デモマンは万能なクラスで、平均以上のヘルスを誇り、高火力の武器を備えている。他のプレイヤーに対する戦術は、大抵のクラス相手であれば装備の変更で大きく変化することは無いので、彼らの役割に対して練ることが出来る。しかしデモマンは装備によってプレイスタイルが大きく2種類に分かれる。粘着爆弾ランチャーを主とする爆発物スタイルか、近接武器にChargin' TargeまたはSplendid Screenといった盾を身につけたスタイルだ。デモマンと戦うときは、両者の装備の違いが重要になるので、何を装備しているかを注意して観よう。
全般
役割
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- デモマンは防衛に強いため、マップ上の防衛地点の背後に潜み、他のクラスのように精力的に敵を追いかけては行かない。また彼はとりわけ中距離戦闘に強いため、ダメージを軽減するために距離を詰めよう。デモマンは爆発物の扱いに最も長けるクラスのひとつであり、簡単に装置を一掃することが出来る。
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ヘルス
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- デモマンの基本ヘルスは175あるため、かなりのダメージに耐えうる。窮地に追い込まれない限りは、逃げるよりも戦い続けるだろう。
- デモマンは特定の武器によるボーナスまたはペナルティにより、ゲームで最もヘルスが変化するクラスだ。加えて特定の武器は最大ヘルス値を増加させたり、敵を殺す度に回復するものもある。何を装備しているかに注意し、ヘルスを推し量ろう。
- Chargin' TargeまたはSplendid Screenを装備したデモマンは炎と爆発物に対する耐性が大きく向上している。しかし銃弾系武器と近接武器には滅法弱いぞ。
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移動速度
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火力
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- デモマンはメイン武器およびサブ武器を使用しているときは危険だが、投射物は放物線を描いて発射されるので、狙いは付けづらくなっている。接近して投射物を避けることでデモマンを倒しやすくなるし、それでも爆発物を使おうとすれば自爆するかもしれないので、優位に立てるぞ。
- 盾と近接武器を装備したデモマンはプレイヤーに突撃し、突撃の終わりごろの100%クリティカル攻撃で殺しにかかってくる。近接武器の広い攻撃範囲と突撃を避け、通常の移動速度になったところを攻撃しよう。
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爆発物装備
広い範囲に破壊的なダメージを与えられる武器という武器の性質上、爆発物系デモマンには接近戦を挑むのが最善だ。強力とはいえ、デモマンのグレネードランチャーは他のクラスよりエイムが難しく、一直線に向かっているのでも無い限り動く敵に対しては非常に当てづらい。また、粘着爆弾ランチャーも即座に反応することが難しいため、奇襲をかけるのが有効だ。そして両方とも比較的長いリロード時間を要する。この装備の欠点として、近接戦闘では自爆の可能性があるため非常に弱ってしまう。粘着爆弾ランチャーを装備したデモマンを追いかけ回すのは大変危険なので、彼が粘着爆弾のワナに誘い込もうとしているのか、あるいはそうでないのかを慎重に判断する必要がある。
ソルジャー、パイロ、スカウトは経験豊富な相手でなければデモマンを倒しやすいクラスだ。デモマンは途方もなく空中戦に弱い。武器は撃てても空中ではグレネードランチャーの命中率は著しく減少するし、粘着爆弾ランチャーの軌道は見え見えになる。それゆえ何をしようと空中では君のほうが有利になる。ソルジャーはロケットの直撃を一発当て、場合によってはもう一発爆風を当てれば、後はショットガン一発でトドメだ。デモマンに照準を合わせさえすれば外すことはない。また高速武器切り替え能力にも対処できないので、パイロでのプレイ時には特に有効だ。即座にデモマンに着火すれば、彼は本能的にグレネードランチャーを取り出して攻撃してくるだろう。退却してショットガンを撃とう。粘着爆弾ランチャーを取り出したら、こちらは火炎放射器に切り替えて再び近づき、爆弾を彼のもとに跳ね返してやろう。スカウトなら特に問題はないだろう。デモマンの爆発物は非常に狙いをつけづらいので、ダブルジャンプ(またはAtomizer装備時であればトリプルジャンプ)で頭上を飛び越え、再度攻撃しよう。
近接武器装備
デモマンは危険な近接武器と、ダメージ軽減効果のある盾を装備画面から左腕に身につけて戦場を駆け回ることもできる。盾を装備中はデモマンはその突撃能力でいきなり間合いを詰め、短時間ながらクリティカル攻撃を繰り出せる。なお注意点として、デモマンの近接武器のクリティカルは装備に依存し、即死させられるのはソルジャーとヘビー(オーバーヒールされているならなおさら)を除くクラスのみだ。手強いことにSplendid Screenによる突撃はどの距離からでも一定のダメージを与え、追加のクリティカル近接攻撃も繰り出せる。これにより大抵のクラスは即死させられるため、非常に危険だ。これを回避する最善の方法は突撃を中断させてやるか、突撃がクールダウン中のみ攻撃することだ。突撃が完了するか、または爆発や移動を妨害する攻撃(減速、スタン、圧縮ブラストなど)を与え、再使用可能になるまで待機させるという方法もある。突撃中のデモマンの旋回速度は非常に制限されるため、一番簡単に避ける選択は進路から逸れてやることだ。避ける余地の少ない通路や他の狭い通路で戦うのはやめよう。デモマンの近接武器の多くは攻撃範囲が広く、彼の好きに勝率をゆがめることが出来る。盾を装備しているデモマンはグレネードランチャーも持っている可能性があるので、接近戦はオススメできない。
