装置
「 | 俺の自信作だぜ。
聴く
— エンジニア
|
」 |
装置とはエンジニアがPDAコントローラーを用いて建てる機械のことです。これにはセントリーガン、ディスペンサー、テレポーターの3種類があります。
目次
概要
装置を作成するには、十分な量のメタルが必要になります。次にPDAコントローラーで作成したい装置を選択します。この際設置可能な場所は平らで、タテ・ヨコともに十分なスペースがある場所になります。設置すると、装置は自動で作成されます。その際装置をレンチで叩くことで作成時間を短縮させることが可能で、複数のエンジニアで行うとより効果的になり、ジャグで叩いた場合はさらに作成スピードが30%早まります。ディスペンサーとテレポーターの作成時間はセントリーガンの2倍かかりますが、完成した瞬間から稼働を開始します。
プレイヤーと同様に装置にもヘルス(耐久値)があり、0になると破壊されます。装置の耐久値は作成開始時には0で、完成するにつれ徐々に高まっていくので、作り始めの装置は簡単に破壊することができます。プレイヤーと同様、装置に照準を合わせると現在の耐久値を見ることができ、壊れかけの装置は煙を吹き、火花が散り始め、火を噴き始めます。装置はクリティカルヒットおよびミニクリティカルに耐性があり、威力減衰や上昇の計算外のため、爆発ダメージを除き、どの距離からの攻撃でも一定のダメージを受けます。装置に攻撃しても与えたダメージ量の表示はヒットサウンドの再生はされず、ダメージを与えたときも破壊したときもなんらエフェクトは発生しません(ウィドウメーカーを除く)。
装置はレンチで叩くことでメタルを消費して、修理・アップグレードそして(セントリーガンのみ)消費した弾薬の補給が可能です。その際は修理→補給→アップグレードの順にメタルが消費されていきます。装置のアップグレードにはメタルが200必要で、アップグレードすると耐久値が20%上昇し、性能も向上していきます。
装置はスパイのサッパーで無力化することが可能です。サッパーが設置されると徐々に耐久値が減っていき、装置を作ったエンジニアにすぐさま警告が表示されます。サッパーはエンジニアの近接武器かパイロのホームレッカー/マウル/ネオン・アナイアレイターで叩くことで除去できます。サッパーが設置されている間は装置の修理・補給・アップグレードおよび破壊は不可能になります。
装置はスパイのレッドテープ・レコーダーを設置することでダウングレードが可能です。これを設置された装置はアップグレードのアニメーションを逆再生してダウングレードしていき、最終的には工具箱の状態になり無力化されます。これには作成時の2倍の時間がかかります。レコーダーが破壊されると、装置は破壊時のレベルのままになり、元のレベルに戻すには再度アップグレードする必要があります。
エンジニアはいつでもPDAコントローラーから装置を破壊することができます。これを使うと装置は敵に破壊されたときと同様に自爆します。装置の破片は拾うと弾薬あるいはメタルとして利用できます。サッパーを設置されている装置は破壊できません。装置はエンジニア自身が武器やセントリーガンで攻撃してもダメージを受けることはありません(ただしエンジニア自身はダメージを受けます)。
装置は水中に設置しても通常通り動作します。ただしテレポーターの入口は水中だとプレイヤーが乗っても反応せず、セントリーガンは水中の敵のみに反応し、水面の敵プレイヤーを検知しません。
Mann vs. Machine モードのセットアップタイムでは装置はレベル3(ディスペンサーもメタルが満タン)の状態で即座に作成されます。Buildings Upgrade Canteen を使用すると、作成途中のものも含めてすべての装置が即座にレベル3になります。また、エンジニアはアップグレードステーションで装置の性能を向上させることができます。
装置の詳細データ
Building type | 必要メタル | 耐久値 | 破壊時のスクラップのメタル量 | ||||
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作成 | アップグレード | レベル1 | レベル2 | レベル3 | |||
セントリーガン | Stock | 130 | 200 | 150 (450) | 180 (212) (540) | 216 (270) (648) | 15 x 4 (60) |
ミニセントリー | 100 | 無し | 100 (300) | 無し | 0 x 4 (0) | ||
ディスペンサー | 100 | 200 | 150 | 180 | 216 | 10 x 5 (50) | |
テレポーター | 50 | 200 | 150 | 180 | 216 | 6.25 x 4 (25) Entry 6.25 x 4 (25) Exit |
Building construction speed = Default construction speed / (1 + sum of all boosts)
- Default construction speed (Sentry Guns): 10.5
- Default construction speed (Dispensers and Teleporters): Sentry Gun speed x 2 = 21.0
- Redeployment boost (Sentry Guns): 2.0
- Redeployment boost (Dispensers and Teleporters): 3.0
- Mini-Sentry boost: 1.5
- Stock wrench boost: 1.5
- Jag boost: 1.5 + 0.3 = 1.8
- Eureka Effect boost: 1.5 / 2 = 0.75
- The first and second hits on a stock sentry gun will save 1.5 seconds, while all others will save 1 second. On dispensers, the first hit will save 2 seconds and all others will save 1 second.
