クリティカルヒット

From Team Fortress Wiki
< Critical hits(Redirected from Minicrit/ja)
Jump to: navigation, search


クリティカルヒットをお見舞いされたエンジニア
クリッツ!
ソルジャー

クリティカルヒットまたはクリッツとは、相手に攻撃をヒットさせたときに特殊な効果音と共に追加ダメージを与えられる強力な攻撃のことです。相手の頭上に緑色で'Critical Hit!!!' (ミニクリッツの場合は'Mini-Crit!')の文字が浮かび、効果音も同時に鳴ります。

クリティカルヒットは通常のヒットとは容易に見分けられます。例えば、ほとんどの近接武器では独特のスイングアニメーションが見られます。投射物(ロケット粘着爆弾など)ならチームカラーの光と粒子のエフェクトに包まれ、弾丸ならチームカラーの軌跡を描きます。 火炎放射器は追加のチームカラーの粒子を放出します。これらの見た目のエフェクトと共に、発射時にはバチバチという電気的な効果音も聞くことができます。

自爆ダメージにはクリティカルヒットによる追加ダメージは加算されませんが、クリティカルヒットを受けたときのサウンドだけは発生するようになってます。

クリティカルヒットは基本ダメージの3倍のダメージを与え、通常攻撃のように距離によるダメージ調整やダメージ量のランダム変化もありません。ただし、爆発系の武器では爆心からの距離による爆発ダメージの変化だけ発生します。そのため、 遠距離では殺傷性の低い武器(ミニガン)でもクリティカル時には非常に危険なものとなります。追加ダメージは元々の武器が持つ攻撃タイプではなく「クリティカルタイプ」として扱われるため、Vaccinatorアップグレードによる属性耐性では軽減できません。ただし、Battalion's Backupなどクリティカルタイプへの耐性を付与する機能も存在します。

クリティカルヒットでプレイヤーを倒した場合、通常の死に方とは異なる、大きな断末魔の叫びをあげて倒れます。ただし、爆発ダメージによる場合は除きます(通常の爆発キルによる「ウッ」という叫び声ですが、少し大きな声になります)。キルアイコンにも赤い円状のグラデーションが重なります。

クリティカルやミニクリティカルを付与する効果が重複しても、その効果は重複しません。例えば、Frontier Justiceのリベンジクリティカルを持っているエンジニアKritzkriegユーバーチャージをかけても、通常のクリティカルより大きなダメージを与えることはできません。同様に、死のマーキングジャラテ効果を同時に与えても、通常のミニクリティカル以上のダメージを与えることはできません。そのため、クリティカル効果を付与する能力を持ったプレイヤーがチーム内に複数いる場合、お互いに協力して調整しないと追加ダメージが無駄になってしまうことになります。1つの攻撃にクリティカルとミニクリティカルが同時に起こった場合、クリティカルヒットの方が優先されます。

クリティカルヒット率

関連項目: ダメージ
与ダメージによるランダムクリティカル率の変化

通常、各武器のクリティカルヒット発生率は2%です。さらに、直近の20秒間にプレイヤーが与えたダメージ量に比例して発生率にボーナスが加算され、その加算率は0ダメージの+0%から800ダメージ以上の+10%まで増加します。[1] 例えば、直近の20秒で累計200ダメージを与えた場合、ランダムクリティカルの確率に2.5%加算されて4.5%になります。つまり、通常時のクリティカルヒット発生率は最高12%ということになります。

近接戦闘の機会を増やすため、近接武器は他の武器よりクリティカル発生率が高く設定されています。基礎クリティカル発生率は15%で、遠隔武器の最大ボーナス加算時よりも高くなっています。さらに、直近のダメージ量によるボーナスが0%から45%加算されるため、直近20秒間で800ダメージ以上与えたプレイヤーの近接攻撃によるクリティカル発生率は60%となります。

ランダムクリティカル攻撃の繰り出し方は武器によって異なります。ショットガンリボルバーロケットランチャーなどの単発発射式の武器だとクリティカルの確率は一発一発の発射ごとの確率になります。これを踏まえショットガンの場合は、仮に1ダメージも与えていなかったとして一発発射するときに2%の確率でクリティカルの散弾が飛んでいきます。ミニガン注射銃火炎放射器ピストルのような連射式の武器は一秒ごとの確率になります。これらの武器でランダムクリティカルが出た場合は、2秒間クリティカルの攻撃が連射され続けます。この状態はそのときに構えていた武器にのみ適用されるため、ピストルがクリティカル状態になっている間にショットガンに持ち替えてもクリティカルヒットにはなりません。