避ける自信があるなら、デモマンの突撃を誘い出して料理してやろう。圧縮ブラストで吹き飛ばすもよし、ロケットで空に撃ち上げるもよし、サンドマンでスタンさせるもよしだ。彼が無力になったのちに近接攻撃範囲外に逃げてから攻撃をかけよう。その際は爆発ダメージは軽減されてしまうので、通常通りダメージの入る銃弾系武器を使おう。
武器別の対策
メイン武器
グレネードランチャー
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- グレネードランチャーはリロード時間が長く装弾数が少ない。リロード中に攻撃しよう。
- デモマンのグレネードは遮蔽物や曲がり角の向こうへ跳ね返るので、グレネードランチャー使いのデモマンを相手にするときはそれらに頼り過ぎないようにしよう。狭い通路は爆風ダメージの半径が狭まるため、特に危険だ。
- グレネードランチャーから発射される弾は大きな放物線を描いてゆっくり飛んで行き、避ける余裕は十分あるので、低速なクラスでも遮蔽物に隠れたりデモマンを即座にキルできる。
- グレネードランチャーによるダメージや死を避けられないようなら、完全に密着してやれば、デモマンも自爆ダメージを負う。
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Loch-n-Load
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- ロックン・ロードの装弾数はグレネードランチャーの半分しかない。2発避けてリロード中に攻撃してやろう。
- ロックン・ロードから発射される弾は敵のプレイヤーまたは装置に当たらない限り爆発しない。遮蔽物に隠れるかデタラメに動き回れば攻撃をくらう可能性を抑えられる。
- ロックン・ロードの弾は必死になって避けよう。一発でも喰らえば大抵のクラスはオダブツだ。またロックン・ロードは弾速が速いため、移動速度の遅いクラスにとっては不利になる。撃たれる前に倒すか隠れるかしよう。
- ロックン・ロードの自爆ダメージは増加している。仮に接近戦で殺されてしまっても、デモマンにかなりの傷を負わせられるか、自殺に追い込めるだろう。
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Ali Baba's Wee Booties/Bootlegger
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- アリババズ・ウィーブーツは着用者の最大ヘルスを25増加させる。そのためこれを装備したデモマンは反撃するに十分な余裕を持つので気を付けよう。
- しかしデモマンはグレネードランチャーを装備できなくなる。とはいえ粘着爆弾ランチャーを持っている可能性はあるので、左腕に盾があるかどうか確認しよう。
- アリババズ・ウィーブーツは盾による突撃中の旋回速度を倍増させる。避ける余地と障害物のある場所に留まり、デモマンの突撃を避けられるようにしよう。
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Loose Cannon
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- 他のグレネードランチャーとは異なり、ルーズ・キャノンの砲弾はプレイヤーに直撃しても起爆せず、バウンド後は爆発ダメージが減少する。接近戦を挑むか集団で仕掛ければ、デモマンは反撃が難しくなるぞ。
- しかし砲弾のノックバック効果を甘く見てはいけない。デモマンはこれを利用して君を味方から孤立させたり、マズい状況に追い込んだり、危険ギミックに吹き飛ばしてくるかもしれない。
- この武器の時限爆発に注意だ。これによってデモマンは少々戦術的に有利になっている。
- 爆発ダメージには気を付けよう。砲弾の直撃ダメージと爆発ダメージとを同一の敵に0.5秒以内に与えた場合 "Donk! x2 " という爆発ダメージがミニクリティカルになる特殊効果がある。
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サブ武器
粘着爆弾系
- 粘着爆弾は銃弾系および近接武器で破壊可能だ(後者はめったにオススメしないが)。ダメージを回避または軽減するために、爆破される前に撃ち壊そう。
- 設置された粘着爆弾に爆風か圧縮ブラストを当てると吹き飛ばすことが可能だ。手遅れになる前にどこかにやってしまおう。
- デモマンは設置した粘着爆弾の罠を頻繁に見ていなければならない。罠に集中しているデモマンは奇襲や遠距離攻撃に弱くなっているぞ。
- デモマンを倒せば自動的に粘着爆弾も全て消え去るので、チームの攻防にかなりの助けとなる。
粘着爆弾ランチャー / Festive Stickybomb Launcher
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- 粘着爆弾ランチャーはその攻撃可能になるまでのタイムラグにより、接近戦をより苦手としているが、かなりの爆発ダメージを誇るため、注意が必要だ。
