メディックの高度な戦術

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仲間を救うヒーローになろう!
あなたの骨までチョン切ってやりますぞ!
— "うっかり"医療ミスをしたメディック

メディックの主な役割は、メディガンを使ってチームメイトを生き残らせ続けることだ。メディックはユーバーチャージを発動することで、味方に無敵化・クリティカルブースト・ノックバック無効と高速ヒール・特定の属性ダメージ軽減などの効果を付与できる。どれも試合の流れを変えられる強力な効果だ。

要点

  • 必ず味方と一緒に行動しよう。敵が誰でも、直接戦闘は避けるべきだ。
  • ユーバーチャージは、ヒール対象が体力満タンまたはオーバーヒール状態でも蓄積されるが、溜まるスピードは遅くなる。また、ヒール対象がディスペンサーやペイロードカートから回復を受けていたり、他のメディックからヒールされている場合も、同様にユーバーの溜まり方が遅くなる。
  • メディックは敵のスパイやスナイパー、スカウトから最優先で狙われるクラスだ。不規則に動き続け、周囲には常に目を光らせよう。
  • 周りに味方がいなくても、自分の命を守るためならユーバーチャージを使ってしまおう。殺られてしまうぐらいなら早めに使ってしまい、すぐに味方の元へ戻ろう。
  • チームから孤立してしまったら、ボイスコマンドで自分の位置を知らせよう。

全般的な戦術

  • メディックは、徐々に体力が回復する唯一のクラスだが、生き残るためには、その能力にばかり頼り過ぎないように。必要ならばチームメイトにメディキットを譲ってもらい、お返しに回復させてあげよう。
  • 良いメディックになるには、他のクラスよりも積極的にコミュニケーションを取ることが必要だ。回復相手に、敵の襲来やスパイの存在を知らせることで、有利に立ち回れる。マイクがあれば、即座に精確な情報を伝えられるし、テキストチャットを打っている間に無防備な姿を晒すこともなくなる。
  • メディガンのヒールビームは意外と射程が長く、ヒール中に後ろを向いても大丈夫だ。遮蔽物がない状況では、患者の後ろに隠れていよう。
  • メディガンは一度ターゲットを選択したら、どちらを向いてもヒールは途切れない。スパイに襲われないよう、周囲に目を配ろう。
  • メディックは最優先でメディキットを取っていいが、例外的な状況もある。ヘビーがSandvichを持っていれば、ヘビーからサンドヴィッチを貰って、お返しにヒールを掛けてあげよう。その後でヘビーがヘルスキットを取ればサンドヴィッチが補充される。サンドヴィッチの回復量はヘルスキット中と同じなので、この方法はヘルスキット小しか無い場面でのみ有効となる。

戦闘に関する戦術

  • 戦闘時に最も優先すべきことは、出来る限り多くのチームメイトを生存させ、なおかつ自分も生き残ることだ。攻撃を受けている味方や燃焼中出血中の味方は、常に回復し続けるようにしよう。
  • 離れた味方をヒールする際は、出来る限り自分からは近づかないほうが良い。相手から来てもらうか、ヘルスキットを取りに行ってもらおう。
    • もしCrusader's Crossbowを装備しているなら、傷ついた味方を撃つことで回復させられる。
  • 交戦中で目を離せないチームメイトに代わって、常に周囲に気を配ろう。敵が奇襲してきたら、すぐ近くのチームメイトに知らせよう。
  • 状況に応じて、ポケット(まんべんなくヒールを配るのではなく、1人だけを集中して回復させる戦術)を行おう。この戦術は、セントリーガンやポケットされた敵と戦うとき、またはユーバーチャージを使うときなどに必要になる。
    • 上記のような状況でなければ、普通はチームメイト全員を回復させたほうが良い。ヒール対象を回復させ終わったら、ほかにヒールを必要としている味方に切り替えよう。通常は、オーバーヒールされた1組のペアより、全員が体力満タンのチームの方が脅威だろう。
  • 孤立した状態で敵と遭遇したら、注射銃を浴びせつつ撤退しよう。近づかれたら、骨ノコに持ち替えて倒そう。
  • 注射銃は良い武器だが、投射速度は遅く、射程も限られている。自衛や限られた場面でのみ使い、普段は回復に専念しよう。
  • 敵に襲われたら、たとえ味方をヒール中でも逃げたほうがよい。マイクがあるなら、チームに撤退する旨を知らせよう。ユーバーを溜めて次の攻撃に備えるためにも、とにかく生き残ることが重要だ。

メディックの高速移動

メディックの高速移動とは、Quick-Fixを使って、機動力の高いクラスをポケットし、前線に素早く到達する方法だ。普通、スカウトデモマンソルジャーと協力して行われる。必要とされる武器には以下のようなものがある。