特殊なパターン

特定の武器にのみクリティカルヒットを生じさせる状況が存在します。

ランダムクリティカルヒットも状況によるクリティカルも発生する武器

以下の武器は通常時のランダムクリティカルに加えて、特定の状況下でクリティカルヒットが発生します。

ランダムクリティカルは発生しないが状況によってクリティカルヒットが発生する武器

Frontier Justiceのリベンジクリティカルが可能なエンジニア

以下の武器はランダムクリティカルが発生しませんが、特定の条件を満たしたりクリティカルブーストを受けたりしたときにはクリティカルヒットが発生します。

ランダムクリティカルヒットも状況によるクリティカルも発生しない武器

以下の武器はランダムクリティカルや状況によるクリティカルは発生しませんが、クリティカルが生じる効果の影響を受けることはできます。

クリティカルヒットが発生しない武器

以下の武器はいかなる場合でもクリティカルヒットが発生しません。ただし、状況によってミニクリティカルになることはあります。


クリティカルヒットもミニクリティカルも発生しない武器

以下のアイテムは通常ダメージを与えられないため、クリティカルヒットにもミニクリティカルにもなりません。クリティカルブーストを受けると発光しますが、見た目の変化だけで何の効果もありません。


クリティカルブースト

クリティカルブーストとは、プレイヤーのあらゆる武器による攻撃がクリティカルになる状態のことです。この間は構えている武器がチームカラーで輝き出し、バチバチとした電撃エフェクトに包まれます。ナイフやスナイパーライフル、Southern Hospitality、Eyelanderなどのようなランダムクリティカルヒットが出ない武器でもこれによってクリティカルヒットが出せるようになります。ただし例外としてCow Mangler 5000でこの状態を得ることはできません。

クリティカルブーストは以下の状況下で得られます:

  • 旗取り(CTF)マップで相手の機密書類を奪取したチームメンバー全員には10秒間のクリティカルブーストが与えられます(サーバーホストがコンソールコマンドにて効果時間を変更したり、この効果自体を無効にすることもできます)。
  • ハロウィーンイベント中のHarvestMann ManorEyeaductGhost Fortマップでは、相手を倒したとき飴がたくさん入ったカボチャがランダムで出現することがあります。これを拾ったプレイヤーには3~4秒間のクリティカルブーストが与えられます。
  • Killing Gloves of Boxingは他の近接武器のようにランダムクリティカルが出る上、この武器で相手を倒すと5秒の間ヘビーがどの武器に切り替えてもクリティカルブースト効果を得られます。
  • Phlogistinatorは「Mmmph」ゲージを満タンまで溜めると10秒間この武器だけクリティカルブースト状態になるパワーアップを発動できます。

ファースト・ブラッド

アリーナモードでは、そのラウンドで一番最初に敵を倒したプレイヤーにファースト・ブラッドによるクリティカルブースト効果が与えられます。この効果は5秒間継続します。

  • 武器を切り替えると電撃エフェクトが見えなくなりますが、クリティカルブーストの時間が終わるまでは効果がなくなる事はありません。
  • Dead Ringerを使ったスパイの偽死を発動させた場合でもファースト・ブラッドボーナスを得られます。
  • スカウトでファースト・ブラッドを獲得すると実績の「ファーストブラッド」を解除できます。また、ファースト・ブラッドのクリティカルで5人の敵を倒すと「ファーストブラッド:パート 2」を解除できます。
  • 実績の「ファーストブラッド」はコンペティティブマッチメイキングモードでスカウトでも解除できますが、初キルでクリティカルヒットをもらえません。

ギャラリー

ミニクリティカル

ミニクリティカル攻撃を「浴びる」デモマン
すべての源からミニクリティカルを受けられるマークされた'プレイヤー'の上に表示されるアイコン
'死のマーキング'ですべての源からミニクリティカルを受けられる時に表示されるHUDアイコン

ミニクリティカル攻撃は基本ダメージに35%の追加ダメージが加算されます。通常のクリティカルヒットと同様に、距離によるダメージの減衰が起こらなくなりますが、至近距離でのダメージ上昇やランダム拡散の影響は受けるという違いもあります。クリティカル効果はミニクリティカル効果より優先されます。ミニクリティカルによるキルアイコンにもクリティカルヒットと同様に、赤い円のグラデーションが重なります。攻撃プレイヤーがミニクリッツのバフを受けている場合(バフ・バナーやBuffalo Steak Sandvich)、もしくは被害者側がミニクリッツのデバフを受けている場合(ジャラテや死のマーキング)には、挑発攻撃もミニクリッツになります。

プレイヤー自身が継続的にミニクリッツの攻撃を繰り出す方法としては以下の9種類が挙げられます:

特定のプレイヤーの被ダメージをミニクリッツにする方法としては以下の5種類が挙げられます:

そして、攻撃側と被害者側の両方が特定の状況下にあるときにミニクリッツ効果を得られる方法として以下の5種類が挙げられます:

以下は廃止されたミニクリティカル攻撃です:

  • Sun-on-a-Stickを燃えてる敵にヒットさせるとミニクリティカルダメージを与えられました。現在はクリティカルヒットのダメージを与えられます。
  • フレアーガンはもともと、中距離以内の燃えている敵にヒットさせるとミニクリティカルダメージを与えられました。現在は、火だるまの敵ならば距離関係なしにクリティカルヒットのダメージを与えられます。
  • 以前、Ambassadorのヘッドショットはミニクリティカル扱いでした。現在は通常のクリティカル扱いです。
  • パイロのエアーブラストで跳ね返した粘着爆弾はミニクリティカルダメージを与えられました。現在はミニクリティカルダメージとして与えられません。
  • Direct Hitはどんな方法であろうとも、とにかく空中にいる相手に(ジャンプ中でも)当てればミニクリティカル扱いでした。現在は爆風によって空中に打ち上げられた相手にしかミニクリティカルダメージを与えられません。
  • Buffalo Steak Sandvichは元々、効果発動中に使用者が受ける被ダメージをミニクリティカルにしていました。現在は被ダメージを25%上昇させます。
  • クリティコーラは元々、効果発動中に使用者が受ける被ダメージをミニクリティカルにしていました。後に被ダメージを25%上昇させる効果になり、現在は10%上昇させるようになりました。
  • Soda Popperのhype効果中はミニクリティカルダメージを与えられました。現在はジャンプ回数の増加に置き換えられました。
  • Cleaner's Carbineは元々キルで8秒間ミニクリティカルを得ました。現在はクリーナーズ・カービン使用中にダメージを与えて"CRIKEY"チャージを得て、交互発射中に"CRIKEY"メーターが満タンのときミニクリティカルブーストを得ます。

ミニクリティカルブースト

ミニクリティカルブーストとは、与えるダメージが全てミニクリティカルになる状態のことを言います。今のところ、クリティコーラ、バフ・バナー、"CRIKEY"チャージ発動中のCleaner's Carbine、Buffalo Steak Sandvichによって発動することができます。このミニクリティカルブーストの効果中は構えている武器が淡い黄色(REDチームの場合)か、淡いエメラルドグリーン色(BLUチームの場合)に輝き、足元に同じ色の光輪エフェクトが出現します。また、プレイヤーのヘルスバーの上部に"Mini Crit!"と表示されます。クリティコーラによるミニクリティカルブーストは通常のクリティカルブーストに近い見た目ですが、武器がより明るくなります。

すべての攻撃(セントリーガンや延焼ダメージ含む)のミニクリティカルダメージはミニクリティカルブーストを受けている間しか与えることができません。つまり、発射物を撃ったあと命中する前にブーストが切れてしまうとミニクリティカル効果を失ってしまうことになります。逆に、パイロがプレイヤーに火をつけた後にブースト効果を得た場合でも、ブースト効果が適用されて延焼ダメージはミニクリティカルになります。セントリーガンのミニクリティカルダメージは作成したエンジニアがミニクリティカルブーストを受けている時のみ発動します。

関連実績

Leaderboard class scout.png スカウト

ファーストブラッド
ファーストブラッド
アリーナマッチで初キルを挙げる。
ファーストブラッド:パート 2
ファーストブラッド:パート 2
ファーストブラッドのクリティカル率アップ効果がかかった状態で 5 人の敵を倒す。

Leaderboard class soldier.png ソルジャー

クリティカルロケットハンター
クリティカルロケットハンター
ブーストなしのクリティカルロケットを 2 発続けて打ち落とす。
トリプルヒットロケット
トリプルヒットロケット
クリティカルヒットのロケット 1 発で敵を 3 人倒す。

Leaderboard class pyro.png パイロ

ホットショット
ホットショット
クリティカルヒットのロケットを跳ね返してソルジャーを倒す。

Leaderboard class demoman.png デモマン

スコットランド式めった打ち
スコットランド式めった打ち
Eyelanderクリティカル攻撃で敵を 5 人倒す。

Leaderboard class heavy.png ヘビー

共産党マニ"フィスト"
共産党マニ"フィスト"
クリティカルパンチで敵を 1 人倒す。
鋼の肉体
鋼の肉体
クリティカルロケットの直撃を受けて生き残る。

Leaderboard class engineer.png エンジニア

リベンジニア
リベンジニア
リベンジクリティカルを使用して、セントリーガンを破壊した敵プレイヤーを倒す。
許されざるもの
許されざるもの
倒されることなく、リベンジクリティカルで敵を 3 人倒す。

Leaderboard class medic.png メディック

トリアージ
トリアージ
チームメイトが致命的な爆発に巻き込まれる直前(1 秒以内)にユーバーチャージを行う

Backpack Full Head Of Steam.png Foundryの実績

Cap Trap
Cap Trap
コントロールポイントを奪おうとしている敵をクリティカルヒットで倒す。

Mvm navicon.png Mann vs. Machineの実績

クリティカルテラー
クリティカルテラー
Use a canteen charged with 'Crit Boost' to destroy a giant robot.