- 粘着爆弾ランチャーはリロードにかなりの時間を要する。撃ち出される粘着爆弾を避け、リロードが必要になったところを狙おう。
- 典型的に、デモマンは見づらいところに粘着爆弾を仕掛け、敵が来たら爆破する。粘着爆弾を起爆させたらもう一度再設置する必要があるため、君のチームにとって彼を圧倒する絶好のチャンスとなる。
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Scottish Resistance
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- スコティッシュ・レジスタンスはそのエイム必要時間の長さから直接戦闘には向いていないが、複数の罠を設置するのに使える武器だ。この武器の粘着爆弾には注意しよう。対処しなければならない粘着爆弾は見えているものだけとは限らない。
- この武器の粘着爆弾は事実上何処にでも設置されている可能性がある。これに対抗するにはじっと動かず、デモマンが起爆したときにのみ移動することだ。
- この武器の粘着爆弾の近くにデモマンが見当たらなくとも、彼は壁越しに粘着爆弾を見ることが出来る。そしていつでもどこでもどれでも思い通りに起爆可能だ。
- スコティッシュ・レジスタンス使いのデモマンは大抵、粘着爆弾にのみ集中しているので、奇襲が効果的だ。
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Sticky Jumper
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- 頭の良いデモマンはスティッキー・ジャンパーで高高度ジャンプや長距離ジャンプをし、他の武器で奇襲をかけてくるだろう。
- スティッキー・ジャンパー持ちのデモマンは、特に既に粘着爆弾を設置済みであれば即座に退却できる。また戦い保仕掛けてくる場合でも、ヘルスを大幅に犠牲にすることなく、マップ中の長距離飛行が可能だ。
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盾系
デモマンは粘着爆弾の代わりに盾を装備でき、12秒毎に突撃が可能で、その走り終わる瞬間に100%クリティカル攻撃を繰り出せる。そして特定の攻撃に対する耐性も向上させる。
- 突撃はスタン、減速、ノックバックといった攻撃によって遅らせたり無効化が可能だ。
- 突撃中のデモマンは前にしか進めず、方向転換も少ししか出来なくなる。特に隠れるに十分な時間を取れる距離がない場合や、デモマンが攻撃範囲の広い近接武器を構えている場合は、ストレイフで突撃を避けよう。余裕があるなら遮蔽物に隠れるのも有効だ。
- 突撃中のデモマンは正面から見ればヘッドショットしてくださいと言わんばかりのものだ。
Chargin' Targe
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- チャージン・タージはデモマンに炎と爆発ダメージに対する耐性を与え、炎上を防ぐ。可能であれば銃弾系武器で攻撃し、不可能であれば近接武器の範囲外に逃れよう。
- 突撃を避けられないようなら、逆に懐に潜り込んで突撃を一瞬で終わらせてやろう。ミニクリティカルおよびクリティカルダメージは数メートル突撃を続けないと発生しないためだ。
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Splendid Screen
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- スプレンディッド・スクリーンはチャージン・タージに比べてと爆発ダメージに対する耐性は低く、銃弾系武器ならば最大限ダメージを与えられる。
- スプレンディッド・スクリーンによる突撃ダメージはどの距離でも一定だ。そのため接近戦を仕掛けると突撃の不意打ちを食らうかもしれない。
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近接武器
関連項目
デモマン |
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| 武器 |
メイン武器 | | | サブ武器 | | | 近接 |
ボトル ( フライパン, Saxxy, Scottish Handshake, Conscientious Objector, Freedom Staff, Bat Outta Hell, Memory Maker, Ham Shank, ゴールデンフライパン, Necro Smasher, Crossing Guard, Prinny Machete) · Eyelander ( Horseless Headless Horsemann's Headtaker, Nessie's Nine Iron) · Pain Train · Scotsman's Skullcutter · Ullapool Caber · Claidheamh Mòr · ハーフ座頭市 · Persian Persuader | | | |
| | 能力 | | | 装飾アイテム | | | アイテムセット | | | スペシャル挑発 | | | 実績 | | | キャラクター | | | 戦術 | | | その他 | |
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