回復に関する戦術

メディックには様々なヒール手段があるため、ユーバーチャージだけでなく、それによってもプレイスタイルが変わってくる。

  • 通常のメディガンは汎用性が高く、オーバーヒールに長けている。最大までオーバーヒールさせた後はユーバーチャージの溜まりが遅くなるので、複数の対象を回復させるようにしよう。
  • Quick-Fixスカウトが多いチームで使うとスピードブーストを得やすくなるので、攻撃側チーム向きの装備だ。回復は速いがオーバーヒールは遅いので、複数の味方をヒールしよう。
  • Vaccinatorは敵が少ないときに使うと効果的だ。敵が多いと、複数の属性ダメージを受けることになって、効果が薄くなる。ユーバーチャージを発動するだけで回復ボーナスが得られるので、全てのクラスがポケットの候補となり得る。
  • Crusader's Crossbowによる回復は、メディーバルモードを除いて、通常のプレイではあまり使われない。患者と離れていて、その間に敵が大勢いるのでもなければ、近づいて普通に回復したほうが効率が良い。相手の動きと重力を計算に入れた精確なショットが必要になる上に、ユーバーチャージも溜まらないのだからなおさらだ。
  • 音楽療法ではオーバーヒール出来ないし、ユーバーチャージも溜まらない。また、発動中は完全に無防備になってしまう。奇襲を受けて大勢のチームメイトが傷ついた、といったような場合には使えるだろう。

ユーバーチャージに関する戦術

  • ユーバーチャージは、正しく使えばこのゲームで最強の能力だ。もうすぐでゲージが溜まるというときには、より一層、死なないように注意しよう。
  • 敵方にスナイパーやデモマンがいるときは、少し早めにユーバーチャージを発動しよう。ヘッドショットや粘着トラップで即死するリスクを減らすことが出来る。
  • オーバーヒール済みの味方より、傷ついた味方を回復させる方が、ユーバーが早く溜まる。このため、自分自身にダメージを与えられるクラス(ソルジャーデモマンBoston Basherを装備したスカウトDetonatorScorch Shotを装備したパイロ)は、戦闘時以外でもユーバーを早く溜める助けになってくれる。
    • セットアップ中は、2人以上のメディックが同じ対象をヒールしない限りは、常に最速でユーバーチャージが溜まる。
  • 通常のメディガンのユーバーチャージ発動中はダメージを受けないが、ノックバックは有効なため、ヒール対象と引き離されてしまうことがある。多くのクラスはノックバックさせる武器や能力を持っており、特にパイロのエアブラストとデモマンの粘着爆弾ランチャーには注意しよう。ただし、Quick-Fixのユーバーチャージ発動中はノックバックが無効となる。
  • 無敵状態になったとしても、1人で敵全員を相手にするのは難しい。どのユーバーチャージをかけるにしても、近くに他の味方がいるときを狙って、チーム一丸となって攻撃を実行しよう。
  • ユーバーチャージ発動中でも、メディガンの対象を変更できる。ヒールが切れてから無敵状態が切れるまでに時間差があるため、素早くターゲットを変更すれば、短い時間ではあるが、2人を無敵状態にさせられる。
    • ただし、1人にユーバーをかけ続けるよりも、ゲージの減りが早くなってしまうことは覚えておこう。
  • 無敵ユーバーを発動して敵エンジニアの基地を攻撃する際は、患者よりも前に出て、セントリーガンの的になろう。こうすると、患者が近づきやすくなるので、より多くのダメージを与えられる。ただし、絶対にジャンプしないように。セントリーガンのノックバック効果で吹っ飛ばされてしまうぞ。

武器別の戦術

プライマリ武器

注射銃

武器 キルアイコン 弾薬 ダメージ
装填数 携行数 近距離 中距離 遠距離 クリティカル
Syringe Gun
初期武器
注射銃
Killicon syringe gun.png 40 150 10-12 5-10 5-6 30
  • 注射銃は、1発あたりのダメージ量は少ないが、発射速度とリロード速度が非常に速い。近距離で使えば、馬鹿にならないダメージを与えることが出来る
  • 注射針は弧を描いて飛ぶ上に、投射速度も遅いため、当てるのは難しい。ターゲットをよく狙って撃とう。動く敵に当てるのはさらに難しいが、相手の動きを予想してその先に撃てば、中々のダメージを与えられる。
    • 投射速度の遅さも、曲がり角で撃つときや撤退しながら撃つときには有利に働くことがある。逃げるときに角を回りながら撃てば、敵も追うのを思いとどまるだろう。
  • メディックは後ろ向きで走っても、通常の移動速度のクラス(エンジニア・スパイ・パイロ・スナイパー)の方がほんの僅か速いだけですむ。そのため、追ってくる敵に対しても、距離を保ちながら注射針を浴びせることが可能だ。
  • 味方を回復するのも敵を攻撃するのも、試合の流れを変えうる。味方と交戦中の敵が弱るまでは、注射銃で援護して、その後で味方を回復させよう。