アップデート履歴

2007年12月20日 パッチ
  • クリティカルの銃弾の軌跡が発射したプレイヤー以外には表示されていなかったのを修正した。

2008年2月14日 パッチ

  • ズーム状態のスナイパーの射撃がクリティカルヒットになるまでに僅かな遅れ(200ミリ秒)があったのを修正した。

2008年2月28日 パッチ

  • カスタムゲーム用のサーバーオプションを追加した:クリティカルヒットの無効化(tf_weapon_criticals),リスポーン時間の排除 (mp_disable_respawn_times), 最大プレイヤー数の24人以上の設定

2008年3月6日 パッチ

  • 爆発系武器(ロケット、グレネード)に関するクリティカル調整によって想定より高い発生率になっていたのを修正した。

2009年2月24日 パッチ (Scout アップデート)

  • クリティカルブースト時の効果音のオン・オフ設定を追加した。

2009年7月14日 パッチ

  • ミニクリティカルダメージが至近距離では減少していたのを修正した。

2009年7月21日 パッチ (Xbox)

  • クリティカルヒットの有効・無効の設定を追加した。

2010年7月13日 パッチ

2010年9月30日 パッチ (Mann-Conomy アップデート)

  • [非公開] Frontier Justiceが正しくクリティカルブーストを得られるようになった。

2010年10月19日 パッチ

  • アリーナモードでHoly Mackerelではファースト・ブラッドを得られなかったのを修正した。

2011年1月10日 パッチ

  • ヘビーのがクリティカルヒット時のアニメーションを実行していなかったのを修正した。

2011年2月7日 パッチ

  • Sun-on-a-Stickによる燃えている敵への攻撃がミニクリティカルからクリティカルになった。

2011年3月11日 パッチ

  • リベンジクリティカルの表記が正しく翻訳されていなかったのを修正した。

2011年4月14日 パッチ (Hatless アップデート)

2011年4月15日 パッチ

  • 以下の武器の「与ダメージ -25%」の性能を「クリティカルヒットなし」に変更した:
    • Eyelander
    • Gunslinger
    • Southern Hospitality
    • Horseless Headless Horsemann's Headtaker
    • Ullapool Caber
    • Claidheamh Mòr

2011年6月28日 パッチ

  • プレイヤーが回復を受けるとクリティカルブーストのエフェクトが無くなるのを修正した。
  • アリーナモードのファースト・ブラッドによるクリティカルが正しい期限に切れないのを修正した。

2012年2月2日 パッチ

  • Holiday Punchのクリティカルヒットを物理オブジェクトにヒットさせたのに起因してサーバーがクラッシュするのを修正した。

2012年4月27日 パッチ

  • [非公開] 粘着爆弾およびグレネードが、発射時にチームカラーの粒子に包まれ一瞬クリティカルのパーティクルエフェクトを放つようになった。

2012年12月21日 パッチ

  • ミニクリッツのダメージ計算を修正した。

2013年1月8日 パッチ

  • ミニクリッツのダメージが距離減衰の影響を受けていたのを修正した。

2015年1月7日 パッチ

  • Panic Attackのクリティカルブースト時のマテリアルを修正した。

2015年2月11日 パッチ その1

  • Panic Attackがクリティカル時に正しい発射音を使用していなかったのを修正した。

2015年3月12日 パッチ

  • Gunslingerの3連コンボによるクリティカルがチームメイトを叩くことでも発動してしまう脆弱性を修正した。
  • Phlogistinatorのボトル部分のマテリアルがクリティカルブースト時に光らなかったのを修正した。

バグ

  • 多くの効果や実績はクリティカルヒットとミニクリティカルを区別していない。そのためクリティカルヒットに関連する実績はミニクリティカルでも解除できる。
  • チームメイトにミニクリティカルの攻撃でアシストをされた場合、与ダメージ量が表示される場所に"Mini Crit!"のテキストが表示される。
  • 犠牲者がユーバーチャージ状態でダメージを受けなかった場合でもクリティカルヒットの表示がされる。
  • 稀に、クリティカルブーストを受けた状態で死亡すると、ヒットしていないにも関わらずパーティクルエフェクトと効果音が流れる。

参照