Times assume wrench boosting is in constant effect. As the builder cannot swing their wrench until their weapon switch delay wears off, these values will be slightly slower in practice. Each additional Engineer adds their own personal wrench boost to the formula.
HUD
画面左上のHUDの情報は一目で装置の状況や敵スパイのサッパーの情報がわかります。各アイコンの詳細は以下の通りです。
運搬
装置は作成したエンジニアが装置のそばでサブ攻撃キーを押すことによって運搬することが可能です。これにより装置をわざわざ一度破壊せずとも別の場所に展開できるため、メタルと時間の節約になり、キル数やテレポート数といったスコアもそのまま引き継ぐことができます。装置はすぐに道具箱になって担がれ、左肩に担いでいる姿が全プレイヤーに見えます。運搬中のエンジニアの一人称視点では通常の作成時のように画面が表示されます。ダメージを受けている装置も運搬可能ですが、サッパーを設置されている装置は運搬できません。運搬可能な装置はそばに立って照準を合わせると装置の名前の右に灰色の表示が現れ(右図参照)運搬するためにはどのボタンを押せばいいか(サブ攻撃キーをどのキーに割り当てているか)が表示されます。
運搬は一度につきひとつの装置までです。運搬中は装置の種類やレベルに関わらず、エンジニアの移動速度が75%(225v)に低下し、ヘビーよりも少し遅い程度になります。また、再設置するまでは武器の変更ができなくなります。また、装置を運搬中も(自信のもの・味方エンジニアのものに関わらず)テレポーターを使用することが可能です。
装置を運搬中のエンジニアが死亡すると運搬していた装置も破壊され、大弾薬箱と同様の効果を持つ道具箱が落とされます。その際はエンジニアの死とともに道具箱が並んだ特殊なキルアイコンが表示されます。
装置の再設置時は作成時と似ていますが、通常の二倍の速度で作成され、近接武器で叩くことでさらに速度を上昇させることが可能です。アップグレード済みの装置の場合、アップグレードのアニメ―ションを伴うため、レベル1のものに比べて稼働までに時間がかかり、その間は運搬も不可能になります。損傷した装置は担いだ時の耐久値のまま再設置され、再設置中にダメージを受けたとしても稼働するまでは修理が不可能になります。
Mann vs. Machine モードでは運搬中も移動速度は低下せず、再設置も即座に行われます。
運搬の3動作(担ぐ、運ぶ、再設置)にはそれぞれ専用のセリフが存在します。
レスキュー・レンジャーを使うと、装置に照準を合わせられればメタルを130消費していかなる距離からでも装置を担ぐことができます。しかし装備中は運搬時にミニクリティカルダメージを受けるようになります。これは通常の運搬時であっても同様です。また、ユーリカ・エフェクトを装備中は装置の運搬が不可能になります。
破壊
装置は作成したエンジニア本人が破壊ツールを使うか、敵の攻撃およびサッパーの設置によって耐久値が0になることで破壊されます。また、装置を運搬中のエンジニアが死亡することでも破壊されます。装置を破壊したプレイヤーはスコアを1ポイント獲得し、スコアボードに記録されます。装置の破壊にはアシストは入りませんが、サッパーを設置中の装置の破壊には(サッパーを設置したスパイに対し)アシストポイントがつきます。また、運搬中のエンジニアのキルによる破壊でもアシストが入ります。。
破壊ポイントは自身の装置を破壊したエンジニアには入りません。また、セットアップタイムにおける破壊はスコアボードに記録されず、リベンジクリティカルの発生条件も引き起こしません。装備画面でエンジニアの近接武器を変更し(リスポーンや補給ロッカーに触れて変更後の近接武器に変更された瞬間)全ての装置が即座に破壊されます。また、エンジニアから他のクラスに変更する、別チームへ移動する、サーバーから切断することでも破壊されます。
敵によって装置が破壊がされると、エンジニアは専用のセリフを叫び付近の味方にそのことを知らせます。
関連実績
共通実績
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Foundry Pack
Claim Jumper テレポーターを使用してから 12 秒以内にコントロールポイントを奪う。 |
スカウト
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ソルジャー
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パイロ
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デモマン