Blutsauger

武器 キルアイコン 弾薬 ダメージ 回復
装填数 携行数 近距離 中距離 遠距離 クリティカル ヒット時
Blutsauger
実績
Blutsauger
Killicon blutsauger.png 40 150 10-12 5-10 5-6 30 3

ブルートザオガーはメディックのアンロックプライマリ武器だ。注射針が敵に当たる度に、3HPがメディックのヘルスに還元される。ただし、普段のヘルス回復量が 2HP/秒 減少し、結果的に回復量は 1HP~4HP/秒 となってしまう。これは、メディックが最後にダメージを受けてからの時間経過によって変化する。

  • ブルートザオガーのヘルス回復効果は、敵に攻撃されて、周りに味方もいないときの撤退中に役に立つ。
  • ブルートザオガーを装備中は、いつもより少し積極的になれるだろう。忍び込んできた敵と戦うことも出来るが、ヒールを中断する余裕があるときだけにしておこう。チームメイトから離れず、出来るだけヒールを絶やさないように。
    • チームメイトとコミュニケーションを取って、敵を倒す手助けをしてもらおう。
  • ヘルス自然回復量が減少している影響は大きい。いつもより回復に時間がかかるので、ヘルスキットを取って素早く復帰しよう。ブルートザオガーを使えば楽に回復できる、とは思わない方がいいだろう。
  • ポケット中は、ポケット相手がやられると自分が狙われる番になる。そんなとき、逃げ切るまで生き残るのにブルートザオガーが役に立つだろう。ただしブルートザオガーではオーバーヒールできないことは覚えておこう。

Crusader's Crossbow

武器 キルアイコン 弾薬 ダメージ/回復
装填数 携行数 近距離 中距離 遠距離 クリティカル
Crusader's Crossbow
作成
Crusader's Crossbow
Killicon crusader's crossbow.png 1 38 38/75 56/112 75/150 113-225

クルセイダーズ・クロスボウは、クラフトで作成可能なメディックのプライマリ武器だ。飛距離に応じて、敵にはダメージを、味方には回復を与えるボルトを発射する。

  • クルセイダーズ・クロスボウを使った回復には、2つの欠点がある。
    • 味方をオーバーヒール出来ない。
    • ヒールしてもユーバーチャージを溜めることは出来ない。
  • クルセイダーズ・クロスボウは、注射銃やブルートザオーガーとは全く違った武器だ。低ダメージの弾を連射するのではなく、ダメージの大きい弾を1度に1発だけ発射する。クルセイダーズ・クロスボウではヘッドショット出来ないので、敵の身体の中心を狙って撃とう。
  • 敵を撃つ際、射線上に味方がいるなら、ジャンプして高さをつけてから発射しよう。ボルトが味方に当たってしまい、敵にダメージを与えられなくなる事態を防げる。
    • 敵味方入り乱れて戦っているところに撃てば、どちらに転んでもおいしい結果となる。特定のターゲットを狙わずとも、味方に当たれば回復、敵に当たればダメージを与えられる。
  • クロスボウを使えば、集中砲火を浴びているなどして、近づくには危険なチームメイトや、近寄って回復するのでは間に合わないチームメイトを救うことも出来る。
  • クルセイダーズ・クロスボウは突発的な回復力に長けている。回復中の味方が激しい攻撃に晒され、ヒールレートが間に合っていないとき、素早くクロスボウに持ち替えて撃てば75HPを回復出来る。その後はメディガンに持ち換えて回復を続けよう。
  • クルセイダーズ・クロスボウの火力は高くないので、敵に近づかれないようにしよう。それでも待ち伏せや奇襲を許してしまったら、近接武器に持ち替えるか、味方の後ろに隠れたほうが良い。
  • Huntsmanと違って、クルセイダーズ・クロスボウは水中や空中でも発射出来る。
  • 必要ならば、この武器で遠距離戦の火力を担うことも出来る。遠距離から撃てばダメージが上昇するし、味方を回復させるときも同様だ。回復させるときは、止まって貰うようにマイクで伝えれば、命中させやすくなる。
  • 味方のヘビーやデモマン、パイロといった近中距離クラスが敵のスナイパーと対峙しているときは、クロスボウで援護射撃することも選択肢に入れよう。
  • 長距離から撃ったクリティカルの弾が命中すれば、オーバーヒールされたソルジャーヘビー以外の敵は、一撃で倒すことが出来る。スナイパーを倒したり、退却させたりすることも出来るだろう。また、クリティカルは味方を回復させるときにも適用される。最大回復量は450HPだが、オーバーヒールすることは出来ないので、効果があるのは最大で349HP分(Dalokohs Barを使用したときのヘビーの最大ヘルス-1)となる。

