方向のテレポート能力を入手したりすることができます(この場合、テレポーター入口の向きが「逆テレポート」したときのプレイヤーの向きに影響します)。Upgrade Buildings 水筒を使えば、テレポーターを一瞬でレベル3にすることができます。

実演動画

テレポーターのレベル

レベル ヘルス コスト(メタル) リチャージ所要時間
Without Eureka Effect With Eureka Effect
1 150 50 25 10秒
2 180 250 125 5秒
3 216 450 225 3秒

関連実績

Achieved.png 全般

リフトウォーカ
リフトウォーカ
エンジニアテレポーターを使用してから5秒以内に敵を倒す。

Controlpoint.png Foundry

Claim Jumper
Claim Jumper
テレポーターを使用してから 12 秒以内にコントロールポイントを奪う。

Leaderboard class scout.png スカウト

クローザー
クローザー
テレポーター入り口を 3 回破壊する。

Leaderboard class pyro.png パイロ

一寸先は炎
一寸先は炎
テレポーターを使ったばかりの敵 10 人に点火する。
放火嗜好者
放火嗜好者
エンジニアが作成した装置を 50 個破壊する。

Leaderboard class demoman.png デモマン

ネス湖の爆弾野郎
ネス湖の爆弾野郎
テレポートした敵を 5 秒以内に粘着爆弾で倒す。

Leaderboard class heavy.png ヘビー

五秒計画
五秒計画
テレポーターを出てから 5 秒以内に敵を 1 人倒す。

Leaderboard class engineer.png エンジニア

バトルラスラー
バトルラスラー
チームメンバー 100 人を戦場にテレポートさせる。

更新履歴

2007年9月26日 パッチ
  • 場所によってテレポートしたプレイヤーが動けなくなるバグを修正した。

2007年10月5日 パッチ

2007年10月9日 パッチ

  • デモマンのグレネードが1度バウンドした後にプレイヤーやエンジニアの建造物とぶつかる様になった(直撃しても爆発しない)。

2007年10月25日 パッチ

  • サドンデスでエンジニアが死んだときに建造物が爆発するようになった。
  • 建造物を破壊したときに追加スコアが入っていたバグを修正した。
  • グレネードが稀にプレイヤーや建造物をすり抜けるバグを修正した。
  • エンジニアの"build X"コマンドが適切に働くようになった。

2007年11月7日 パッチ

  • エンジニアが自分のテレポーターを使用してもポイントが入らないようになった。
  • エンジニアが建造物を破壊したときポイントが入るバグを修正した。
  • 機密情報を持ったプレイヤーがテレポートできないようにした。

2007年11月21日 パッチ

  • 建築物の骨組みが休眠中のエンティティのキャッシュを併合してしまうのを修正した。

2007年12月20日 パッチ

  • テレポートしたプレイヤーをかたどる粒子が表示されるようにした。
  • サッパーを仕掛けられた建造物がスパイから受けるダメージを少なくした。
  • [非公開] Dustbowlの金網の後ろにセントリーガンやテレポーターを建てられてしまう脆弱性を修正した。

2008年2月14日 パッチ

  • 建築物がその所有者によって破壊されたときにサーバーログが残るようにした。

2008年2月28日 パッチ

  • エンジニアがサーバーから出たときに建造物が消滅する代わりに爆発するようにした。
  • エンジニアがサッパーを仕掛けられた建造物を破壊できるバグを修正した。

2008年4月29日 パッチ (Gold Rush アップデート)

  • 変装・透明化したスパイにはテレポーターのエフェクトが表示されないようになった。
  • テレポーターの使用回数表示の上限が32になっていたのを撤回した。
  • マップ製作者がエンジニアの建造物を破壊可能かのオプションも含めて設置することが可能になった。

2008年12月11日 パッチ

  • テレポーターがレベル3までアップグレードが可能になった。

2008年12月15日 パッチ

  • レベル2と3のテレポーターのサウンドを追加した。

2009年1月28日 パッチ

  • テレポーターの入口または出口が片方しか存在しないときにエフェクトが現れるバグを修正した。

2009年2月24日 パッチ (Scout アップデート)

  • アップグレードしたテレポーターに新しいサウンドを追加した。

2009年5月21日 パッチ (Sniper vs. Spy アップデート)

  • スパイが敵テレポーターを使用できるようになった。

2009年5月29日 パッチ

  • デッドリンガーを構えているスパイが出口の上に立っていてもテレフラグするようにした。

2009年6月23日 パッチ

  • テレポーターを建てれることができるはずの位置に建てれないバグを修正した。

2009年8月13日 パッチ (Classless アップデート)

  • エンジニアがレンチで叩くと出入口の両方が修理されるようになり、サッパーも両方とも外されるようになった。

2009年8月31日 パッチ

  • 水中にある建造物を水の外から燃やすことができるバグを修正した。
  • テレポートしたスパイが出口にいる敵にスタック(重なって動けなくなる)バグを修正した。
  • キルログがテレフラグによるキルのときに誤ったマークを表示するバグを修正した。