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ヘビー
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エンジニア
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メディック
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スナイパー
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スパイ
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Mann vs. Machievements
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アップデート履歴
- セントリーガンのマズルフラッシュが描写されない問題を修正した。
- テレポーターの設置によってプレイヤーが移動不可能になる問題を修正した。
- デモマンのグレネードがバウンドした後でもプレイヤーおよび装置にぶつかるようになった。ただし直撃でない場合即座に爆発はしない。
- サドンデスでエンジニアが死亡すると装置がすべて破壊されるようになった。
- 装置の破壊に関するスコア計算の問題を修正した。これによりトータルの計算に含まれるようになった。
- グレネードがプレイヤーや装置をすり抜けてしまう問題を修正した。
- エンジニアの「○○を作成する」コマンドが以前のように任意のキーに直接バインド可能になった。
- 装置の破壊に関するスコア計算の問題を修正した。
- エンジニアが自身のテレポーターを使用することでスコアを得ることが不可能になった。
- 機密情報を持ったままテレポートが可能なエクスプロイトを修正した。
- 使用されていなかった装置のボーンマージのキャッシュを修正した。間違ったボーンにつけられた SourceTV の武器を修正した。
- サッパーを設置された装置は設置したスパイ本人からのダメージにわずかに耐性を持つようになった。
- テレポートされたプレイヤーにパーティクルが描画されない問題を修正した。
- エンジニアによる装置の設置と破壊のログがサーバーに記録されるようになった。
- セントリーガン影の描写がクリップを起こしていた問題を修正した。
- エンジニアがサーバーから切断すると、装置が従来の時代に消えゆく仕様から即座に破壊されるようになった。
- サッパーを設置された装置をエンジニアが破壊できてしまう問題を修正した。
- メディックあるいはディスペンサーにヒールを受けているプレイヤーがクラッシュを起こしてしまう問題を修正した。
2008年4月29日 パッチ (Gold Rush アップデート)
- 変装あるいは透明化中のスパイがテレポーターを使用してもパーティクルをまとわなくなった。
- テレポーターの使用回数のカウントが32で上限に達する問題を修正した。
- マップ製作者は装置を直接マップ内に配置可能になった。これはオプションで破壊されないようにすることが可能。
- テレポーターのレベルを3まで上昇させられるようになった。これによりレベルに比例して再チャージ速度が向上するようになった。
- ディスペンサーのレベルを3まで上昇させられるようになった。これによりレベルに比例してメタルの再補給と回復速度が向上するようになった。
- レベル2と3のテレポーター用の新たなサウンドが追加された。
- テレポーターが対応する入口/出口が存在しなくてもエフェクトを表示してしまう問題を修正した。
- アップグレード済みのテレポーター用の新たなサウンドが追加された。
2009年5月21日 パッチ (Sniper vs. Spy アップデート)
- スパイが敵のテレポーターを使用できるようになった。
- スパイがデッドリンガーを発動中、テレポーターを使用しても出口に立っている敵プレイヤーをテレフラグでキルできない問題を修正した。
- テレポーターが本来設置可能な場所(Badwater Basinのくぼみの縁の部分など)に設置不可能な問題を修正した。
2009年8月13日 パッチ (Classless アップデート)
- セントリーガンがそれが最も近い標的であった場合に、完全に透明化しているスパイに対して、射撃してしまう問題を修正した。
- エンジニアがテレポーターを叩くと、対になるもう一方のテレポーターも修理やサッパーの除去が可能になった。
- 水中の装置を水面上から燃やすことができる問題を修正した。
- 出口に敵プレイヤーが立っていた場合、スパイがスタックしてしまう問題を修正した。
- テレフラグが「テレフラグ」という武器によるキルとしてサーバーに計算されない問題を修正した。
- セントリーガンによる自殺でセントリーガンのキル数のカウントが上昇しなくなった。
- テレポーターが対になるもう一方が破壊されてもレベル1に戻らない問題を修正した。
- テレポーター出口が間違ったエフェクトを使用している問題を修正した。