Overdose

武器 キルアイコン 弾薬 ダメージ 効果
装填数 携行数 近距離 中距離 遠距離 クリティカル 移動速度(ユーバーチャージ100%時)
Overdose
作成
Overdose
Killicon overdose.png 40 150 9-11 5-9 5-6 27 117.33%

オーバードーズは、クラフトで作成可能なメディックのプライマリ武器だ。通常の注射銃より10%ダメージが低下しているが、ユーバーが溜まるにつれて移動速度が速くなり、最大で10%のスピードボーナスを得ることが出来る。ただし、スピードボーナスはオーバードーズを構えているときにのみ有効だ。

  • ユーバーチャージが溜まってきたが、回復相手はやられてしまい周りにも味方がいない、といったときにはオーバードーズに持ち替えて逃げよう。
  • 倒したい敵がいるときも、スピードボーナスのおかげで追いつくことが出来る。
    • ユーバーが満タンのときのスピードボーナスは、後ろ向きで走る際のスピードペナルティを打ち消してくれる(通常96%のところが106%になる)。パイロなど、通常のスピードのクラスが追いかけてきても、こちらは後ろ向きで走りつつ攻撃が可能だ。
  • ユーバー蓄積速度が遅い通常のメディガンを使用する場合や、小さいマップにおいては、スピードボーナスの恩恵は薄い。このようなときは、通常の注射銃を使うことも検討しよう。
  • オーバードーズは与ダメージが低いので、なるべく敵と戦闘にならないようにしよう。そしてチームメイトの庇護にばかり頼るのではなく、スピードボーナスを活かして攻撃を避けよう。
  • オーバードーズの与ダメージの低さは、致命的というほどではない。元々注射銃の攻撃力が低いこともあって、10%低下しても1発あたり1,2点のダメージ低下にしかならず、したがって至近距離で使うには問題ない。

セカンダリ武器

メディガン + リスキン

武器 回復 ユーバーチャージ
通常ヒールレート 最高ヒールレート ユーバーチャージ効果 ユーバーチャージ効果時間 チャージ速度 最長チャージ時間
Medi Gun
Stock
メディガン
24 ヘルス/秒 72 ヘルス/秒 無敵 8秒 2.5%/秒 40秒 (80)
Festive Medi Gun
開梱
Festive Medi Gun
Item icon Rust Botkiller Medi Gun.png Item icon Blood Botkiller Medi Gun.png Item icon Silver Botkiller Medi Gun.png
Item icon Gold Botkiller Medi Gun.png Item icon Carbonado Botkiller Medi Gun.png Item icon Diamond Botkiller Medi Gun.png

Botkiller Medi Gun

  • メディガンの基礎ヒールレートは24HP/秒だ。ヒール対象のチームメイトが過去10秒以内にダメージを受けていない場合、ヒールレートはその時間に比例して増加する。過去15秒間にダメージを受けていなければ、最大ヒールレートの72HP/秒に達する。
  • ヒールしているとき、プライマリ武器の発射キーを離すか、またはヒール対象が射程外に移動するまで、メディガンはヒール対象を「ロックオン」した状態になる。
    • マルチプレイヤーオプションから「メディガン使用時に攻撃キーを押し続けなくても回復し続けます」をオンにしておくと、誰かをヒールするときにボタンを押し続ける必要がなくなる。
  • 奇襲を受けたとき、ユーバーが満タンのまま死ぬぐらいなら、生き残るためにユーバーを発動させてしまおう。
  • 出来る限りメディック同士で回復させあおう。自分も相方メディックも生き残って、溜まったユーバーチャージをムダにしないように心がけよう。
  • ダメージを負った者を優先してヒールしよう。負傷したのを回復させるのには数秒で済むが、死んでしまったらリスポーンして前線に戻ってくるまでに数十秒はかかる。誰かをヘルス150%までオーバーヒールするよりも、まずは傷ついた味方を回復させよう。
    • 全ての味方に目を向けよう。ヘビーなどの強いクラスにばかり張り付き、他のクラスをないがしろにしないように。積極的に、チームメイト全員をヒールしよう。
  • チームメイトのヘルスを、メディガンでオーバーヒールした状態を維持するように心がけよう。