2010年4月29日 パッチ (119th アップデート)

  • 開通したテレポーターの片側が破壊されたときにもう一方がレベル1に戻るようにした。
  • テレポーター出口の粒子エフェクトを異なるものにした。

2010年4月30日 パッチ

  • エンジニアが同じ装置を複数作ることができたバグを修正した。

2010年7月8日 パッチ (Engineer アップデート)

  • エンジニアが建造物を持ったり運んだりできるようにした。
  • 建造物を持ち上げたときにサーバークラッシュが起きる現象を修復した。

2010年7月9日 パッチ

  • サッパーを仕掛けられた建造物を持ち上げることができるバグを修正した。
  • 建造物を持っているときにクラス変更をするとキャラクターが変なポーズをとるバグを修正した。
  • エンジニアがスタンまたは敗亡後に建造物を持ち上げることができないようにした。
  • 建造物を運ぶことによって起きるサーバークラッシュを修復した。

2010年7月13日 パッチ

  • ラウンド開始時に建造物を運ぶことによって起きるサーバークラッシュを修復した。
  • ラウンド開始前に建造物を持ち上げることができるようにした。

2010年7月19日 パッチ

  • アリーナモードで建造物を持ち上げることができなかったバグを修正した。
  • テレポーターのヘルスを通常以上にすることができたバグを修正した。

2010年12月2日 パッチ

  • コンソールにコマンドを打つことでサッパーを仕掛けられた建造物を破壊することができたが、それをできなくした。

2011年2月22日 パッチ

  • [非公開] テレポーターを含めたいくつかの粒子エフェクトをより明るくした。

2011年9月15日 パッチ

  • アップグレードされたテレポーターがチャージが完了するまでレベルが正しくディスプレイ画面に表示されなかったバグを修正した。

2012年4月17日 パッチ

  • nobuild 属性の場所に建築物を建てられてしまうバグを修正した。

2012年8月2日 パッチ

  • まだ建設中のテレポーターにもサッパーを取り付けることができたのを修正した。
  • [非公開] テレポーターのアップグレードアニメーションが追加され、未開通から開通状態になるときにリングが光るようになった。
  • [非公開] テレポーター出口が入口の方向を指すようになった。
  • [非公開] アップグレードアニメーション中はテレポーターをレンチで叩いても効果が無くなった。

2013年4月18日 パッチ

  • VRモードでテレポーター出口から出てきた時の武器を修正した。

2014年6月11日 パッチ その1

  • テレポーターのヘルスが非常に多くなる脆弱性を修正した。
  • [非公開] テレポーターを使ったときにときどきパンがスポーンするようになった。

バグ

  • テレポーター入口が水中に建てられていると、その上に乗っても認識されずテレポートできない。
  • テレポーター出口が急な斜面に建てられていたり、特定の物体(特に大きな物や回転している物)の境界ボックス内に建てられたり、あるいは近くに投射物があったりした場合、テレポートしようとした瞬間に出口が自壊し、プレイヤーは入口に取り残されてしまう。これは、テレポートしたプレイヤーがオブジェクトにスタックする(一体化して動けなくなる)ことを防ぐために行われる措置である。
  • テレポーターが狭い角に建てられている場合、テレポートしたプレイヤーが出口でスタックしてしまうことがある。[1]
  • テレポーター入口を坂の頂点に設置し、出口をその坂の途中に設置(出口が入口のすぐ下になるように)した場合、テレポートしたプレイヤーが入口にスタックし、延々とテレポートを繰り返してしまう。
  • プレイヤーがテレポートしている最中に出口を破壊すると、稀にマップ外にスタックしてしまうことがある。
  • Mann vs. Machineにおいて、建築物のヘルス増加のアップグレードがテレポーターに何度も適用されてしまい、同じレベルの別の建築物よりもヘルスが高くなってしまうことがある。
  • テレポーターをアップグレードしたとき、アップグレードのアニメーション中にプレイヤーがテレポートしようとすると失敗する。
  • テレポーターを設置したとき、稀にテレポーターが横向きになってしまうことがある。この現象は、テレポーターの機能自体には影響を及ぼさない。
  • ときどき、テレポーターの円形のエフェクトが垂直になってしまうことがある。
  • 異なるチームのテレポーターを隣同士に並べ、セントリーガンをそれと同じチームのテレポーター側に設置すると、反対側にある敵チームのテレポーターを狙うことができなくなる。プレイヤーがテレポートしてきた場合は、すぐに攻撃を始める。

トリビア

  • エンジニアのテレポーターはTF Industriesの一部門のTelemaxで作られています。
  • Team Fortress 漫画によれば、オーストラリウムの効果を用いて開発されたそうです。[2]
  • 完成している入口または出口をアップグレードしているときに、もう片方が建造中である場合にアップグレードに少しだけより多くのメタルが必要となるときがあります。これはバグなのか意図的なものなのかは不明です。原因として完成が間もない装置がヘルスがマックスに達する直前に残りの不足しているヘルスをダメージと捉えて修理として余分なメタルを使用していることが考えられます。

ギャラリー

参照