- エンジニアがそれぞれの装置を1つ以上作成できる問題を修正した。
2010年7月8日 パッチ (Engineer アップデート)
- エンジニアが装置の運搬と再設置が可能になった。
- 装置の運搬によって引き起こされるサーバーのクラッシュの問題を修正した。
- セントリーガンを一回叩くごとに、アップグレード・修理・弾薬の補給がにまとめて可能になった。十分なメタルが無い場合はそれぞれ優先順位順に行われる。
- レベル2、3のミニセントリーを作成可能なエクスプロイトを修正した。
- サッパーを設置された装置を運搬可能なバグを修正した。
- ラングラー制御下のレベル3セントリーガンが弾切れにも関わらずロケットを発射できてしまう問題を修正した。
- 装置を運搬中にクラスを変更すると運搬時のポーズをとってしまう問題を修正した。
- スタン中及び敗北時に装置を運搬できないようになった。
- ラングラー制御下のセントリーガンに正しくエフェクトが描画されない問題を修正した。
- 装置を運搬中のプレイヤーに死亡によって引き起こされるサーバーのクラッシュの問題を修正した。
- ラウンド開始時の装置の運搬によって引き起こされるサーバーのクラッシュの問題を修正した。
- ラウンド開始前に装置を運搬する際の問題を修正した。
- レベル3のミニセントリーガンを作成可能なエクスプロイトを修正した。
- アリーナモードで装置を運搬不可能な問題を修正した。
- ラングラー制御下のセントリーガンでチームキルが可能なエクスプロイトを修正した。
- テレポーターが通常より多くの耐久値を有してしまう問題を修正した。
- エンジニアが複数のセントリーガンを作成可能なエクスプロイトを修正した。
- ラングラーを使用することでレベル3のミニセントリーガンを作成可能なエクスプロイトを修正した。
- エンジニアが複数のセントリーガンを作成可能なエクスプロイト(先日修正されたものとは異なる手法によるもの)を修正した。
- ラングラーを使用することでレベル3のミニセントリーガンを作成可能なエクスプロイトをついに修正した。
- コンソールから直接打ち込むことで、サッパーを設置された装置を破壊可能な問題を修正した。
- ミニセントリーガンによるキルにキルアイコンが追加された。
- [非公開] クリティカルロケット、グレネード、粘着爆弾、を含むいくつかのパーティカルエフェクトをより光らせることで危険性を分かりやすくした。これらの変更はATiのグラフィックカードなどを使用しているプレイヤーには表示されない。
- テキサス 1 の黒いバラ の実績がラングラー制御下のミニセントリーガンによるキルではカウントされない問題を修正した。
- 設置不可能な場所に装置を設置できてしまう問題を修正した。
- 設置不可能/リスポーンルームに装置を設置できてしまう問題を修正した。
- 運搬によって装置を浮かせることができてしまう問題を修正した。
- エンジニアの装置の状況パネルに関連する消失していたHUDサウンドを修正した。
- レッドテープ・レコーダーを設置された装置が常に一定の速度でダウングレードされない問題を修正した。
- レッドテープ・レコーダーによる装置の破壊に破壊通知が表示されない問題を修正した。
未使用のコンテンツ
- Repair Node という装置が Engineer アップデートでの追加用に考案されましたが、開発途中でボツとなりました。
バグ
- 再設置したレベル2,3セントリーガンは次のレベルに到達し再度アニメーションが開始される間に敵を補足しようとしてしまう。正面に敵が立っている場合、アップグレードのアニメーション完了前に攻撃を始めてしまう。
- エンジニアがクラスを変更すると装置が破壊されずにそのまま消えてなくなってしまう。これはエンジニアが近接武器を変更した際、チームを変更した際、ゲームを抜けた際の挙動と矛盾する。
- 損傷した装置を運搬して再設置すると、完全修復後もHUD上は装置が損傷しているように表示されてしまう。
- 再設置中は修理に必要なメタルが実際に補給に必要な量に依存せず消費されてしまう。そのため再設置を早めようとするとメタルを無駄に消費してしまう。
- 装置は重力や物理演算の影響を受けない。装置を設置した床が無くなってもそのまま浮き続けてしまい、移動する床などは装置を通り抜けてしまう。
- 装置が激しく損傷したことを示す火花や吹き出る炎は完全修復後もそのまま残ってしまう。これはその装置を運搬することで除去可能。
- セントリーガンをリスポーンルームへ運搬しようとすると破壊されてしまう。
- リスポーンルームの間近くに建てたセントリーガンを運搬しようとしても同様の現象が起こる。
- 装置を最初にレベル3にアップグレードすると、耐久値に追加で1ポイントされ、合計217ポイントになる。再設置や再度作成してもこの追加の耐久値は残ったままになる。しかし損傷し修理されると216に戻る。
ギャラリー
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