Kritzkrieg

武器 回復 ユーバーチャージ効果
通常ヒールレート 最高ヒールレート ユーバーチャージ効果 ユーバーチャージ効果時間 チャージ速度 最高チャージ時間
Kritzkrieg
実績
Kritzkrieg
24 ヘルス/秒 72 ヘルス/秒 クリティカルヒット 8 秒 3.125%/秒 32 秒 (64秒)
  • クリッツクリークはメディック用のアンロックセカンダリ武器だ。メディガンよりユーバーチャージが25%早く溜まり、発動すると無敵化の代わりにクリティカルヒット効果をヒール対象に与える。
  • クリッツクリークのユーバー効果は、メディガンの無敵化の前では意味をなさない。しかしチャージ速度が速いため、メディガンのユーバーが溜まるより早く、かつ頻繁に発動できるだろう。
  • クリティカルヒットは、装置に対しては通常のダメージ量となるため、セントリーガン自体に対しては効果が無い。しかし、デモマンやソルジャーにユーバーをかければ、グレネードやロケットの爆風で、セントリーガンの背後にいるエンジニアを倒しやすくなる。エンジニアさえ倒せば、セントリーガンもすぐに壊せるだろう。
  • クリッツクリークのユーバーチャージをかけるなら、ヘビー・ソルジャー・デモマンが適役だろう。どのクラスにかけても致命的なダメージを与えられるが、この3クラスは特に強力だ。誰に使うかは、状況に応じて選ぶと良い。
    • ソルジャーとデモマンはよく似ている。ロケットやグレネード、粘着爆弾の爆風で、コントロールポイントペイロードカート周辺の敵を一掃してくれるだろう。
    • ヘビーのクリティカル攻撃は、継続して攻撃可能で、また素早くターゲットを切り替えられることから、広く散開した敵集団に効果的だ。ユーバーチャージの効果が続く限り、多くの敵に致命的な攻撃を浴びせられる。クリティカル攻撃は飛距離によってダメージが減衰しないので、遠距離からでも多大なダメージを与えられる。
    • ヘビーソルジャーデモマンほど効果的ではないが、パイロにユーバーをかけるのも近距離戦では有効だ。火炎放射器のクリティカル攻撃なら、ほとんどのクラスを一瞬で倒せる。燃焼ダメージもクリティカルになるので、射程外に逃げられても高いダメージを与え続けられる。
    • 火力のある前線職がいなければ、スナイパーもクリッツクリークのユーバーの選択肢だ。全ての攻撃がチャージ無しのヘッドショット並みのダメージとなる。
  • クリッツクリークは待ちぶせ戦法にも向いている。奇襲したり背後から攻撃したり、気づいてないうちに攻撃すれば、反撃する暇も与えずに倒せるだろう。
オクトーバーフェスト
武器 回復 動作時間 概要
Oktoberfest
オクトーバーフェスト
Kritzkrieg 11 ヘルス 4 秒 メディックが武器の発射口に顔を向け、息を吸い込む。
  • 発動時間が長い割りに回復量は低く、そのうえ無防備になってしまう。やるならば安全な場所で、壁に背を向けて発動しよう。しかし、普通は別の回復手段を探しに行ったほうがいいだろう。
  • 燃やされたり出血させられたりして死にかけているとき、このタウントを使えば死を免れる。

Quick-Fix

武器 回復 ユーバーチャージ効果
通常ヒールレート 最高ヒールレート ユーバーチャージ効果 ユーバーチャージ効果時間 チャージ速度 最長チャージ時間
Quick-Fix
Craft
Quick-Fix
33.6 ヘルス/秒 100.8 ヘルス/秒 メガヒール 8 秒 3.125%/秒 (1.5625%/秒) 32 秒 (64秒)

クイックフィックスは作成可能なメディックのセカンダリ武器だ。これは通常のメディガンよりヒールレートが40%高く、チャージレートも25%高い。クイックフィックスのユーバーチャージ効果は「メガヒール」だ。これはヒール速度が300%まで向上し、また移動を妨害するような効果(例:ナターシャ減速エアブラストなど)を無効化する。しかし、メディガンが50%までオーバーヒール出来るのに対して、クイックフィックスでは半分の25%までしかオーバーヒール出来ない。

  • クイックフィックスとそのメガヒールは、侵攻中のチームメイトを生き残りやすくし、また敵を倒しやすくする。ヒールレートの高さを活かすため、味方集団に付いて行動しよう。
  • クイックフィックスで回復中は、ヒール対象と同等の速度まで、メディックの移動速度が向上する。基本速度のままでこの効果が適用されるのはスカウトをヒールしているときだけだ。しかし、これは武器の効果によるスピードアップ(例:スカウトの Baby Face's Blasterクリティコーラ、デモマンのEyelander、パイロのPowerjack、メディックのOverdose)にも適用される。これらのクラスをヒールすれば、素早く前線に到達することが出来る。ただし、スカウトのようにダブルジャンプは出来ないので、障害物に引っかかって通れない所もある。
  • 爆風ジャンプするチームメイトにも付いていけるので、これにより素早く前線に到達したり、通常届かない場所に登ったりできる。患者の方も、ヒールされているので通常より頻繁にジャンプ出来るし、空中戦になっても生き残りやすい。慣れていないうちはすぐに置いて行かれてしまうので気をつけよう。チームメイトがジャンプしようとしていたら、出来るだけ近づき、エアストレイフでジャンプをコントロールしよう。メディック自身は、ジャンプした時にはダメージを受けないが、着地するときに落下ダメージを受けることを頭に入れておこう。
  • Eyelanderを使うデモマンは良き相棒だ。デモマンは4つ首を取ると非常に強力になり、ポケットするのに最適だが、移動速度が速くなりすぎて、置いて行かれてしまう。そこでクイックフィックスの出番だ。粘着爆弾ジャンプで減ったデモマンの体力を回復しつつ、その間に敵を倒して貰おう。デモマンが首を3つ以上取ると、スピードアップの恩恵が受けられる。この戦術は盾を持ったデモマンにも有効だが、突進するときにしかスピードブーストを受けられないので、やはり粘着爆弾ランチャーの方が効果的だろう。
  • スカウトは前線まで運んでもらうには良いが、体力と攻撃力が低いため、ポケットし続けるには向いていない。目に見えて速度が上昇するが、メディックはダブルジャンプ出来ないので、障害物に引っかかることが多い。 クリティコーラを飲んだスカウトをヒールするのはいい考えかもしれない。スピードと攻撃力が上昇するし、被ダメージの上昇は回復で補ってやれる。また、Baby Face's Blasterによっても、速度が大きく上昇する。スカウトがPretty Boy's Pocket Pistolを持っていれば、体力も上昇する。火炎攻撃には弱くなってしまう弱点をヒールで補えば、ポケットの選択肢となり得る。機密情報やコントロールポイントを奪取する際には、特に有効だ。
    • Shortstopにはヒールレートを向上させる効果があるので、ポケットされたスカウトがより強靭になる。
  • メガヒールは、味方が少なく、敵も1,2人しかいないときに使っても効果が薄い。多数のチームメイトが侵攻していたり、敵の集中攻撃に晒されているときが使いどきだ。だが、死にかけている味方を救うためなら、惜しまずに使おう。
  • メディガンほど絶対有効ではないが、自分が死にそうなときにユーバーチャージを発動すれば助かることが出来る。ヒール対象がいなくても、ユーバーチャージの高速回復効果は自分に適用されるし、ノックバック無効も同様に発揮される。

Vaccinator

武器 回復 ユーバーチャージ効果
通常ヒールレート 最高ヒールレート ユーバーチャージ効果 ユーバーチャージ効果時間 チャージ速度 最長チャージ時間
Vaccinator
Craft
Vaccinator
24 ヘルス/秒 72 ヘルス/秒 選択した属性のダメージを75%軽減 2/4/6/8 秒 3.75%/秒 26.67 秒

ヴァクサネーターはメディック用の作成可能なセカンダリ武器だ。これは通常のメディガンよりチャージレートが50%高い。スペシャルアタックキーを押すと、銃弾・爆発・火炎の3つのダメージ属性から1つを選べる。メディックとヒール対象は、選択した属性からのダメージが10%軽減される。ユーバーチャージ発動中は、軽減率が75%となり、また、ヒール対象が受けたダメージの25%分がメディックのヘルスに還元される。しかし、オーバーヒール中のヒールレートは通常のメディガンに比べて66%低くなる。

  • ヴァクサネーターは非常に早くユーバーチャージが溜まる。Overdoseと組み合わせればスピードアップ効果をすぐに享受できる。
  • ヴァクサネーターはすぐにユーバーが溜まるので、死亡時の損失も少ない。そのためヴァクサネーター使用時にUbersawを使うとメリットが薄く、むしろその攻撃速度の遅さが目立ってしまう。AmputatorSolemn Vowを代わりに装備しよう。
  • 耐性をどのタイミングで切り替えるかが重要だ。選択を誤ると死を招くこととなる。デモマン以外のクラスのデフォルト装備には、全て銃弾属性の武器が存在するので、非戦闘時は銃弾属性にしておくと良いだろう。もしパイロやデモマンが度々待ち伏せ攻撃をしかけてくるようなら、火炎か爆発属性にしておいてもいい。交戦中は、敵の装備をよく見て、それに対応して耐性を切り替えよう。
    • 銃弾属性は、仕様上、火炎・爆発ダメージと近接武器によるダメージ以外の全てのダメージが含まれる。そのため、銃弾耐性は最も汎用性が高い。
    • 通常は銃弾耐性にしておいて、必要なときに火炎または爆発に切り替えるようにするのがいいだろう。
  • 満タンまでオーバーヒールしたヘビーに銃弾耐性をかけると、スナイパーからフルチャージのヘッドショットを食らっても、Machinaによる攻撃でなければ生き残れる。メディック自身も、フルチャージの胴撃ちやチャージ無しのヘッドショットなら生き残ることが可能だ。
  • 敵スナイパーが脅威となるようなら、味方のスナイパーにユーバーチャージをかけると安全に対処出来る。ヘッドショットはクリティカル攻撃と見なされるので、ヴァクサネーターで軽減できるし、チャージレートの高さも相まって、敵のスナイパーは打つ手がなくなるだろう。
    • 周りに味方がいなければ、敵スナイパーから自分の身を守るために、ユーバーチャージを発動してしまおう。

近接武器

骨用電ノコ + リスキン

武器 キルアイコン 攻撃間隔 ダメージ
近距離 クリティカル
Bonesaw
デフォルト
骨用電ノコ
Killicon bonesaw.png 0.8 秒 65 195
Saxxy
プロモーション
Saxxy
Killicon saxxy.png
Conscientious Objector
ドロップ
Conscientious Objector
Killicon conscientious objector.png
Frying Pan
プロモーション
フライパン
Killicon frying pan.png
Freedom Staff
プロモーション
Freedom Staff
Killicon freedom staff.png
Bat Outta Hell
ドロップ
Bat Outta Hell
Killicon bat outta hell.png
Ham Shank
ドロップ
Ham Shank
Killicon ham shank.png
  • 骨用電ノコは注射銃よりも1発のダメージ量は高いが、時間当たりのダメージは低い。そのため、まだこちらに気づいてない相手への先制の一打に使うと良いだろう。他の近接武器と同様にクリティカル発生率が高い点も、注射銃には無い利点だ。
  • チームメイトをスパイチェックする際は、注射銃より当てやすい骨用電ノコを使おう。また、スパイは常に攻撃の機会を伺っているので、襲われたらすぐに骨鋸を取り出せるようにしておこう。
  • Solemn Vowは骨用電ノコの完全な上位互換だ。持っているならばそちらを使おう。
  • メディックはたいていのクラスより素早い。これは戦闘において大きな利点となる。とはいっても、やはり自分から戦いに加わったりせず、出来るだけ近接戦闘は避けた方が良い。

Ubersaw + リスキン

武器 キルアイコン 攻撃間隔 ダメージ
近距離 クリティカル
Übersaw
実績
Ubersaw
Killicon ubersaw.png 0.96 秒 65 195
Festive Ubersaw
開梱
Festive Ubersaw
Killicon ubersaw.png 0.96 秒 65 195

ユーバーソウはメディック用のアンロックセカンダリ武器だ。骨用電ノコより20%攻撃速度が遅いが、攻撃が当たる度にユーバーチャージが25%溜まる。

  • ユーバーソウは、チームメイトを狙う敵スパイを排除するときに使うと、特に効果的だ。2発でヒットさせれば倒せるうえに、他のクラスを狙って攻撃するよりも安全にユーバーチャージを溜めることが出来る。
    • スパイがDead Ringerを発動させた場合、ユーバーチャージは溜まらない。このことを覚えておくと、スパイが本当に死んだのかが分かる。
    • 変装中のスパイを攻撃した場合も、ユーバーチャージは溜まらない。しかし、近接攻撃のダメージは与えられる。
  • ユーバーソウは敵を倒すためというより、ユーバーチャージを溜めるための武器と考えて使おう。相手を倒すまで戦おうとせず、1発当てたら逃げたほうが良い。
  • ユーバーチャージがほぼ満タンのときに敵に襲われたら、ユーバーソウを当ててチャージを完了させ、素早くメディガンに持ち替えてユーバーを発動させよう。捨て鉢の作戦だが、通常のメディガンを持っていれば確実に生き残れる。
腰椎穿刺
キルアイコン 武器 ダメージ 動作時間 概要
Spinal Tap
腰椎穿刺
Killicon ubersaw.png Ubersaw 500 4 秒 メディックが腰を引いて勇ましい姿勢を取り、その後ユーバーソウを前方に突き差して引き抜く。ヒットすればどんな敵でも倒し、またユーバーチャージが100%になる。
  • この罵倒攻撃は時間がかかるので、敵がこちらに気づいていないとき意外は、やるべきではない。
  • このタウントは、ユーバーチャージで無敵状態になっている敵をスタンさせ、その効果時間を無駄にできる。倒すことは出来ないが、それでもこちらのユーバーチャージは100%になる。
  • 串刺しのタウントと同様に、敵を倒すのに必ずしもスタンさせる必要は無い。つまり、メディックが引き抜く動作をしている最中に敵が正面に来さえすれば、倒すことが出来る。
    • 逆に、スタンさせただけでは倒すことは出来ない。爆風やエアブラストなどによって、ユーバーソウを引き抜くアニメーションの前に、メディックまたはターゲットが射程外に出てしまうと倒すことが出来なくなる。
  • ヘビーのHoliday Punchと組み合わせると良いだろう。背中を殴るかクリティカル攻撃を当てるかすれば、強制的に敵が大笑いのタウントを始めてしまうので、その隙に腰椎穿刺で倒そう。相手が他の敵集団から分断されているときに試してみよう。
  • この罵倒攻撃の射程はとても長い。
    • 狭い入口で行うと、キルしやすくなる。

Vita-Saw

武器 キルアイコン 攻撃間隔 ダメージ
近距離 クリティカル
Vita-Saw
作成
Vita-Saw
Killicon vita-saw.png 0.8 秒 65 195
  • ヴィタ・ソウは作成可能なメディック用の近接武器だ。死亡からの復帰時に、最大20%までユーバーチャージを持ち越すことが出来る。その代わり、最大ヘルスが10減って140HPとなる。
  • ユーバーチャージのメーターを20%持ち越せるので、リスポーン後にユーバーを発動するのが早くなる。敵チームにより多くのプレッシャーを与えられるだろう。
    • Overdoseによって移動速度が2%速くなるので、原隊への復帰が早くなるのも利点だ。
  • ユーバーチャージ発動中に殺されると、残っていたチャージの内、最大で20%が保持される。
  • アリーナサドンデスなど、リスポーン出来ないゲームモードでは、ヴィタ・ソウを使うのは止めよう。

Amputator

武器 キルアイコン 攻撃間隔 ダメージ 回復
近距離 クリティカル タウント時
Amputator
作成
Amputator
Killicon amputator.png 0.8 秒 52 156 75
  • アンピュテーターは作成可能なメディック用の近接武器だ。音楽療法のタウントが可能になる。タウントを発動すると、メディックの周囲450ユニット以内にいるチームメイトを、メディガンやクリッツクリーグを使ったときと同等のヒールレートで4秒間回復する。
    • このタウントではオーバーヒールもユーバーチャージを溜めることも出来ない。
    • 周囲に複数の味方がいて、彼らが守ってくれているときに使おう。範囲内の味方全てを同等に回復できるので、人数が多いほど回復の効率が良くなる。
  • この武器を構えているとき、3HP/秒の自己回復効果と、与ダメージ20%減少の効果がつく。
    • これによりブルートザオーガーの体力減少を打ち消せるので、より積極的に行動できるようになる。
  • 与ダメージ減少のペナルティがあるが、回復効果はそれを補って余りある。そう考えるとアンピュテーターは骨用電ノコの上位互換とも言えるので、出来ればこちらを使おう。
  • タウントは開けた場所ではなく、周囲を囲まれた場所で、かつ味方が射程内に留まっていられるときに使うように。そうでないなら、発動中に殺られるリスクを考えて、メディガンを使ったほうが良い。

Solemn Vow

武器 キルアイコン 攻撃間隔 ダメージ
近距離 クリティカル
Solemn Vow
作成
Solemn Vow
Killicon solemn vow.png 0.8 秒 65 195

ソレム・バウは作成可能なメディック用の近接武器だ。装備すると、敵のヘルスと敵メディックのユーバーメーターを見ることができる。

  • 全くデメリットが無く、ソレム・バウは骨用電ノコの完全上位互換と言える。出来ればこちらを使おう。
  • ソレム・バウによって敵のヘルスが見えるので、逃げていく敵にすぐトドメをさせるか、または角に追い詰めたほうがいいかなどを、チームメイトに教えてあげよう。
  • ソレム・バウは逃げるか戦うかを決断するときにも役に立つ。相手があと数発の注射銃か1発の近接攻撃で倒せそうならば戦い、倒すのに時間がかかりそうなら逃げるようにしよう。
  • マイクでチームメイトとコミュニケーションを取れる環境なら、この武器が役に立つ。そうでないなら、他の近接武器の方がいいかもしれない。
  • この武器以外にも、スパイは敵のヘルスを見ることが出来る。

武器の組み合わせ

関連項目